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礼節の意味

エピソードゼロとなる続編が期待されている、英国紳士が主役のアクション映画の有名なセリフに「礼節が人をつくる(manner makes man)」というものがあります。

そして、礼節を軽んじる悪党どもは、片っ端からぶっ飛ばされていきます。

なぜ英国紳士はマナーを重んじるのか。そもそもマナーとは何のためのものなのかを考えていきたいと思います。

明文化された罰則のある守るべきものである「ルール」と違って、マナーは自発的に守るもの。

そもそもマナーの語源は、ラテン語の「手」という意味を持つ「マヌス(manus)」から。食事の際に手を使うので、その手が相手に不快感を与えないための気配りや作法から、広く一般的な「マナー」という言葉の語源になったとのことです。

「エチケット」という単語もありますが、マナーが社会的に望ましいとされる行動や作法という広義の意味合いに対して、エチケットは特定の相手を不快にさせないための作法ですから狭義の意味合いでのマナーと言えます。

つまりは、自らの「相手を大切に思う気持ち」を行動や作法で表したものがマナーということになります。

相手のためでもありますが、その気配りの行動が相手に良い印象を与え、結果自分に還元されることにもつながります。

あまりいい言い方ではないかもしれませんが、マナーを身につけた方が、生き抜いていく上で自分が損をすることが少なくなるような気がします。

どういう人間なのか、こちらから相手に与える最初のイメージが、人とのコミュニケーションやそこから生じるその先の信頼関係につながっていくのだと思います。

身だしなみ、態度、言葉遣い。

それによって味方を増やしもし、敵を増やしもします。

お客様に選ばれもし、去られもします。

そして、生きていく上での自分の選択肢を広げもし、狭めもします。

無礼は無礼を生み、礼節は礼節を生み出します。

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。


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