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何者かになりたい自分

noteのお題企画で、「#なりたい自分」というお題が出てて、単純に面白そうな企画で参加したいと思ったし、そういえば自分ってなにになりたいのか、改めて考えたいと思う。

子供の頃から遡ると、最初に"これになりたい!"って思ったのは間違いなく「仮面ライダー」だった。特に仮面ライダー555が好きだったけど、「もう既にこの世界には555という仮面ライダーはいるから、ぼくは仮面ライダー555にはなれないな。じゃあ、違う何かしらの仮面ライダーになる必要があるな」と、当時4歳のぼくはそこまでリアルに考えるくらいになりたかった。
小4の頃、お母さんから「仮面ライダーになりたいんだったら、スタントマンになりたいの?それか俳優さん?」と言われるまでは……

それからは美容師、鍼灸師、消防士など、とにかく最後に"し"がつく職業に漠然となりたかった。

でも、さすがに高校2年生になった頃、嫌でも「なりたい自分」を想定して将来を考えないといけなくなった。

だから、小さい頃から好きだったテレビ業界で仕事をしたいと思い、高卒でいきなり就職する勇気はなかったから、テレビの裏方業務を学べる専門学校に入学した。

でも、専門学校を卒業しても、就職しなかった。というか、就活すらしていない。理由は専門学校にいた2年間で多少満足してしまったこと。実際に就職した先輩たちのリアルな体験談。自分は本当にテレビマンに"なりたい"のか?などなど、理由は色々あった。

とりあえず、やりたいこと、"なりたい自分"が見つかるまで、興味あるバイトは色々やってみた。飲食やらポスティングやらクリーニングやら接客やら色々やった。

だけどどれも働いてる途中で、「この仕事をしている自分は果たして"なりたい自分"なのか?」
という疑問が仕事をやりだしてから大体半年くらいで込み上げてきた。

ある日、「おれってなんの仕事が向いてると思う?」と彼女に質問してみた。すると彼女は「筋トレが好きなんだし、パーソナルトレーナーとかどう?」とアドバイスをくれた。
このアドバイスは自分でもしっくりきた。
筋トレも好きだし、人と接することも割と好きだし、パーソナルトレーナーという仕事は自分に合ってるんじゃないかと思った。
バイト仲間にも相談したところ、ほとんどの人は向いてると言ってくれた。

ぼくも今後のことを考えて生きていかないといけない年だし、彼女との将来も見据えて、思い切って人生初の就活をすることに決めた。

彼女に履歴書の確認をしてもらったり、バイト仲間に面接対策のアドバイスをもらったりして、後日面接を受けた。

結果は合格💮

初めての就活で、一発で合格できたことがすごい嬉しかった。

2年間共にバイトしてきた仲間との別れは少し寂しかったけど、それでも好きな職業につけたわけだし、ぼくが社員になったっていうのも、彼女にとっても嬉しいことだとおもう。


新しい生活。

新しい挑戦。

新しい未来。


彼女とも一緒に暮らせて、自分が就きたかった職業にも就けて、お金はもうちょっと稼ぎたいけど、今でも十分に幸せだ。



だけどなんだろ。


このなんとも言えないモヤモヤした気持ち。


パーソナルトレーナーにもなれた、彼女とも暮らせてる、"なりたい自分"になれたはずなのに、なんかモヤモヤする。

実際、今は研修の時期で、覚えることも膨大にあるし、職場は忙して、少しピリピリしたムードで、慣れてないだけと思いたいけどそれでも正直心地良くない。
仕事が忙しくて、彼女との時間が少ない。


これはぼくが求めてた生活なのか?

"なりたい自分"になれたのになんで楽しくないんだ??🤨


と、自問自答してる時にふと気づいた。

僕はなにか、いつか自分が輝ける職業に就くことを、勝手に"なりたい自分"だと思ってた。

だけどわかった。

ぼくは、彼女といつまでも楽しく一緒にいたい。

この結果にたどり着いた。

好きな仕事でなおかつプライベートを重視するなら、別にバイトでも全然よかった。
だけど、バイトじゃなく社員になったのは、何よりも彼女に安心して欲しかったからだ。
初めて社員になったってことは、私との将来を真剣に考えてくれてるのかな。と少しでも思ってもらうためだった。

面接の時に、面接官にある質問をされた。

面接官「3年後、どうなっていたいですか?」

ぼくは正直、この質問の対策をしていなかったので、正直に答えた。

ぼく「彼女と結婚していたいです」

面接官「それはビジネス的な答えじゃないですね」

面接官はニヤッと笑った。

面接官「では、10年後はどうなっていたいですか?」

ぼく「彼女と結婚して、子供がいて、のどかな所で平和に暮らしたいです」

多分、ぼくの"なりたい自分"は


「大好きな彼女と結婚して、子供がいて、のどかな所で平和に暮らしている自分」


なのだと。

うん。そうだ。だって不意に聞かれた質問でぽろっと出た本音がそれだったんだもん😀


何者かになれなくても、何者でもないぼくのとなりに彼女が寄り添ってくれてたら、それが一番いい👍


結論。 「"なりたい自分"は特になし!"彼女がそばにいてくれる自分"であればいい!」


ってゆー感じで終わろうかな。


まぁ、とりあえず、研修がんばるか…💪

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