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東大・京大で1番読まれた本『思考の整理学』

「思考」をwikipediaで調べると次のようなことが書かれています。

思考(しこう、英: Thinking)は、考えや思いを巡らせる行動[1]であり、結論を導き出す[2]など何かしら一定の状態に達しようとする過程において、筋道や方法など模索する精神の活動である

wikipedia

本書は思考についていかに整理するかを、著者自らの体験をもとに、具体的な内容が紹介されています。

自分自身、思考の整理については具体的にどうすればいいのか?

漠然としか分かっていませんでしたので本書を購入してみました。

この『思考の整理学』は1983年に刊行された本ですが、読みやすく現在でも十分通用するノウハウがたくさん紹介されています。

そんな本書から、いくつか参考になった箇所をいくつか紹介します。

一晩寝て考える

だいたい、夜、寝る前に、あまり深刻なことを考えるのはよくない。寝つきを妨げる。眠ろうとすると、かえって、あとからあとからいろいろなことが頭に浮かんでくる。こういうときに、妙案が現れるのは難しい。

良いアイデアは朝浮かんでくると言われています。

確かに夜の疲れきって緊張した状態で深刻なことを考えても、良い考えが浮かんでくることは少ないです。

それならいっそのこと考えるのは一旦棚上げして、朝起床後のクリアな頭で考えたほうが落ち着くべきところに落ち着く場合が多いですね

早めに見切りをつけて、ゆっくり寝て朝考えることを心がけます。

ものを考えるとき

ものを考えるにあたって、あまり、緊張しすぎてはまずい。何が何でもとあせるのも賢明ではない。むしろ、心をゆったり、自由にさせる。その方がおもしろい考えが生まれやすい。

これも実体験から、緊張してあせると良い考えが浮かんでこないのは頷けます。

気分を落ち着かせるには散歩とかストレッチをして、一回頭の中をクリアにしたほうが良いでしょう。

調べるとき

調べるときに、まず、何を、何のために、調べるのかを明確にしてから情報収集にかかる。気が急いていて、とにかく本を読んでみようというようなことでとりかかると、せっかくの得られた知識も役に立たない

今やネットで簡単に情報収集が可能です。

本に頼らなくても記事を一本書くことも可能ですが、ネット上の情報は不確かなものも多いです。

サクッと簡単に調べられても、本質を理解できていない可能性が高いのではないでしょうか。

まずは調べる対象をはっきりさせること。そして、内容を吟味咀嚼しなければ本当に理解したとは言えないかもしれません

そのためには調べるだけではなく、よく考える時間も必要なのです。

つんどく法

テーマに関連のある参考文献を集める。集められるだけ集まるまで読み始めないでおく。これだけしかない。というところまで資料が集まったら、これを机の脇に積み上げる。これを片っ端読んでいくのである。余計なことをしていては読み終えることはできないのでノートやカード類はとらず、メモ程度にとどめる。

何か専門性のある記事を書く時に、この方法は有効ではないでしょうか。

本の内容をいちいちノートに書き写すのは大変です。

ノートに書いてあることが、全部後々使えるわけでもないし書き写す時間も勿体ない。

それならば簡単なメモ程度で、基本的に頭に情報を記録する。何事も興味を持てば、そう簡単に忘れることはありませんね。

手帳とノート

何かを思いついたら、その場で、すぐ書き留めておく。そのときはさほどではないと思われることでも、あとあと、どんなにすばらしくなるか知れない。書いておかなかったばかりにせっかくの妙案が永久に葬られてしまうということになっては残念である。そして、考えは机に向かっているときに現れるとはきまっていない。

確かに何かを思いついたらすぐにメモを取らないと、忘れてしまうってことは今まで幾度となくあります。

思い出せないもどかしさで、焦ってもどうにかなるわけでもありません。後悔するよりはすぐにメモしたほうが良いでしょう。

今はスマホという便利なツールがあります。何かを思いついたらPCと同期できてサクッとメモできる「Simplenote」に書き留めています。

とにかく書いてみる

書き出したら、あまり、立ち止まらないで、どんどん先を急ぐ。細かい表現上のことなどでいちいちこだわり、書き損じを出したりしていると、勢いが失われてしまう。

とにかく終わりまで行ってしまう。そこで全体を読み返してみる。そこで全体を読み返してみる。こうなればもう、訂正、修正がゆっくりできる。

書く時の勢いは大事であるとは感じています。一度立ち止まってしまったらその後なかなか書くペースは戻りません

それならとにかく何が何でも書いてみる。

一旦終わりまで書いてしまったら、推敲、構造的変更や大きな改修作業が待ち受けています。

しかし、終わりまで行っているという安心感があるため、ゆとりを持って落ち着いて作業をすることが可能です。

まとめ

ここでは、外山滋比古『思考の整理学』の内容を紹介しました。

結構古い本ですが、今の時代にこそ必要な学びの本質について紹介されていてい、非常に参考になりました。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!
私のnoteでは、今までの経験で培ったノウハウを
随時公開しています。

今後も頑張って更新していきますので、
スキ・コメント・フォローを頂けるとうれしいです!


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