ComeShine (Eli Fumoto)

人生の半分をスイス・イギリスで過ごし、2021年に60才で山口県長門市湯本に移住。「会…

ComeShine (Eli Fumoto)

人生の半分をスイス・イギリスで過ごし、2021年に60才で山口県長門市湯本に移住。「会いたい人がいる食堂と宿、ComeShine」をコンセプトに創業準備中。良いご縁が芽生えて、自分らしく人間開花するきっかけが生まれる場所を育ていきたい。移住&創業の体験記です。

記事一覧

固定された記事

7. 山口県長門湯本に移住する(1) 2024年5月18日

こんにちは。山口県長門市湯本のComeShineです。 昨日は、移住のきっかけを書きました。 今日からは、移住の過程を書きます。 湯本に暮らそう!と決めて、 ネットで情報…

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山口県長門に移住する(45):ときめく7月

7月は、 ときめく月。 私の元旦那さんは、 7月生まれだった。 そう言えば、 私達、7月に結婚した。 彼と暮らすために、 日本からスイスに発ったのも 7月、七夕だった。 …

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山口県長門に移住する(44):周防大島にて

今日は一日、 瀬戸内海に浮かぶ周防大島に 行って来た。 長門市のNPO法人つなぐが企画した 起業家を訪ねる旅。 久しぶりに、 Impactfulな方に会った。 株式会社ジブンノ…

山口県長門に移住する(43): それぞれの「もちまえ」

それぞれの「もちまえ」は、 玄侑宗久著「荘子と遊ぶ」 にある一節。 荘子の思想を 玄侑さんの解釈で、 面白おかしく綴った本。 この「もちまえ」が、 ずっと、気に掛か…

山口県長門に移住する(42):雨の日に

我が家の猫さんは、 オソトが大好き。 一日のほとんどを オソトで過ごしてる。 昼間は、 内庭のテーブルか、 通らなくなった 電車の線路の上か、 その辺りの原っぱで寝て…

山口県長門に移住する(41):季節を感じる

長門湯本には、 素晴らしい和菓子屋さんがある。 吉富幸進堂、 通称「よしこう」さん。 有名な「わっふる」や、 「黒糖ろおる」に、 昔ながらの温泉饅頭や最中。 どれも…

山口県長門に移住する(40):夏みかんとガードレール

私が暮らすシェアハウス、 みかん荘には、 夏みかんの木がある。 夏みかんの木が 大きなトゲを持っていること、 香しい白い花をつけることを、 ここに暮らすようになって…

山口県長門に移住する(39):コスモス畑プロジェクト

この川沿いの空き地に コスモス畑をつくろう、 と思う。 実を言うと、 お花畑プロジェクトは、 諦めていた。 鹿さんがいるから。 奈良で育った私は、 鹿さん大好き。 バ…

山口県長門に移住する(38):桃太郎トマトとキジ

トマトを食べて、 久し振りに感動した。 長門市仙崎、田屋のトマト、 桃太郎。 下のとらや商店で、 約1kg、100円で買った。 トマトソースづくりに最適な完熟。 少々傷…

山口県長門に移住する(37):心を解放する

今、できることは何か? と、ここ何週間か考えている。 未だ、答えは出ない。 欲しかった土地が手に入り、 解体工事も終わった。 設計プランも練り上がり、 念願の食堂&…

山口県長門に移住する(36): 健康

思い切って、 カミングアウトしてしまおう。 実は、 私は、 健康オタクだ! しかも、40年以上も前から。 大きな病気をしたわけでもないし、 手術も入院もしたことがない…

山口県長門に移住する(35):ナツカレクサ

今日は、夏至。 一年で一番、昼の時間が長い日。 オソト大好きの私は、 日がドンドン長くなる、 春分から夏至の間が好き。 夏至の日には、 明るい昼間がこれから短くなる…

山口県長門に移住する(34):幸子さんのこと

初めて、幸子さんとお話しした日は、 小雨が降っていた。 私は、傘が嫌いで、 少々の雨なら、傘を差さない。 イギリスなら、ごく普通のコトだが、 一滴でも雨が降ったら、 …

山口県長門に移住する(33):萩に遊ぶ

昨日は、萩の法務局に行って、 解体した家屋の滅失登記をした。 そういう手続きがあることさえ、知らなかった。 必要な書類を揃えて、印鑑を持って。 不備はないはずだっ…

山口県長門に移住する(32):暮らすように滞在する宿ComeShineその2

民泊ComeShineは、 関係人口と、 インバウンドと呼ばれる 外国人訪問者がターゲット顧客層。 インバウンドだって、 関係人口になりえる、 是非、なってもらおう、と思って…

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山口県長門に移住する(31):暮らすように滞在する宿ComeShine

パッシブデザインの家ができたら、 二階の一部屋を民泊にする予定。 ただ、泊まって観光するための 拠点ではなくて、 長門市というまちとの 「かかわりしろ」が生まれて、…

