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【ライトハウス】複雑怪奇でまとまらない煮え切らない考察
予告編からもビシビシ伝わっていた不穏な空気は作品全体をすっぽり覆っていて、まるで怖い夢でもみているような感覚に陥る作品でした。
観終わってから「え?どういうことだったの?」と取り残されてしまいましたが、ここが各々考察する上での考え方・捉え方によって幾つもの答えが生まれるのでしょう。
正直一回観ただけで考察できるほど理解もできず、かといって他の方の考察でひとまず自分を納得させるのも悔しいというの
【ギルティ】見せずに魅せる、罪と向き合う男の姿
見えないからこそ想像力をかきたてられる90分。ぶっちゃけ中盤で展開は読めるけど、沈黙や間の加減が絶妙で作り手の思惑通りに見事に踊らされました。
この作品を観て思い出したのは、同じスタイルの映画トム・ハーディ主演の【オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分】です。こちらはひたすらトム・ハーディが車の中で電話をしながら展開するのですが、トム・ハーディの演技と色気がマシマシでなかなか良い作品でした。
ト
【ハニーボーイ】洗われたのか、えぐられたのか、諭されたのか。
観終わってから色々な感情がぐるぐるめぐって大変。父として親としてどうあるべきかを考えさせられた作品でした。
そもそもシャイア・ラブーフのことをよく知らなかったのでこんな幼少期を過ごしただなんてびっくりでした。きっとこの作品を作ってトラウマを多少消化できたのかなーなんて軽く思っていたら今も散々なプライベートを過ごしている事を知って。こんなにも根深いのかと。子どもにこんな思いをさせちゃだめだよ、ほん
【HOKUSAI】ライト層にも届くとっつきやすい時代劇。
あんまり時代劇って好みじゃないんですけど、主演のふたりの演技が観たくて足を運びました。
柳楽くんは誕生日が1ヶ月も違わないので勝手に親近感がわいてるんです。眼力が半端なくて、ちょっとねっとりしゃべる感じが癖になりますよね。
田中泯さんは【メゾン・ド・ヒミコ】と【鉄コン筋クリート】位しかみたことがありませんが威圧感がハンパない。
ネズミが立ちションしながら「こいつとはしょんべんするだけの仲にな
【ゾンビの中心で、愛をさけぶ】どうなる?非常事態のおうち時間で夫婦関係。
嘘みたいなホントの邦題
原題はZOOですが、邦題での方向修正で成功したレアなケースな気がします。
そう、タイトル通り愛の話なわけです。
バーーンッ、ドシャッ、ビューーッみたいなゾンビ映画じゃなくても楽しめるよって人はおすすめです◎たまには箸休めでこんなゾンビ映画もいいと思いますよ、個人的には。
夫婦関係の理想と現実
ある出来事がきっかけですれ違う、会話は減り、愛情も枯れ、訪れるセックスレス
【ビバリウム】橙色に焼かれる産毛が美しいサイコスリラー
期待通りの気持ち悪さ・後味の悪さは最高◎
不気味、不穏、気持ち悪い…そんな感情のお得な詰合せでした。随所にみられるビートルジュース的な演出もすごく好き。ゲット・アウトやUsで知られるジョーダン・ピール監督が好きな人には特にオススメです。
1時間30分そこそこでサイコスリラー欲を充分満たせる感覚は、居酒屋のちょい飲みセットばりの効率の良さだと感心しました。
これはひとえにカッコウの托卵のシーン