ごくらく

人生いろんなことがあるけれど、それはすべて宇宙の計らい。

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記事一覧

PTAの自発的活動を振り返る

約1年前の話。 PTAの役員があと1名足りないから、誰かできないか、という話を聞いた。正社員として働くことを辞め、娘の登校に付き添うことが多かった私は、こんなに学…

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3年前
11

2年生、修了

12月、毎日登校した娘は、冬休みなんていらない、学校に行ってお友達と遊びたいと話していた。それでも、クリスマス、お正月という子どもにとって魅力ある2大イベントに…

ごくらく
3年前
2

娘の2学期

運動会を終えた娘はほっとしたように、翌週はのんびり過ごした。週末はお友達と遊び、夕方、先生に会いに学校に行くことは続けていた。先生はいつも、温かかった。 見学イ…

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3年前
2

そして、運動会当日

運動会当日。前日より空気が冷たい朝だった。 すっきり目覚めた娘は、最近ブームになっている朝食の卵焼きづくりに専念していた。焦げ目がなく、きれいな黄色の卵焼きを作…

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3年前
7

運動会への道のり

今年度の運動会は例年より遅く、10月に行われることになった。昨年は、全く出場する気がなく、保護者観覧席から、子どもたちの運動会を見ていた娘。今年はどうなるかなと、…

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3年前
8

エネルギーの流れ

学校に行っていなくても、お友達と関わりたい気持ちが強い娘は、思いついた時に、お友達に手紙を書く。手作りしたアイロンビーズのブローチや、ビーズのイヤリング、自分で…

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4年前
19

世界一の幸せ

秋らしい空が広がるようになった。私の好きな季節が始まって、わくわくする。 洗濯物を干しながら、白いモクモクした雲が映える青空を見ていたら、あたたかな陽射しと共に…

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4年前
19

「ためらい」がもたらすもの

いつになく短い夏休みが終わった。 学校に行っていない娘にとっては、夏休みも、そうでない日も、さほど過ごし方に変わりはなかった。しかし、臨時休校にしろ、夏休みにし…

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4年前
6

夫に左右されない「在り方」を目指して

不安定な母を「そのままでいいんだよ」と受け入れてくれる娘だが、いつまでも甘えているわけにはいかない。いや、甘える時もあっていいが、それだけではいけない。 先送り…

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4年前
14

消耗は自己責任

分散登校で学校が再開して、通常登校になり、あっと今に1か月が経った。娘は、気が向いた時に学校付近を散歩してみたり、先生に会いに行ったり、好きなことをして過ごして…

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4年前
10

勇気と挑戦の記録

学校が再開した。娘は、再開当初はかなり頑張り、連続登校した日もあった。行った日は、それなりに楽しいと言って帰ってきたが、気を張って緊張して過ごしているのか、ここ…

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4年前
5

わずかだが、大きな壁

緊急事態宣言の最中も、幸か不幸か、夫は在宅勤務ではなく、普通に出勤していたため、生活リズムが大幅に変わることはなかったが、午前登校、午後登校が入り交ざる日々は、…

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4年前
8

自分の「内側」に気づくとは

娘を応援するどころか、傷つけてしまった分散登校二日目。翌日は休みだったのは、幸いだった。 私は、じっとしていられない性格なので、娘や夫が、ゴロゴロしているのを見…

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4年前
4

断ち切るべき負のループ

無事、分散登校初日を乗り越えた娘だったが、通学班での分散登校日を迎えた朝、テンションは低かった。それでも、学校には行きたい気持ちが強く、通学班の集合時刻には、集…

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4年前
11

分散登校 初日

非常事態宣言が解除されるまで、娘の通う小学校では、地域別に、登校時間を分けた分散登校日が3日、設けられた。1日目は、低学年は保護者と登校、2日目、3日目は、通学…

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4年前
12

普通、一般って何だろう?