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7.	山口県長門湯本に移住する(1) 2024年5月18日

7. 山口県長門湯本に移住する(1) 2024年5月18日

こんにちは。山口県長門市湯本のComeShineです。
昨日は、移住のきっかけを書きました。
今日からは、移住の過程を書きます。

湯本に暮らそう!と決めて、
ネットで情報を集めたり、
心当たりの知人・友人に思いを語っていると、
ことがトントン運んで、
ひと月も経たないうちに、移住した。

当時、私の持ち物といえば、
イギリスから持ってきた、
スーツケース1個分の荷物だけ。
家族もいなかったの

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山口県長門に移住する(45):ときめく7月

山口県長門に移住する(45):ときめく7月

7月は、
ときめく月。

私の元旦那さんは、
7月生まれだった。

そう言えば、
私達、7月に結婚した。

彼と暮らすために、
日本からスイスに発ったのも
7月、七夕だった。

スイスの7月は、
とても快適。

アルプスを歩くなら、
お天気が安定して、
花がたくさん咲く、
7月がお勧め。

野外コンサートや、
色んなフェスも
目白押し。

7月なら、
水温の低いレマン湖でも
泳げる。

何年も前の

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山口県長門に移住する(44):周防大島にて

山口県長門に移住する(44):周防大島にて

今日は一日、
瀬戸内海に浮かぶ周防大島に
行って来た。

長門市のNPO法人つなぐが企画した
起業家を訪ねる旅。

久しぶりに、
Impactfulな方に会った。

株式会社ジブンノオトの
大野圭司さん。

小学生からの起業育を
提唱、実践されている。

大野さん語録:
「失敗は楽しい。
迷子になるのは、アクティビティ」

「旗を立てて、懸命に走り続けること。
そうすれば、一緒にやりたい人が
自然

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山口県長門に移住する(43): それぞれの「もちまえ」

山口県長門に移住する(43): それぞれの「もちまえ」

それぞれの「もちまえ」は、
玄侑宗久著「荘子と遊ぶ」
にある一節。

荘子の思想を
玄侑さんの解釈で、
面白おかしく綴った本。

この「もちまえ」が、
ずっと、気に掛かってる。

私の「もちまえ」って何?

落ち着きがない、
根気がない、
飽きっぽい、
大雑把。

私の人生が、この「もちまえ」を
見事に反映してる。

移住と転職を繰り返し、
多様で、限りなく浅く、
移りゆく興味。

無い物ねだりで

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山口県長門に移住する(42):雨の日に

山口県長門に移住する(42):雨の日に

我が家の猫さんは、
オソトが大好き。

一日のほとんどを
オソトで過ごしてる。

昼間は、
内庭のテーブルか、
通らなくなった
電車の線路の上か、
その辺りの原っぱで寝てる。

夕方にノソノソ起きて、
内庭でご飯。

仙崎港に揚がった
新鮮なお魚が大好き。

今夜はカマスだよ〜。

焼きのりに納豆、玄米も
大好物。

お芋やカボチャも
大好きだけど、
食べ過ぎてメタボ猫に
なりそうだったから、

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山口県長門に移住する(41):季節を感じる

山口県長門に移住する(41):季節を感じる

長門湯本には、
素晴らしい和菓子屋さんがある。

吉富幸進堂、
通称「よしこう」さん。

有名な「わっふる」や、
「黒糖ろおる」に、
昔ながらの温泉饅頭や最中。

どれも丁寧につくられていて、
とても美味しい。

保存料も添加物も
入っていない。

Wonderful!

