ごん吉

さすらいのジョブホッパーおきつね。絵を描いたり、羊毛刺したり、ゲームしたり。せっかくだ…

ごん吉

さすらいのジョブホッパーおきつね。絵を描いたり、羊毛刺したり、ゲームしたり。せっかくだから文章も書いとこっと。

記事一覧

うつうつモンモンの朝

いろんな体勢を取ってみるけどどれもしっくりこない 目ヤニが砂金だったら大金持ちだぜ。ザックザクよ 目を閉じて耳を塞いでもこの有り様よ。 心の毛穴に気泡が詰まって…

ごん吉
6日前

辛辣脳内会議とエエヤン菩薩

2017年の秋。目眩と吐き気、食欲不振、睡眠障害、慢性的な焦燥感と不安感、それに伴って自分自身の不甲斐なさに涙が出て止まらなくなって、精神科を受診して「鬱」ですねと…

ごん吉
1か月前
4

東京旅行記 その2

北海道という土地に住んでいると他府県に行くのってほんとに体力と財力と気力がいるの。だからいざ東京に行くってなると「せっかくだから」と 東京に住まう友人に会うつい…

ごん吉
4か月前
2

東京旅行記 その1

2022年の日本人女性の平均寿命は87.09歳だそうだ。閏年はさておき一年は365日。365日×87年=31,755日。死ぬまでひと綴りにされてる日めくりカレンダーは膨大な量のページ…

ごん吉
4か月前
10

ヒゲと男装

「女装」で画像検索すると本当に女性と見紛う装いをした男性がたくさん出てくるのだけど、 「男装」で画像検索すると男性と見紛う装いの女性は出てこないのだよ。 なんだ…

ごん吉
6か月前
1

人生放牧記「キロロより愛をこめて」

登別での勤務終了後、再び山ごもりをすることにした。 人生放牧を始めてから寮を渡り歩く生活を初めてキロロで5軒目。もはや荷造りなんて慣れたものである。キャリーケース…

ごん吉
7か月前
2

長めの独り言「痛バ考察」

地下鉄の駅直結の地下街、 地上への出入り口前の広場に若い(または若そうに見える)女性たちがたむろしている。 調べてみるとこの近くのホールで2次元アイドルの イベント…

ごん吉
7か月前

人生放牧記 なんでやねん登別

長野での勤務を終え実家に戻りしばしの休憩をはさんだ後、登別に行くために荷物をまとめ始めた。いつもは荷物を大きい段ボール箱2個に詰めて先に社員寮へ送り付け、最小限…

ごん吉
8か月前
1

人生放牧記「異世界転生!長野県編」

陸の孤島のゲレンデから降りてきた私はいったん実家に戻り、長野の職場へ行く準備をした。北海道から長野県の勤務先まではあれこれ乗り継いでいかなくてはならない。移動系…

ごん吉
9か月前
4

首が限界なので整体に行ったら髪を切りたくなったよって。

社会人になってからすごく肩が凝るようになってきて。学生の頃はほんとに肩こり知らずだったのに働き始めてからというものの、アルティメット肩凝りがわたしを離さない。や…

ごん吉
9か月前
2

人生放牧記「ロマンスの神様なんていねぇ」

富良野での農作業生活の終盤にヘルパー仲間から教えてもらったリゾートバイト派遣にスマホで登録して某スキー場のリフトスタッフとして派遣が決定した。時給だけで見たらホ…

ごん吉
9か月前
6

人生放牧記「そうだ、農業やろう」

23歳の冬、1年以上働いている派遣先の契約更新を前に私はタウンワークを開いていた。働きたくないなぁと思いながら開くタウンワークほどつまらない雑誌ってないよね。 食品…

ごん吉
10か月前
9

対ゲジ戦

一日の仕事が終わり、自宅に帰って風呂に入り、夕飯を食べ、まったりタイムを過ごしていた。 YouTube見ていたが、何となくデスクの向こう側の壁を見ると黒いモノが壁を横切…

ごん吉
10か月前
1

のろいのお部屋

 「どうも、ありがとうございました。」  トガリは引っ越し業者を玄関先で見送った。業者がエレベーターに乗ったのを確認すると、八月の熱波をできるだけ室内に入れまい…

ごん吉
10か月前
5

デジタルデトックス

「海外の若者の間でデジタルデトックスが流行ってきており、スマートフォンからガラケーに乗り換え、または2台持ちの人が増えてきている」というニュースを見まして。 説…

ごん吉
10か月前

人生のおせんたく

小さいころから絵を描くのが好きで、イラストに携わる仕事がしたいと思った。真剣に将来の進路を考えだした高校生のころ、 「イラストレーターという職を目指して勉強した…

