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自分の中にいる小さな子どもの私と生きていく

「お風呂入りたくない」
「今日行きたくない」
「あの人に会いたくないなあ」
「ムカつく!腹立つ!大嫌い!」
「あの人ばかりずるい!もっと私に構ってよ」

自分の感情の蓋を開けて、自分の心の声が聞こえるようになってから、私はこんなにもどうしようもない奴だったのか、こんなにもネガティブなのか、こんなにも劣等感にまみれているのか、と途方にくれることがある。

自分をどう扱っていいのかわからないし、手に負えない。

そんなことが何度もある。

最初の頃は、「もうどうしたらいいかわかんない!」と爆発していたが、今となっては、「そっかそっか」「そう思うんだね」と聞いてあげて、その奥底にはどんな思いがあるのか見ていって、自分を満たしてあげるようになった。

そしたら、心の声は収まっていく。

「なんでそう思うねん!!」と対抗したり、否定したら、心の声はどんどん苦しくなっていく。

怒りの感情や、不機嫌になっていく。

だから、ただただ、ここにある感情を、あるがままに感じてあげる。ただそれだけで良い。


日常を何気なく過ごしていると、気がつけば感情は溜まっていく。

SNSや買い物は、一時的に感情に蓋することのできる簡単なツールになりやすい。

溜めれば溜めるほど、私たちは苦しくなっていく。


だから、時々溜まっている感情を出し切る、感じきる時間を作ってあげることが大切。

蓋をしたくなるようなネガティブな感情も、あるものはあると、あるがままを感じて、観察して、「あるんだよね」と認めてあげることで、自然と消化されていく。


そんな感情との向き合い方は、自分の中にいる小さな子どもと生きていく、という感覚。

「はいはい、そう思ってるんだね」
「寂しかったんだね、よしよし」
「そう思ってたんだね、気づかなくてごめんね」

といったような、小さな私を愛してあげる。


自分の感情が手に負えない時期に、職場の人から送られてきた漫画がある。

「自分と生きるって、こんな感じなんじゃないかな?
おもしろいから読んでみて」

と言われて、読んでみると、そのときは「ふう~ん」程度だった。

今、1年ぶりに読んでみたら、めちゃくちゃ腑に落ちた。

この漫画を送ってもらった時期は、精神が大崩壊してて、カウンセリングも受けて、仕事以外は引きこもりで人に会いたくなくて、仕事も作り笑顔で行っていた。夜も寝れなくて、真っ暗闇に落ちていた。

毎日自分を保つことに精一杯だった。

もはやうつ状態だったのかもしれない。

それを見据えて送ってくれた気がする。感謝。

本になって、出版もされているようです。



先日、翌日が早朝に出発するため、早くに寝たいけれど、「どうしてもドラマが見たい!」と私の小さなこどもの心は叫んでいた。笑

「イヤイヤ、絶対に早く寝るべきじゃん。明日どうすんの!」と思う大人な私の心の声を置いて、ドラマを見ることにした!

そしたらこどもの心の声は満足して、眠りについた。

自分の心の声を押さえつけたり、否定することで、さらにイライラしたり、不機嫌になったりする。

「わかったわかった。じゃあドラマ観よう!ドラマ終わったら寝ようね」といった感じで、自分の心の声と上手く付き合いながら、生きていく。

もはや育児みたいなもの!笑


自分の心の声を聞いて、本来の自分を生きていくためのコツのひとつかな。


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