読めば「長文を書く力」が必ず身につく!『原稿用紙10枚を書く力』
原稿用紙10枚といえば、換算して4000文字の分量となります。
けっこうな文字数ですが、はたして苦もなく4000文字も文章を書ける人ってどれくらいいるでしょうか。
普段から書きなれていないと、長文をどうやって書いたらいいのやら途方に暮れてしまいますね…。
齋藤孝書、『原稿用紙10枚を書く力』(だいわ文庫)では、著者の経験に基づいた長文を書くための方法論が散りばめられています。
齋藤孝氏の著作はいくつか読んでいますが、本書が文章を身につけるうえでの必要な方法がコンパクトにまとまっています。
興味のある方は一読してみることをおすすめします。
「量から質」が文章上達の近道
まずは質より量ということですね。
数多くこなしていけばそのうち慣れてくるので長文だって苦もなく書けるということでしょうか。
とにかく最初は文章の良し悪しに関わらず数をこなしていけば、自分の足りないところが見えてきます。
10枚書くのに慣れてくれば、100枚単位の文章もかけるようになると本書では解説しています。
まずは目標を決めて一定量をこなす練習を繰り返す。
それが長文を書く最も近道な方法といえます。
あらゆる手段を使って十枚書こう
確かに書けそうなテーマから書き始めたほうが書くことに対する精神的な負担も軽くなります。
結果、途中で挫折することもなくなりそうですね。
書く内容はなんでも大丈夫です。
まずは自分で楽しんで書けそうなことを、探してみるのもよいかもしれません。
書けるようになると、読書力がアップする
作者がその本について、どうやって書いたのか?
想像して読むことなど今まで一度もなかったので、今後は意識して読んでいきたいですね。
違った発見があるかもしれません。
「書く」ことは構築すること
書くべきことを構築する。
これは多くのライターさんや作家さんは、すでに実践しているのではないでしょうか。
よほど頭の良い人や記憶力の良い人でない限り、まずはじめに書くべきことを突き詰めて考えて構築しなければいけませんね。
「こなす読書」を目指す
読書にもいろんな読み方があります。
味わう読書とは別に「書くための読書」も必要ということ。
書くテーマが決まっているときは初めから終わりまで
全部読むのは確かに非効率です。
そのためには「こなす読書」が必要になります。
最後まで読まなければいけないという強迫観念は
捨てて、飛ばし読みすることも大切ということですね。
「レジュメ力」をつけるためにはキーワードを拾い、メモをつくる
しっかりした文章を書くためには全体の構築作業が必要になります。
そのために重要と思われるキーワードを拾いだしておくことは必要ですね。
ここは手抜きせずきちんとしておきたいところです。
「構想に役立つメモのつくり方」
このやり方は役に立ちそうですね。
本書では三色ボールペンを使って優先順位をつける方法を紹介しています。
まず一番重要な部分を赤で囲っておく。
できればいれたい部分を青で囲む。
自分の主張、意見は緑などで使い分けます。
あとは優先順位や再配列をしてそれぞれの項目について、
文章化する作業に入ります。
まとめ
この記事では齋藤孝書、『原稿用紙10枚を書く力』の内容を簡単に紹介しました。
・長文を書く力を身に着けたい人
・効率よく文章を書く力を身に着けたい人
は、ぜひ一読してみることをおすすめします。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
私のnoteでは、今までの経験で培ったノウハウを
随時公開しています。
今後も頑張って更新していきますので、
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