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耳で出来る!フィドルのチューニング
「チューナーで合わせるのがフィドラー、重音で合わせるのがクラシックヴァイオリニスト」と聞いたときは、驚きました。確かに、フィドルでは、チューナーを使う人が多く、クラシックヴァイオリンでは、重音でチューニングしている人をよく見かけます。けれども、そう見えるという以上に根拠がなく、フィドルとヴァイオリンの違いについておもしろおかしく語られる、冗談のひとつではないかと思います。今回は、フィドルのチューニ
もっとみるアイリッシュジグ「Tom O‘Connor's Jig」~元音源と一緒に学ぶ楽譜ピース販売
最後の巡回教師パードリック・オキーフ(1888-1963)にちなむ曲を習いましょう。フィドルクラブ大阪の2024年7月の課題曲です。
Tom O‘Connor's Jigの音源
レベル:初級~中級 ファーストポジション、シャープふたつ
フィドルのボウイングと装飾音、コード伴奏付、アレンジのアイディア付き。ぜひ、弾いてみてくださいね♪
ご購入の流れ:
①この記事を購入してください。
②すると
アイリッシュジグ「Padraig’s Lark in the Morning」~元音源と一緒に学ぶ楽譜ピース販売
最後の巡回教師パードリック・オキーフ(1888-1963)にちなむ曲を習いましょう。フィドルクラブ大阪の2024年6月の課題曲です。
Padraig’s Lark in the Morningの音源
レベル:初級~中級 ファーストポジション、シャープふたつ
フィドルのボウイングと装飾音、コード伴奏付、アレンジのアイディア付き。ぜひ、弾いてみてくださいね♪
ご購入の流れ:
①この記事を購入し
アイリッシュポルカ「Knocknaboul Polka」~元音源と一緒に学ぶ楽譜ピース販売
最後の巡回教師パードリック・オキーフ(1888-1963)にちなむ曲を習いましょう。フィドルクラブ大阪の2024年5月の課題曲です。
Knocknaboul Polkaの音源
1トラックの2曲目に、The Top of The Maolとセットにして収録されています。(1:28~)
レベル:初級~中級 ファーストポジション、シャープひとつ
フィドルのボウイングと装飾音、コード伴奏付き。ぜひ、
英国コーンウオール「Come to Good」~元音源と一緒に学ぶ楽譜ピース販売
MUJI BGMにも使われている、英国コーンウオールの音楽の楽譜の書き起こしをしました。中世の楽譜から発掘されたという、コンウオールの音楽を聴いて下さい。
レベル:初級~中級 ファーストポジション、フラットキーがひとつ出てきます。
フィドルのボウイング付きです。ぜひ、弾いてみてくださいね。
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北欧フィンランド「Pikkulukkarin sotiisi」~元音源と一緒に学べる楽譜ピース販売
MUJI BGMにも使われている、フィンランドのダンス曲の楽譜の書き起こしをしました。
このような音楽です。
レベル:初級~中級 ファーストポジション、フラットキーが2つ出てきます。
フィドルのボウイング付きです。ぜひ、弾いてみてくださいね。
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③楽譜の画像が貼ってあ
夏のセッション大会~presented by フィドルクラブ大阪
こちらは、生徒さん向けのページです。
フィドルクラブ大阪では、受講者のみなさんで、共通のレパートリーを作りあげてきました。そうしたレパートリーを携えて、パブでセッションをしましょう♪ ギター、マンドリンの伴奏楽器も大歓迎。
夏のセッション大会概要
【日時】8月3日(土) 18:00開始 20:00完全撤収
【場所】HUBあべのキューズモール店(JR/地下鉄 天王寺駅より徒歩1分)
【参加費】
ロイヤルを冠しても、すなわち王立ではない英国事情 ~ヴァイオリンの音楽検定から
みなさんにご愛好いただいている『フィドルが弾きたい!』には、ヴァイオリンの音楽検定のことに触れ、それを主宰する「Royal Irish Academy of Music」という名が出てきます。私は、それを「王立アイルランド音楽院」とせずに、「ロイヤルアイリッシュ音楽院」としました。アイルランド共和国には王様がいないので、「王立」では、なんだか妙だからです。アイルランドにあるこの音楽学校の歩みを見て
もっとみるJohn Ryan’s Polka にみる曲の流行
John Ryan’s Polka という曲をご存じですか。ディカプリオ主演、1997年のハリウッド映画『タイタニック』で三等船室のダンスパーティーに使われた曲、といえばお分かりでしょうか。初心者にも取り組みやすい易しい曲として、日本でおそらく最も人気があるアイリッシュレパートリーのひとつといっても過言ではないでしょう。この曲が一躍人気を得た経緯をたどりながら、メディアの役割を見ていきましょう!
民俗音楽に息づくアマチュアリズム
アマチュアというと、『広辞苑』には「職業としてでなしに趣味や余技として携わる人。愛好家。」とあり、”しろうとの手慰み””下手の横好き”といったように、一般的にプロに対して甘いというニュアンスが込められます。けれども、民俗音楽の世界では、プロ的な活動をしている著名な音楽家が別に本業を持っていたり、無名のアマチュアがプロのような演奏をしたりするので、そのような定義がかみあわないことに気が付きます。
「アイリッシュフィドル講師養成講座」開講
フィドルを習いたい方が増えています。しかし、フィドルを教えられる講師の方がまだまだ少ない現状です。そのような現状に応えるべく、ヴァイオリン講師向けのアイリッシュフィドル講座が開講されます。フィドルをお教室に取り入れ、生徒さまのより幅の広いニーズに応えてみませんか。楽器を楽に構えファーストポジションで弾くフィドルの奏法は、身体に優しく、幅広い年齢層の方に喜ばれます。フィドルを装飾音やボウイングといっ
もっとみる音楽の歴史を狭めることで見えなくなるもの
「民間伝承(folklore)は、三世代(一世代=約30年、つまり約90年)以上にわたって伝承されてきた有形無形の文化である。」という定義を拡大解釈して、民俗音楽の歴史を現在からたった三世代までしか遡らないとする人がいます。三世代以上と三世代までとでは全く意味が違いますし、伝統的な音楽の歴史がたったの90年!とは、いったいどういうことでしょう。何かの意図がないと、そうはなりません。それは、いったい
もっとみる民俗音楽における「楽譜」の存在とその役割
アイルランド音楽において、曲は聴き覚えで伝えられてきました。そもそも楽譜が読めない奏者もたくさんいます。だからといって、この音楽の世界に楽譜が全く存在しなかったか、というと決してそうではありません。もし、民俗音楽の音楽家が旋律を紙に記すことも、出版された楽譜を見ることも全くなかったら、音楽は今よりずっと内容の乏しいものになっていたでしょう。民俗音楽においては、クラシックとはまた違った楽譜の果たした
もっとみるクラシックギター音楽と民俗音楽のクロスオーバーの新発見をしたかも!?というお話
民俗音楽研究は、クロスオーバーの発見の歴史と言っても過言ではありません。研究者が範囲を広げて調べてみると、「その地で生まれた固有の音楽」と思われた歌や曲が他の地域でも見つかることがよくあるからです。そして、それぞれの曲の年代が推定できると、曲のたどってきた軌跡が分かり、人々の暮らしぶりまで想像できることもあるのです。
民俗音楽での地域間のクロスオーバー
アイルランドとイギリス諸島のクロスオーバ