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子ども記者の類稀なる取材技術。
こんにちは。
イチコです。
前回の投稿からずいぶんと経ちました。あと数ヵ月で、あれから1年経過するところでした、あぶないあぶない。
と、なにかどうあぶないのか知らないけれど、とにかくこの辺りでまた何か記してみよう、ということです。
ちなみに、わたくしイチコとは、仏人パートナーとフランスに住んでいる日本人。彼には前妻との娘がふたりいる。30歳を前に、日本を出るまで経験したことのなかった異文化と
平べったい顔のお義母さん。
6月15日より、フランスでは、コロナ禍によるロックダウンの解除第3段階に入ったもよう。パリでは、22日の予定だったのが少し早まって、飲食店の通常営業も再開されました。幼・小・中学校も、22日から全員通学。
ということは、小学生のエマとリリーは晴れて、学期最後の1週間のみ、学友たちと一緒に過ごすことができるように。本人たちにとっては、うれしいような面倒くさいような、複雑な心境のよう。とはいえ、お友
至福の25分間はGoûter(おやつ)。
イチコはクレープをつくった。
本当は少しめんどうくさかったけれど、子どもたちが「食べたーい!」と、数日前に言っていたから。作るとしたら今日だけど、マキシムは会議続きでクレープを作る時間はなさそうだし、じゃあ、イチコがやるか、ってなもんで、午後4時のGoûter(おやつ)に合わせて、予告なきクレープ。日本では『おやつの3時』だが、フランスでは『おやつの4時』なのだ。
そのおやつ時間のすこし前、庭
フランスの小学校、再開?
5月11日、約2ヶ月近く続いていた、新型コロナウイルスによるフランスの外出規制が終わった。まだ完全に解除されたわけではないが、これから段階的に緩和がされてゆく予定。100km以内の移動であれば外出証明書等を用意しなくてもよくなり、時間的な制限はあるものの、イル=ド=フランス地域圏の電車やメトロもマスク必須のうえ、使えるようになった。
イチコは今のところはまだ、規制がはじまって以来、公共交通機関を
休校中、先生はお姉ちゃん。
家にこもる日々とて、時間は流れる。
先の投稿(「コロナさんの影響がこんなかたちで。」)で書いたとおり、われらが大すきマキシム殿が、今、心身の調子が良くない。とは言うものの、ここのところやっと少し良くなってきた。睡眠薬等はまだ必要だが、毎朝4時に鳥の声に起こされて耳栓をしなおすこと除けば、夜も寝られるように。在宅勤務も先週よりゆっくりと再開し、この金曜日からまた1週間、晴れて子どもたちとお家で過ご
コロナさんの影響がこんなかたちで。
新型コロナウイルスによる外出規制がはじまってから、イチコのいるここ、フランスでは早くも1ヶ月半が経とうとしています。それも、きょうの時点ではまだ5月11日までは続くもよう。長いながーい外出規制。
その外出規制がはじまってから、パートナーのマキシムとイチコは、それはそれは規制をきちんと守ってお家にこもっていました。買い物は2週間に1回のまとめ買い、1時間限定で許されているご近所の散歩すら、しない。
春と桜と、白ブリーフと。
フランスのパリ、少し郊外。庭の桜の木が満開になった。今年の桜はなんだか少し、さみしそう。こんなにいっぱい、溢れるように咲いているのに、おかしいね。イチコは心の中で、つぶやいた。それでもやっぱり、桜は安らぎを与えてくれる。
と、日本の友達から写メと一緒にメッセージが届いた。この気持ちが向こうに届いたのかしら。おセンチにメッセージを開くイチコ。
「日本政府から届いた布マスクが手元にあるんだけど、着
お誕生日おめでとう、パパ。
コロナウイルスで外出規制がまだまだ続く中、イチコのパートナー、マキシムのお誕生日が今年もやってきました。今回は、子どもたちも一緒にその日を過ごすことができるとあって、どのようにお祝いをするか、子どもたちはここぞとばかりにはりきっています。
イチコは、基本的に、お祝い事などは過剰にせず、ささやかに、気持ちさえあればそれで良い人(単に面倒くさがりとも言う)。であるからして、パパの誕生日にかける、子ど
フランスは4月の魚。
4月1日は「Poisson d'avril(4月の魚)」の日。日本では「エイプリルフール」と言うけれど、フランスでは「4月の魚」と言います。嘘やいたずらをし合うのはここも同じだけれど、それに加えて、子どもたちは魚の絵を紙に描き、それをこっそりと誰かの背中に張っては、からかったりもします。
なぜ魚なの?というのは、諸説あるようなので、Google先生に聞いてみてくださいね。
さて、今週は子どもた
だいじょうぶだぁ、じゃなかった。
イチコは、かなしい。
なぜなら、志村けんさんが亡くなったから。享年70歳。新型コロナウイルスによって、突然もたらされた訃報。子どものころ、新聞のテレビ欄に『志村けんのだいじょうぶだぁ』を発見すると、なにがなんでも見逃すものか!と、かじりつくようにテレビの前を陣どった。放送がはじまると、テレビ欄で見つけた時から覚悟はしていたものの、腹を抱えて死にそうになりながら、もうやめてくれー!と悲鳴を上げなが
2週間ぶりの買い物。
子どもたちは、元気にママンのお家へ移動してゆきました。今、彼女たちは、もうすぐやってくるパパの誕生日に向けて、手づくりのプレゼントを作成中のようす。先ほど「パパと私たちの写真を送ってー!パパには内緒だよ!」と、SMSが届いたので「はーい内緒!わかっとりますよー」と、エマに何枚か写真を送信。パパはというと、さすがに今回は涙を流すことはなく(娘たちを愛してやまないパパは、ひとときの別れの際に、さみしく
もっとみる今日も元気に頭がいたい。
ウサギのロロが、彼女の柵の床を一所懸命に掘っています。当然ながら、掘っても掘っても穴などできず、掘っても掘ってもどこへも出てゆけません。その「ガサガサガサガサガッ…」という、プラスチック床を爪でかく音が、歯痛に苦しむイチコの頭にひびくだけ。ロロよ、あきらめてあなたのお気に入りラグの上で、しずかにくつろぎなされ。
そう、何を隠そう、イチコは奥歯がいたいのです。ちょうど、コロナウイルスに対して世間が
重大なプレゼンの影で勃発、よくある事件。
イチコはフリーランス。であるからして、お家が事務所。デスクも正味どこだっていいのです。なので今日も、食卓テーブルでお仕事をしています。太陽のやさしい光が届くこのスペースは、家の中でいちばん、気持ちよくいろんなものと向き合えるのです。子どもたちがいる日は、お昼ごはんのためにその都度片付けないといけなかったけれど、マキシムによる「平日はキッチンの小さいテーブルで食べようよ。その方がめんどうじゃないでし
もっとみるパリも学校休校であるからして。
今日もよい天気です。
子どもたちは早朝から、自宅学習をするために、車で数分のママンのお家へ出かけて行きました。今週はパパ、もといイチコのパートナー、マキシムがお世話当番なので、お昼すぎにはこちらのお家に帰ってきます。一方、子どもたちを送って帰ってきたマキシムは「今日は午前中、スカイプ会議がないから自由ー!」とか言いながらも、「その間に書類まとめとかな、上司にぶつくさ言われてまうわー」と、しぶしぶ