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マネーの哲学:「お金」と清く正しく美しく向き合う知性

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全ての物質は時間と共にやがて朽ちる。しかし、増減こそすれど価値まで失わない「お金」は、「複利」と並ぶ人類史上最大の発明品といわれる。 20世紀初頭に「自由貨幣」を提唱したドイツの… もっと読む
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2022年11月の記事一覧

クレジットカードを作るって不安じゃない?

クレジットカードを作るって不安じゃない?

 成人年齢が引き下げられ、18歳からクレジットカードをつくる事が出来るようになりました。
クレジットカードを使用するには「正常な金銭感覚」「自己管理能力」「計画性」の3つが必須条件です。
この条件を満たさずにクレジットカードを安易に作成すると、その先10年もの間クレジットカードだけでなく、車のローンや賃貸の審査などに通りにくくなるなどの危険性があります。
この記事では、安全にクレジットカードを使用

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お金 vs 時間 vs 健康 vs 能力。「幸せになるための道具」として一番大事なのはどれ?

お金 vs 時間 vs 健康 vs 能力。「幸せになるための道具」として一番大事なのはどれ?

お金、時間、健康、能力。

どれも、「欲しい」と言われることが多い、人生に大きく関わる要素です。
これらをどう考え、どう使い、特にどれを大切にしていけば良いか、図を使いながら自分の考えを論じます。

企業研修でビジネス開発のワークショップなどをさせていただく際、参加者個人が欲する欲求を必ず聞いて現代を紐解くのですが、そこで個人が挙げる、人生の武器として活用する道具としての4大欲求を大分類すると、最

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『マネーフォワード ME』無料会員さまの連携上限数の変更、およびサービスの将来像について

『マネーフォワード ME』無料会員さまの連携上限数の変更、およびサービスの将来像について

いつも お金の見える化サービス『マネーフォワード ME』(以下「本サービス」)をご利用いただき、誠にありがとうございます。個人向けサービスを提供している、マネーフォワード Homeカンパニー執行役員の木村です。

2012年12月に提供を開始した本サービスは、現在、家計簿・資産管理アプリとして多くの方に認知いただき、1,370万人(2022年8月末時点)を超える多くのユーザーの皆さまにご愛顧いただ

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未上場で創業者が株式を売却する3つの理由を解説/株式売却が業績に与える影響はあるのか?

未上場で創業者が株式を売却する3つの理由を解説/株式売却が業績に与える影響はあるのか?

「目論見書分析note」とは

目論見書分析noteは、起業家、スタートアップで働く方、スタートアップ企業の成長背景に興味がある方を主な読者として、noteを書いています。

「IPO企業は、どんな業績変化をだとってきたのか」
「過去の資本政策でどう工夫をしてきたのか」
など

スタートアップ企業に関わる方・興味がある方に、ヒントになる情報を提供させて頂くことを目的としております。
※記事の内容に

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金融教育から考える本質的な学び

金融教育から考える本質的な学び

11月10日の日経新聞で、「金融教育を考える(上)貯蓄から投資、起点は学校 「知識に自信」米71%、日本12% リスク管理と両立促す」というタイトルの記事が掲載されました。金融教育の推進が、国を挙げての重要施策だというわけです。

同記事の一部を抜粋してみます。

先日、経営の基本について学ぶ全10回シリーズの講座の中で、財務諸表をテーマにした回の講師役を担当する機会がありました。その際に改めて感

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物価上昇、価格転嫁の中で考えないといけないこと

物価上昇、価格転嫁の中で考えないといけないこと

今年の大きな話題の一つに、物価上昇、価格転嫁ということがあったと思います。そして、この問題はまだまだ続きそうです。

円安、原材料高に加え、エネルギーの高騰等もコストアップとなり、企業としては値上げしないと収益を確保できない状況が続いています。一方で、中堅・中小企業をはじめ、価格アップが販売量の減少につながることを恐れ、なかなか価格転嫁に踏み切れない企業様も沢山いらっしゃいます。

価格とはど

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「内部留保」考

私は経済の素人だから、間違っていたら他の方々の指摘があるだろうとアテにしつつ、私の曖昧な記憶に基づいて書いてみる。
内部留保がたまり出したのは、90年代後半から2000年代初め頃までに、「銀行がお金を貸してくれない」ことが原因だったように記憶する。

90年にバブルが崩壊。これにより、銀行は多額の不要債権を抱えた。不良債権問題に対応するのに必死で、銀行はお金を企業に課すのが難しくなった。追い打ちを

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