習い事を全て辞めたら、土曜日に平和が戻った。 バイオリンも、スイミングスクールも、これから面白くなるところだと思っていたので、私の残念な気持ちは、完全には抜けな…

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4年前
8
PTAの自発的活動を振り返る

PTAの自発的活動を振り返る

約1年前の話。

PTAの役員があと1名足りないから、誰かできないか、という話を聞いた。正社員として働くことを辞め、娘の登校に付き添うことが多かった私は、こんなに学校に行くなら、PTAの仕事も何とかなると思い、引き受けることにした。

引き受けてすぐ、臨時休校になり、活動再開は夏になった。実質、10カ月間の活動。その役員の任期が先日、終了した。私にとっては貴重でとてもありがたい経験になった。

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2年生、修了

2年生、修了

12月、毎日登校した娘は、冬休みなんていらない、学校に行ってお友達と遊びたいと話していた。それでも、クリスマス、お正月という子どもにとって魅力ある2大イベントには心躍らせ、休みを満喫した。

3学期が始まった娘の通う小学校の冬休みは短く、12月28日から1月5日まで。あっという間に過ぎた。12月の勢いはまだ残っていて、始業式の日も娘は登校した。

娘は、週明けの月曜はいつも休んでいたが、火曜から金

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娘の2学期

娘の2学期

運動会を終えた娘はほっとしたように、翌週はのんびり過ごした。週末はお友達と遊び、夕方、先生に会いに学校に行くことは続けていた。先生はいつも、温かかった。

見学イベントに向けて2年生には、地域のお店を見学しに行く授業があるらしかった。先生にそのことを聞き、3つのコースがあることを知らされた娘は、あまりなじみのない方向のコースに行ってみたいと言っていた。

「せっかく行くなら、いつも行かない所に行っ

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そして、運動会当日

そして、運動会当日

運動会当日。前日より空気が冷たい朝だった。

すっきり目覚めた娘は、最近ブームになっている朝食の卵焼きづくりに専念していた。焦げ目がなく、きれいな黄色の卵焼きを作り、満足気に

「今日も、ママが作るよりきれいにできたよ」

と、食卓に並べてくれた。

ワクワクしているのは・・・朝食を食べながら娘は言った。

「ママ、今日はいつもより早く行きたいの。通学班の子たちが出たら、すぐに私も出る。着いたらす

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運動会への道のり

運動会への道のり

今年度の運動会は例年より遅く、10月に行われることになった。昨年は、全く出場する気がなく、保護者観覧席から、子どもたちの運動会を見ていた娘。今年はどうなるかなと、不思議だが不安よりも楽しみな気持ちで、私はその時期を迎えた。

いつもと違う運動会夕方、担任の先生に会い、その日の学校での出来事や宿題を聞き、簡単な個別指導を受ける日は続いていた。そこで、先生から運動会の話を聞いた。

「今年はね、学年ご

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エネルギーの流れ

エネルギーの流れ

学校に行っていなくても、お友達と関わりたい気持ちが強い娘は、思いついた時に、お友達に手紙を書く。手作りしたアイロンビーズのブローチや、ビーズのイヤリング、自分でデザインした缶バッジなどを同封し、そのお友達に幼いきょうだいがいたら、その子たち向けにシールや折り紙を同封している。

手紙が与えてくれたもの保育園のアルバムをたまたま見ていて、その日、あるお友達の誕生日だったことに気づいた娘は、プレゼント

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世界一の幸せ

世界一の幸せ

秋らしい空が広がるようになった。私の好きな季節が始まって、わくわくする。

洗濯物を干しながら、白いモクモクした雲が映える青空を見ていたら、あたたかな陽射しと共に、とても嬉しいメッセージを受け取った。最近、じわじわと、その感覚を体で味わっている。

もがいた結果・・・今まで、娘のことで、いろんな人に話を聞いてもらい、相談に乗ってもらってきた。対処療法的に、親の対応についてアドバイスをもらったことも

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「ためらい」がもたらすもの

「ためらい」がもたらすもの

いつになく短い夏休みが終わった。

学校に行っていない娘にとっては、夏休みも、そうでない日も、さほど過ごし方に変わりはなかった。しかし、臨時休校にしろ、夏休みにしろ、子どもたちが登校しない日々は、私の気持ちに確実にゆとりをもたらした。

外出自粛の夏休み夏休みに入った途端、近所で新型コロナウィルス感染者が出たという情報が流れた。娘は、夏休みになってお友達と遊ぶことを楽しみにしていたが、親たちは警戒

