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2021年3月の記事一覧
詩)昭和歌謡のうたに浸ってしまう一日 ああもう一度人生があったなら
女にとっていちばん惚れてはいけない男
そんな男になってみたかった
女のいうことを全部聞いて
明日のことなんか考えず
今日だけに生きる そんな男に
あなたの過去など 知りたくないの
済んでしまったことはしかたがないじゃないの
(知りたくないの)
でも、うまくはいかない
男はどうしても別の女と出会ってしまうのだ
詩)小さな花へ 見えないことが見える
今日が終わった合図に小さな花を見つけよう
〈前向きな思考でいたいですが、昨日今日はちょっと難しいです。なにをどうしたらよいのか…〉
道端で咲く小さな花々 寒い時期でも直径1ミリくらいの小さな花が咲いている
〈息が出来ない〉〈息が出来ない〉〈息が出来ない〉BLACKLIVEMATTERS
小さな花はどれもこれもかわいい でも雑草 振り向かれないんですが。
〈この10年間、復興計画がいびつ
詩)青葡萄 詩人の魂
朝日を浴びて 後ろに束ねた 黒髪が艶々と
僕の前には 地味な黒い衣装をまとった人が立っていた
指はすこし太く 大きな眼 美しい人だと思った
夕日の中で去ってしまった人の影 時の流れよ
松林で待ち侘びる 人よ 風よ
<こうやって 何かに追われるように 速足で歩くのはなぜだろう>
昨日 英単語の本を持った女学生が 隣で本を開いて
少しすると 電車の揺れが心地よいのか 眠ってしまった。
その
詩)伊東温泉の銭湯 小川布袋の湯 最高の人生とは
それは某有名リゾートホテルから徒歩五分のところにある銭湯 小川布袋の湯
まだ陽も明るい午後二時過ぎ
どっこいしょと地元の人たちがやってくる
地元民に混じって この時間に風呂に入れる
少し歩き疲れた足 もう足が銭湯を求めている
1人250円なり。
タオルはなくても大丈夫だよ
ここにあるよと
すらっとした初老の白髪の爺さんが教えてくれた。齢75くらいだろうか
タオルをありがたくお借りして 入る
詩)星の王子さまが大人になったら
警視庁の女性警視が大人になった星の王子さまに尋問した。
「現住所は?」
「小惑星bの612号です」
それは 見えない星です。
見えないものを見るためには
見えるものを見ることを犠牲にしなければなりません
なんびゃくまんもの星のどれかに
さいている花
肉眼では見えない星です。
空を飛べると考えたことはありますか
高度4300メートル
空から人間界の嫉妬やら変なものを見つめて
人間のしあわせは囲い