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パリも学校休校であるからして。

今日もよい天気です。

子どもたちは早朝から、自宅学習をするために、車で数分のママンのお家へ出かけて行きました。今週はパパ、もといイチコのパートナー、マキシムがお世話当番なので、お昼すぎにはこちらのお家に帰ってきます。一方、子どもたちを送って帰ってきたマキシムは「今日は午前中、スカイプ会議がないから自由ー!」とか言いながらも、「その間に書類まとめとかな、上司にぶつくさ言われてまうわー」と、しぶしぶ自宅勤務でお仕事開始。

コロナウイルスによる学校休校および外出規制のある間、当面はこのような感じのスケジュールになる。今日の時点では、5月になるまで続く可能性が高い。な、長いです。あ、移動の際は、外出証明書も忘れずに。

イチコはというと、朝8時半、元気に出かける子どもたちに「A tout de suite ! またすぐあとでねー」と、ベッドから声をかけたあとに、もうひと眠り。9時ごろにやっと起きてきて、シャワーを浴びてから、洗濯機スイッチ・オン。ウサギのロロに朝ごはんの野菜をあげて、イチコ自身にもコーヒーを入れて、さぁて10時、お仕事デスクにでもつきますか。デスクと言っても、本当は食卓テーブルなんだけれど。

午前中、子どもたちはどのように自宅学習をしているかというと、今のところ、学校の先生からメールで送られてくる課題を家でプリントして、それを親と一緒にこなしている。フランス4局でのテレビ授業もはじまった模様。国立通信教育センター(CNED)のデータベースを活用した「Ma classe à la maison(家での授業)」なんてものあるらしい。幼稚園から高校まで、1日単位、1週間単位のプログラムを提供しているんだって。

マキシムの子どもたちはお姉ちゃん10歳、妹7歳と、ふたりとも小学生。どのプログラムや課題をどのようにこなすかは、彼女らのママンがきちんと管理をしているようだ。ちなみにそのママンは学校の先生をしているので、教えることはなれているのかもしれない。幸いなことにそのへんは、イチコの出番はございません。

そうこうしている間にもうすぐお昼。子どもたちが帰ってくる時間です。今日のお昼は Knacki pâte(クナッキーパット)という、パスタと一緒にクナッキーを一緒に茹でて、ケチャップをかけて食べるというもの。マキシムが学生の時代に発明した、渾身のオリジナルメニューです。ですが、イチコ、これ苦手。クナッキーの生々しい風味がパスタにふわっと香り、それに絡まり合ったケチャップがこれまた、胸を酔わせるようなお仕事をするのです。なので、食べられるけど、苦手。

これまでやんわり、いや、正直に拒み続けてきたものの、マキシムの、どうしても食べたいというたっての希望により、本日のお昼ごはんはクナッキーパットとなりました。ただ、イチコはそれでも断固、食べません。あら〜残念4人分のクナッキーが無いですわ〜おほほほほ〜と理由をつけて。外出規制になる前にアジア系スーパーで買っておいた、辛ラーメンをいただく予定でおります。ごめんね、マキシム。でも事実、クナッキー足りないんだよ。

さて、そうとなればイチコのお仕事デスクならぬ食卓テーブルをいったん、片付けなければなりません。「めんどくせー。ちゃんとしたお仕事デスク、はやくどこかに設置できないかなあ」と、イチコは思うのでありますが、それはまた、つぎのおはなし。


ちなみに。

おもしろそうなので、辛ラーメンをマキシムにすすめてみた。スプーン一杯のスープを飲んだ途端に「カハッ!辛いー!むり!無理むり!むりー!」とのあえぎをいただき、無事、ひとりで堪能するに至りました。久しぶりのすばらしい辛さでご満悦のイチコ。子どもたちは「おいしそうー!赤いスープの中に Pâte(パスタ)が入ってるー」と興味津々ながらも「辛いの知ってるからいらなーい」と。うん、しっかりしてはる。よくわかっていらっしゃる。でもこれ、パスタじゃなくて麺って言うんだ。イタリアーンじゃないんだよ。

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