記事一覧
はじめまして、ちょっと自己紹介
はじめまして。
北海道函館市にある「函館視力障害センター」です。
正式名称は「国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局函館視力障害センター」といいます。長いですね。
当センターは、見えない方、見えづらい方の自立を支援しています。
ここでは、当センターにかかわることを中心に、いろいろな事を書いていきます。
過去ログ(別のブログ…現在非公開…に掲載していたもの)も、ご紹介していく予定です。
ど
パラリンピックでのボッチャ競技について
ボッチャの記事、連投です。(その2)
パラリンピックで「ボッチャ」の名前を知った、という方も多そうなので…。
(基本ルール、特別ルール等については、こちらの記事↓もどうぞ。)
**********
連日熱戦が繰り広げられていたパラリンピック。(2016年10月時点)
数ある種目の中でも今回注目したいのは、ボッチャ競技です。
今大会で初めて日本代表がメダル(しかも銀)を獲得しました!
おめでと
スポーツ交流会の「ボッチャ」
今日は、センター内のスポーツ交流会でおこなわれた「ボッチャ」についてレポートします。
開会式、競技についての説明の後、全員でストレッチ。
続いて、ボッチャのリーグ戦がスタートです。
ボッチャはパラリンピックの正式種目ですが、
センターのスポーツ交流会でおこなったのは、この時が初めてでした。
ボッチャでは、テニスボールくらいの球を使います。
握ると固いですが、表面は少しフワッとした触り心地で、
点字の数字(2)ついたち・ふつか編
前回、「ひとつ・ふたつ編」の最後に、
「日付と日数で、書き方にちょっと違いが出てきます。」
と書きました。
今回はそのお話です。
注:以下、点字の五十音を「仮名」と表現します。
数字等と区別をつけるため、便宜上です。ご承知おきください。
<点字の数字(2)ついたち・ふつか編>
「1日」と書いてある時、皆さんは何と読みますか?
ついたち?
いちにち?
恐らく、前後の文章で判断しますよね。
点字つきカレンダー(2)
点字つきカレンダーの続きです。
(1)はこちら↓
今日は、まず点字の数字の書き方について書きます。
点字の数字は、数字本体の前に、「数符」という記号をつけます。
一けたの数字なら2マス、二けたの数字なら3マス使います。
カレンダーで、このルール通りに書くと、けっこうなスペースが必要になり、「小型サイズのカレンダー」は無理かも…?
点字には、「小さいサイズの文字」は無いのです。
そこで、カレ
点字つきカレンダー(1)
カレンダーのお話です。
「ユニバーサルカレンダー」をご存じでしょうか?
正確に言うなら「ユニバーサルデザイン・カレンダー」でしょうか。
このカレンダーは、壁にかけて使うもので、一辺35センチくらいです。
弱視の方の中には、「黒い背景に白文字」が見やすい、という方が多いので、このような仕様のものが人気です。
(機会があれば、改めてご紹介しますね)
もっと小型のカレンダーもあります。
二つ折り
点字で「ひやけどめ」
身近な点字シリーズです。
ファーストフード店のドリンクのカップの点字、
清涼飲料水のビンの点字に続き…。
*****
函館でも、日傘を使う方を見かけるようになってきました。
全盲の方の場合、白杖と日傘を同時に持つのはなかなか難しいようです。
そうなると、強い味方は、帽子と日焼け止めです。
最近はコンビニエンスストアでも日焼け止めが買えて便利です。
スプレー式の日焼け止めを購入して…
ん?
点字校正器が無くな…った…?
以前、「点字校正器」のことを書きました。
校正器って何?という方はこちら↓
こういう道具です。↓
改めて調べたところ、もう、売っていないんですね。
日本点字図書館の用具部では既に発売終了でした。
数年前まで「在庫限り」で販売しているサイトはあったのですが…。
(補足:2024年3月現在、既に在庫も無くなっています。)
そもそも、点字印刷といえば、薄い金属や塩化ビニールの板を二つ折りにして、そ
点字用具・本来の用途ではないけれど
上の写真は…
お店で洋服や靴下などを買うと、値札やタグが、
細いプラスチック製の輪でつけられている事がありますよね。
あれです。
この細い紐には、タグファスナー、ループピン、
スナップロック、アンビタッチ…など、様々な呼び名があるようです。
(一般名詞なのか、商品名なのかわからないのですが…。)
冒頭の写真は、まだ輪にしていない時のものです。
細い紐の片方が、筒状になっているのがわかるでしょう
点字では「つーち」です。
身近な点字シリーズです。
少し前の話ですが、マイナンバーの通知書に点字が書かれていました。
点字をよく知らない方の中には、
「通知は、つーちではなく、つうちでしょう?」
…と、不思議に思われる方も、いらっしゃるかもしれません。
これは、点字には、「う」が長音で書かれる時があるという、独特の決まりがあるからです。
(全ての「う」を長音で書くのではなく、一定のルールがあります。)
さて、通知に点