ごん吉
11か月前
8
うつうつモンモンの朝

うつうつモンモンの朝

いろんな体勢を取ってみるけどどれもしっくりこない

目ヤニが砂金だったら大金持ちだぜ。ザックザクよ

目を閉じて耳を塞いでもこの有り様よ。

心の毛穴に気泡が詰まっている

打ち鳴らす魂のリズム、ドンドコ動機。

少し距離を置こうか。脳みそ君。君は喋りすぎた。

辛辣脳内会議とエエヤン菩薩

2017年の秋。目眩と吐き気、食欲不振、睡眠障害、慢性的な焦燥感と不安感、それに伴って自分自身の不甲斐なさに涙が出て止まらなくなって、精神科を受診して「鬱」ですねと診断された。
私がですか。仕事上ちょっと生活が不規則で、毎日残業がある程度のことで、頭の中がうるさいだけで、鬱になんかなるんですか。

もう7年経つ。夕食後に抗うつ剤を2錠、寝る前に睡眠導入剤を1錠。
いつか良くなって薬なんかいらなくな

もっとみる
東京旅行記 その2

東京旅行記 その2

北海道という土地に住んでいると他府県に行くのってほんとに体力と財力と気力がいるの。だからいざ東京に行くってなると「せっかくだから」と

東京に住まう友人に会うついでに
ディズニーランドに行きつつ
ちょっといいホテルに泊まりつつするよって。
予定のエレクトリカルパレード。

朝2時におばあちゃんが炊飯ボタンを押してくれたおかげで無事にお米が炊けまして、朝ごはんまでしっかり準備してくれました。おばあち

もっとみる
東京旅行記 その1

東京旅行記 その1

2022年の日本人女性の平均寿命は87.09歳だそうだ。閏年はさておき一年は365日。365日×87年=31,755日。死ぬまでひと綴りにされてる日めくりカレンダーは膨大な量のページがある。

しかし、1日という区切りで時間を何に消費しているかを考えるとその短さにうんざりする。

独立した社会人として生きていくために外せない労働時間。一日8時間、休憩を含めたら9時間。行き帰りの通勤時間や身支度の時

もっとみる
ヒゲと男装

ヒゲと男装

「女装」で画像検索すると本当に女性と見紛う装いをした男性がたくさん出てくるのだけど、

「男装」で画像検索すると男性と見紛う装いの女性は出てこないのだよ。

なんだったら髪がショートカットなだけで、男性っぽさはどこに?って感じが多い。涙袋ギラついてるけど、そんな男子おるかいな。

SNSで男装を調べると「さわやか美青年」または「かわいい坊や」「メンヘラ男子」の方向性で、「男性」というよりは「中性的

もっとみる
人生放牧記「キロロより愛をこめて」

人生放牧記「キロロより愛をこめて」

登別での勤務終了後、再び山ごもりをすることにした。
人生放牧を始めてから寮を渡り歩く生活を初めてキロロで5軒目。もはや荷造りなんて慣れたものである。キャリーケースで持っていくもの、箱に詰めて持っていくもの、事前準備しておくもの、現地調達するもの…。3ヶ月前後で社員寮を渡り歩くと自然とミニマリストになっていくものだ。

キロロの社員寮は玄関を抜けると食堂になっており、吹き抜けの高い天井がお迎えしてく

もっとみる
長めの独り言「痛バ考察」

長めの独り言「痛バ考察」

地下鉄の駅直結の地下街、
地上への出入り口前の広場に若い(または若そうに見える)女性たちがたむろしている。

調べてみるとこの近くのホールで2次元アイドルの
イベントがあるらしい。

多くの女性が姫系というか、ゴスロリというか、
ホワイトロリータというか、
「女の子らしさ」「可愛らしさ」を凝縮して煮詰めた類のお洋服を着て、目の周りはなんとなく赤めにして一生懸命メイクしたんだな、気合い入れておめかし

もっとみる
人生放牧記 なんでやねん登別

人生放牧記 なんでやねん登別

長野での勤務を終え実家に戻りしばしの休憩をはさんだ後、登別に行くために荷物をまとめ始めた。いつもは荷物を大きい段ボール箱2個に詰めて先に社員寮へ送り付け、最小限の荷物をキャリーバッグにいれて移動していたのだが、毎回同じ段ボールを使いまわしている為いくら丈夫さを誇る段ボールでもさすがにくたびれてきていた。そこでプラスチックのコンテナをamazonで購入した。ちょっと重いけど頑丈なため、なにかの弾みで