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夫に左右されない「在り方」を目指して

夫に左右されない「在り方」を目指して

不安定な母を「そのままでいいんだよ」と受け入れてくれる娘だが、いつまでも甘えているわけにはいかない。いや、甘える時もあっていいが、それだけではいけない。

先送りをやめる決意私は娘に謝った。彼女はいつものように優しく笑い、「いいよ」と言ってくれた。

娘には、素直に非を認め、本音を話せても、なぜか夫には、私のほうが年上だという変なプライドや、働いていない私がモノ申してはいけない、どうせわかってもら

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消耗は自己責任

消耗は自己責任

分散登校で学校が再開して、通常登校になり、あっと今に1か月が経った。娘は、気が向いた時に学校付近を散歩してみたり、先生に会いに行ったり、好きなことをして過ごしている。そんな娘を見ると、私の中に残っている心配が、むくむくと顔を出してきてしまうが、そんな心配はどこへやら、娘はあっけらかんとしている。

夕方の登校学校でお友達が何をしているかは、気になるらしい。ある日、担任の先生から電話をもらい「『学校

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勇気と挑戦の記録

勇気と挑戦の記録

学校が再開した。娘は、再開当初はかなり頑張り、連続登校した日もあった。行った日は、それなりに楽しいと言って帰ってきたが、気を張って緊張して過ごしているのか、ここへきて再び、行かなくなった。

今回は、そんな娘が、勇気を出して頑張って挑戦したことを書いてみたいと思う。些細なことではあるが、私たち親子にとっては、特別な、印象深い出来事だった。娘自身が決めて動いたことは、きっと娘の自信になっているだろう

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わずかだが、大きな壁

わずかだが、大きな壁

緊急事態宣言の最中も、幸か不幸か、夫は在宅勤務ではなく、普通に出勤していたため、生活リズムが大幅に変わることはなかったが、午前登校、午後登校が入り交ざる日々は、どうなるだろうか。

たった1行が・・・毎日登校することになった初日。その日は午後からの登校だった。

臨時休校期間に学校から出された宿題は、そつなくコツコツとこなしていた娘だったが、どうしても、何を書いたらいいかわからないプリントがあった

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自分の「内側」に気づくとは

自分の「内側」に気づくとは

娘を応援するどころか、傷つけてしまった分散登校二日目。翌日は休みだったのは、幸いだった。

私は、じっとしていられない性格なので、娘や夫が、ゴロゴロしているのを見ると、どうしても時間の無駄遣いだと思ってしまう。本格的に体調不良の時だけが、横になっていい時というわけではないのに。走り続け、動き続けることが正しいわけではないと、自分に言い聞かせ、ゆっくりする時間、ぼーっとする時間を受け容れる努力をしよ

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断ち切るべき負のループ

断ち切るべき負のループ

無事、分散登校初日を乗り越えた娘だったが、通学班での分散登校日を迎えた朝、テンションは低かった。それでも、学校には行きたい気持ちが強く、通学班の集合時刻には、集合場所にも行ってみると言って、家を出た。

分散登校 二日目集合場所には、大勢の小学生が集まっていた。場所の特性上、「3密」の状況は避けられず、ソーシャルディスタンスも何も、あったものじゃなかった。

それでも子どもたちは、和気あいあいとお

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分散登校 初日

分散登校 初日

非常事態宣言が解除されるまで、娘の通う小学校では、地域別に、登校時間を分けた分散登校日が3日、設けられた。1日目は、低学年は保護者と登校、2日目、3日目は、通学班での登下校となっていた。

2年生になって初めての登校日に、昇降口でフリーズしてしまった娘(前記事:春のエネルギー)。今回の登校日はどうするか、私は本人の意思に任せ、見守るスタンスを貫こうと思った。

娘の心、母知らず前日の夕方、同級生マ

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普通、一般って何だろう?

普通、一般って何だろう?

習い事を全て辞めたら、土曜日に平和が戻った。
バイオリンも、スイミングスクールも、これから面白くなるところだと思っていたので、私の残念な気持ちは、完全には抜けなかった。でもそれ以上に、私には静かな週末のほうがありがたかった。

娘が嫌がることは、その理由が親である私に伝わらなくても、何か意味がある。そう思った私は、夫が何と言おうと、娘が嫌がることを無理強いすることをやめた。

「やらなきゃいけない

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