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マネーの哲学:「お金」と清く正しく美しく向き合う知性

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全ての物質は時間と共にやがて朽ちる。しかし、増減こそすれど価値まで失わない「お金」は、「複利」と並ぶ人類史上最大の発明品といわれる。 20世紀初頭に「自由貨幣」を提唱したドイツの… もっと読む
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2021年4月の記事一覧

ベーシックインカムが導入されてお金を払って仕事する世界を想像する

ベーシックインカムが導入されてお金を払って仕事する世界を想像する

山口周さんの「ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す」を読みました。

基本的な生活が満たされるようになってきて、経済的に急成長することはほとんどないかなーっていう社会において、何が大切になってくるかっていうことが書かれています。

大事なのは「人間性に根ざした衝動」で、福祉も衝動によって行われるというのがおもしろかったです。

昨今、いろんなところで取り上げられているベーシックイ

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なぜ真面目に働いているのに出世できないのか?

なぜ真面目に働いているのに出世できないのか?

『先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?』著者・奥野一成インタビュー(1)

「お金持ちになるための方法」について、ここまでわかりやすく語られていた本が、いまだかつてあったでしょうか。『15歳から学ぶお金の教養 先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?』が発売早々、話題を呼んでいます。「15歳から学ぶ」と謳われているとおり、とてもわかりやすく書かれていますが、見くびってはいけません。

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お金があれば買わないもの

お金があれば買わないもの

皆さんよくいうのは「お金があればあれとこれとこれを買いたい、金が欲しい」ということだけれども。
生きていくと、どうしても必要だからなるべく安いものを探して買うことのほうが多くなる。
そういうのは、お金があれば買わなかったものたちだ。

お金があればこれは買わなかったなーというものを着て、履いて、使って、身の回りにおいて生きていく。

たまに「高いけれどこれがほしい!」と思って買ったものなども混ざっ

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『お金の学校』が名著すぎて、今ある本を全部捨てようと思う。

『お金の学校』が名著すぎて、今ある本を全部捨てようと思う。

毎朝のこの時間が一番のご馳走になっている。そんな感覚に自分でも驚いている。文章を書き連ねることに対して初めて心から「楽しい」と思えたかもしれない。これまでも文章を書いてきたし、それこそ本にまでしてもらっているけれど、読んでくれる人のことを考えすぎて、少しでも引っかかるにはどうすればいいのかなんて考えすぎて、つまり誰かの目を気にしすぎて、心からの「楽しい」なんてものではなかった。どちらかというと「や

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株式投資で「やらない方が良い」こと11選

株式投資で「やらない方が良い」こと11選

私は真面目に株式投資を始めたのが2017年7月からなのでそろそろ丸4年なのですが、数多くの失敗もしてきました。

そこで、こういう考え方や判断は失敗につながりやすいので、失敗法則をまとめておくと、自分のためにも読者のためにも良いのではないか。と思い、まとめておきます。

新高値投資マガジンでは、「新高値を取った銘柄」のデータを丁寧を追っていくGoogleスプレッドシートを作成しており、購読者に対し

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【実話】「剣と魔法の税金対策」二巻発売記念! あるラノベ作家が相続税を学ぶハメになったワケ その1

【実話】「剣と魔法の税金対策」二巻発売記念! あるラノベ作家が相続税を学ぶハメになったワケ その1

はい、というわけでございましてね、
「剣と魔法の税金対策」二巻発売が迫りまして、
先の一巻発売時に、noteにて公開いたしました、
「【実話】あるラノベ作家が税務調査喰らった件」が、
これが意外と好評でして、なんと、発売日の初日だけで、
しかも午前中だけで1万PV行きました!

 こうなるとですね、「二匹目のドジョウ」を求めちまうのが人の性。
 なので、二巻発売も差し迫った今日このごろ、
 第

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世界には仕事が無いのではない
世界にはお金が無いのだ

払わなくても済んだ金の上で生きている

払わなくても済んだ金の上で生きている

タブレットを落としたのは新潟十日町、から北西へ入った高柳の温泉宿だった。敷き詰められた絨毯の上ではなく、ご丁寧にも玄関のへりに使われていた30センチ幅の御影石(ではないかも知れないが)の上に落っこちた。靴を脱ごうとかがんだ時リュックから滑り落ちた。

分かっている。私はこいうことをやりがちだ。地元の言葉で言うと

「だだくさ」(発音は手塚治虫の「火の鳥」と同じ)

がさつ、雑、物を大事にしない。そ

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