もっとみる
人生放牧記「異世界転生!長野県編」

人生放牧記「異世界転生!長野県編」

陸の孤島のゲレンデから降りてきた私はいったん実家に戻り、長野の職場へ行く準備をした。北海道から長野県の勤務先まではあれこれ乗り継いでいかなくてはならない。移動系はきっちり時間を計画しないと不安になってしまう性格なので、旅行会社のツアーぐらい調べ上げた。
東京は交通機関が多いから乗り間違えたりしても何とかなりそうだけど、長野で迷子になったら助からなさそう(ド偏見)。
なので到着→乗り換え→出発の間に

もっとみる
首が限界なので整体に行ったら髪を切りたくなったよって。

首が限界なので整体に行ったら髪を切りたくなったよって。

社会人になってからすごく肩が凝るようになってきて。学生の頃はほんとに肩こり知らずだったのに働き始めてからというものの、アルティメット肩凝りがわたしを離さない。やっぱ労働って体に毒よぉ、奥様。

いつもは湿布貼って、ストレッチポールでコロコロして、休みの日に好きなだけ寝ることで回復できてたんだけれど、今回の肩こりは根性が違う。

マッサージ機でウィンウィンしようが、動画サイトで見つけた「スッと楽にな

もっとみる
人生放牧記「ロマンスの神様なんていねぇ」

人生放牧記「ロマンスの神様なんていねぇ」

富良野での農作業生活の終盤にヘルパー仲間から教えてもらったリゾートバイト派遣にスマホで登録して某スキー場のリフトスタッフとして派遣が決定した。時給だけで見たらホテルフロントとか、レストランのサービスとか、そっちの方が時給はいいけど接客する時間をできるだけ短くしたかった私は、「リフトのスタッフなら接客する時間はチケット確認してリフトに乗せる間だけ」と思い、志願した。
派遣会社を通じて就業先から注意事

もっとみる
人生放牧記「そうだ、農業やろう」

人生放牧記「そうだ、農業やろう」

23歳の冬、1年以上働いている派遣先の契約更新を前に私はタウンワークを開いていた。働きたくないなぁと思いながら開くタウンワークほどつまらない雑誌ってないよね。
食品製造の工場で働いて2度目の冬。新卒で入社したデザイン事務所(ブラック)を1年で退職した私は同じ会社で同じ季節を過ごすのは初めてだった。こんなの初めてぇ!という喜びもなく、続けられてよかったァという安堵もなく漠然と「来年も再来年も同じ感じ

もっとみる
対ゲジ戦

対ゲジ戦

一日の仕事が終わり、自宅に帰って風呂に入り、夕飯を食べ、まったりタイムを過ごしていた。
YouTube見ていたが、何となくデスクの向こう側の壁を見ると黒いモノが壁を横切っていく。

視認してから1秒。

「ゲジだ!!!」

北海道の大自然で育ち、廃墟並みの社員寮で生活した経験のある私は蟲共とは幾度も戦ってきた。ナウシカなら心を通わせるただろうが私は風の谷の姫ではない。ポケットに蟲笛も入ってない。メ

もっとみる
のろいのお部屋

のろいのお部屋

 「どうも、ありがとうございました。」
 トガリは引っ越し業者を玄関先で見送った。業者がエレベーターに乗ったのを確認すると、八月の熱波をできるだけ室内に入れまいと素早くドアを閉めた。
 小さな田舎町から出てきたトガリにとって夜でも明かりが消えることのないこの街は、とてつもない大都市に思えた。大都市は人口も多い。人口が多いということは、犯罪が起こる確率も高い。もしかしたらサイコキラーが近くに住んでい

もっとみる
デジタルデトックス

デジタルデトックス

「海外の若者の間でデジタルデトックスが流行ってきており、スマートフォンからガラケーに乗り換え、または2台持ちの人が増えてきている」というニュースを見まして。

説明しよう!昨今はデジタルで人とつながる時間が増えていて、Twitterピヨッピヨ、スマホゲームポッチポチ、LINEペッコペコで目の前の現実世界を放り出しがち。デジタルデトックスでスマホとかのデジタル端末に触らない時間をつくってもっとみんな

もっとみる
人生のおせんたく

人生のおせんたく

小さいころから絵を描くのが好きで、イラストに携わる仕事がしたいと思った。真剣に将来の進路を考えだした高校生のころ、
「イラストレーターという職を目指して勉強したとして、本当にイラストレーターになれて尚且つ経済的に自立した大人になれるのだろうか?」

十代半ばとしてはなかなか現実が見えているではないか。学校で技術は学べるとして、お金を生み出せるほどのセンスが私にあるのだろうか?と考えた時、イマジナリ

もっとみる