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『お金の学校』が名著すぎて、今ある本を全部捨てようと思う。

毎朝のこの時間が一番のご馳走になっている。そんな感覚に自分でも驚いている。文章を書き連ねることに対して初めて心から「楽しい」と思えたかもしれない。これまでも文章を書いてきたし、それこそ本にまでしてもらっているけれど、読んでくれる人のことを考えすぎて、少しでも引っかかるにはどうすればいいのかなんて考えすぎて、つまり誰かの目を気にしすぎて、心からの「楽しい」なんてものではなかった。どちらかというと「やらねばならないこと」に分類していて、もちろん反応があると嬉しいのだけど、その反応でしか(具体的には「いいね」の数とか)「楽しい」を実感できなかった。だから書く前に「書かねば!」と気合いを入れないと筆は進まなかったし、締め切り間近にバタバタと埋めてきたのだろう。自分が心から楽しめていない文章ってどうなの?「楽しもう」と意識して、いや意識するのも違うのかな、自然と楽しくなるように心を持っていく、その部分にちからをそそげばよかったのかな、なんて考えてる。

結局何が言いたいのかと、まあそのこの毎朝の5:20〜6:00の40分。noteに向き合う時間がとにかく楽しいということだ。この時間をきちんと確保したいがために、これまで負け越してきた4:00起きが嘘のようにすんなり実行できるようになった。やはり人は、いや脳は「楽しい」がない限り、動けないのだろう。


坂口恭平さんの『お金の学校』以上の名著はあるのか

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以前から生き方の理想として追いかけている坂口恭平さんのお金に関する、経済とは何か、自分とは何かに関する内容が素晴らしくて、この本以外の本全部、処分しようかと思ってる。

詳しくは書かないので、まず読んでみて。noteで全文公開されてます。でも本として買ったほうがいいです。これは間違いないので。

なんかこう、自分が「お金」にとらわれすぎていたし、「流していく」なんて発想ではなくてやっぱり「止めてしまってた」ということに気づきます。なぜ流すほうがいいのか。流すほうがハッピーなのか。今までのこうお金とか経済とか、その仕組みのようなもの、固定概念というか、対して勉強なんてしてないくせに、きっとこうだろうと錯覚していたものがバラバラと崩れました。

そもそも自分自身が「楽しい」という感覚なしに、仕事だからとある意味、苦しかったり、面倒だと思いながら進めても何もいいことがないんですよね。あらためてそれをガツンと気づかせてくれるそんな内容です。

埃をかぶってずっと本棚に置いてる、下手な、というかなんというかノウハウ本、ビジネス書ってあるじゃないですか。あれ全部捨てようと決めました。本棚にあるっていうだけで脳内で変なふうに変換されそうだし、横目で視界に入るだけで「あーやっぱりああいうことやんなきゃなのかな…」なんて、できてない理由をそこに求めてしまうので、それも違うよなと。そもそも「楽しい」からやりたい!と思えない行為を積み重ねても、誰もハッピーにしないよなと。

「ハッピー」って言葉自体、あってないですよね?
自分でも気持ち悪いんだけど、この表現以外に思いつかなくて。。思えば美容師になりたい!って初めて自分のやりたいことが見つかった時、あの時一番入りたいと思ったサロンに、頼まれてもないのに持っていった履歴書に書いた言葉が「ハッピー」だったんだよな。美容師という仕事を通して自分自身も、そしてたくさんの人をハッピーにしたい!とかなんとか。あれ以降、変わる言葉が見つからなくてもう20年使い続けてる。独自の言葉を見つけてみたいけどやっぱり「幸せ」だと硬いしちょっと違うんだよなとか。

それにしても坂口さんの本。無料で全文読めちゃうんですよね。有料にしない。ここにまさに「経済の流れ」が生まれていると。目の前のお金に目が眩んで、下手に有料にしてしまうと、そこから先が流れないと。本当にグッときました。僕だって出版社さんのお許しをもらって書籍の無料公開をしてから明らかに流れが変わってきたもん。


これまでになかった発想の原点になったポスター

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25年ほど前、高校時代に空前の「swatch」ブームが来たんです。これまでの時計の概念を覆すPOPでユニークな商品ラインナップ。毎年アーティストとコラボしたり、おもちゃみたいなパッケージに入った限定の商品など、レアなものを求めてコレクターが高値で取引してました。当時高校生だった僕は買えはしないけど夢中でウォッチしてたんです。

一番好きな話があって。

それがこのポスターなのですが、野菜を模した3種の時計をあるアーティストとのコラボで発表したんです。限定9999本。どこで販売したと思います?

「八百屋」

で販売したんです。野菜たちに混じってswatchが置いてある。時計を八百屋で??その発想に心を持って行かれたんです。そこからずっとファンです。今でも変わらず。

時計は時計屋さんで買うもの。そんな常識を売る場所を変えただけで、大きく変えてしまった。クリエイティブとかマーケとか、そんなことなんでしょうけど、それよりもただ「楽しく」て感動した経験が忘れられない。

その時から、ほんのちょっとしたアイデアで、世の中の価値が一瞬にして変わっていくことを知ったんです。ああ将来、自分もこんな発想で世の中を楽しませたいなと。

このポスター。当時のドイツの雑誌に掲載された広告記事なんですが、ebayかなんかで落札したんです。1000円くらいでしたよ。送料はめっちゃかかったけど、どんなアートを買うよりも、僕にとっては宝物。生き方の原点となった作品なんです。


坂口さんの本も、swatchの広告も、ワクワクして胸が躍る。この踊った心を保ちながら、自分のやりたいこと(「ふんどし」を日本のリラックスウェアとして世界に広める)を突き詰めてやっていきたいなと、そんなふうに思うんです。

(2624文字)

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リラックスウェアとしてのふんどしブランド『sharefun®(しゃれふん)』と『THE FUNDOSHI™️ with good sleep』を運営、展開しています。今、サウナ後にパンツなしでそのまま履けて、朝までぐっすりいけちゃうショートパンツを商品開発中です。
このnoteは毎朝6:30前後に、2000文字をちょっとだけオーバーしたボリュームでお送りします。気持ちよく楽しい気持ちで書いてます。役には立ちませんが、よかったら毎朝どうですか?

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