さらに、素晴らしいのは、
季節のお菓子。

今の時季なら、
タイトル写真の
水無月(みなづき)に、
黒糖わらび餅。

秋になっ

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山口県長門に移住する(40):夏みかんとガードレール

山口県長門に移住する(40):夏みかんとガードレール

私が暮らすシェアハウス、
みかん荘には、
夏みかんの木がある。

夏みかんの木が
大きなトゲを持っていること、
香しい白い花をつけることを、
ここに暮らすようになって知った。

常緑樹で、冬でも葉が落ちない。
みかんの実の黄色と
コントラストが綺麗で、
一年中、庭を彩ってくれる。

長門には、こんな夏みかんの木が
至る所にある。

そして、ガードレールも
夏みかん色に塗られている。

最初の頃は、

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山口県長門に移住する(39):コスモス畑プロジェクト

山口県長門に移住する(39):コスモス畑プロジェクト

この川沿いの空き地に
コスモス畑をつくろう、
と思う。

実を言うと、
お花畑プロジェクトは、
諦めていた。

鹿さんがいるから。

奈良で育った私は、
鹿さん大好き。
バッタリ会ったら、
ちゃんとご挨拶をする。

奈良の鹿さんと違って、
長門の鹿さんは、
挨拶を返してはくれない。
でも、好き。

鹿し、もとい、
しかし、
鹿さんは、筋金入りのベジタリアンで、
木の芽や花を
ことごとく召し上がって

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山口県長門に移住する(38):桃太郎トマトとキジ

山口県長門に移住する(38):桃太郎トマトとキジ

トマトを食べて、
久し振りに感動した。

長門市仙崎、田屋のトマト、
桃太郎。

下のとらや商店で、
約1kg、100円で買った。

トマトソースづくりに最適な完熟。
少々傷んでいたが、
気にしない、気にしない。

鉄のフライパンに、
オリーブオイルを少し、
ニンニクと鷹の爪を刻んで、
ほおりこむ。

良い香りがしてきたら、
ぶつ切りトマトを入れて、
蓋をして、待つ。

じっくり煮詰めて、
濃厚

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山口県長門に移住する(37):心を解放する

山口県長門に移住する(37):心を解放する

今、できることは何か?
と、ここ何週間か考えている。
未だ、答えは出ない。

欲しかった土地が手に入り、
解体工事も終わった。
設計プランも練り上がり、
念願の食堂&民泊の建設が
いよいよ始まる。

私は毎日現場に通い、
大工見習いをする。

はずだった。
でも、そうならなかった。

これでいこう!と、思える
設計デザインができあがらなかったから。

原因は、
私の認識不足と勉強不足。

設計を最

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山口県長門に移住する(36): 健康

山口県長門に移住する(36): 健康

思い切って、
カミングアウトしてしまおう。

実は、
私は、

健康オタクだ!

しかも、40年以上も前から。

大きな病気をしたわけでもないし、
手術も入院もしたことがない。

でも、小さな頃から、
扁桃腺が腫れたり、
お腹がしょっちゅう痛くなったり、
ニキビが酷かったり、
疲れやすかったりした。

いつでも、元気溌剌、
ヤル気満々で行動的な人が羨ましかった。

周りの大人達は、子どもの頃の私に

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山口県長門に移住する(35):ナツカレクサ

山口県長門に移住する(35):ナツカレクサ

今日は、夏至。
一年で一番、昼の時間が長い日。

オソト大好きの私は、
日がドンドン長くなる、
春分から夏至の間が好き。

夏至の日には、
明るい昼間がこれから短くなる、
と思うと、少し切なくなる。

七十二候では、今日から
夏至・初候・第28候、
「及東枯る」(なつかれくさかるる)。
この頃、枯れ始めるウツボ草の別名が
ナツカレクサ。

五日ごとにめくる
七十二候のカレンダーは、
驚くほど正確に

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山口県長門に移住する(34):幸子さんのこと

山口県長門に移住する(34):幸子さんのこと

初めて、幸子さんとお話しした日は、
小雨が降っていた。

私は、傘が嫌いで、
少々の雨なら、傘を差さない。

イギリスなら、ごく普通のコトだが、
一滴でも雨が降ったら、
即、傘を差す日本では、
「異端」らしい(^0^;)

その小雨の日に、
郵便局の前で幸子さんに会った。

私は、すぐ「あの方だ!」と分かった。

以前から、聞いていたのだ。

90才をとうに過ぎているのに、
自宅から離れたまちの湯

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山口県長門に移住する(33):萩に遊ぶ

山口県長門に移住する(33):萩に遊ぶ

昨日は、萩の法務局に行って、
解体した家屋の滅失登記をした。

そういう手続きがあることさえ、知らなかった。

必要な書類を揃えて、印鑑を持って。
不備はないはずだったけど、
窓口では、ドキドキした。

10分ほどで、目出度く手続き完了!

その後は、一日萩で遊んで帰った。

まず、浜崎の伝統建築物エリアを歩く。

「船倉が開いているから、見ていらっしゃい」
と、親切に教えて下さった方がいたので、

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山口県長門に移住する(32):暮らすように滞在する宿ComeShineその2

山口県長門に移住する(32):暮らすように滞在する宿ComeShineその2

民泊ComeShineは、
関係人口と、
インバウンドと呼ばれる
外国人訪問者がターゲット顧客層。

インバウンドだって、
関係人口になりえる、
是非、なってもらおう、と思っている。

いくら遠くても、
自分の役割がある場所、
会いたい人がいる場所に
人はやって来る。
何度もやって来る。
家族がそう。
親友がそう。

観光地を訪れて、
写真を撮って、
名物料理を食べる。
それだけじゃ、ツマラナイ、

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山口県長門に移住する(31):暮らすように滞在する宿ComeShine

山口県長門に移住する(31):暮らすように滞在する宿ComeShine

パッシブデザインの家ができたら、
二階の一部屋を民泊にする予定。

ただ、泊まって観光するための
拠点ではなくて、
長門市というまちとの
「かかわりしろ」が生まれて、育つ民泊。

一階の食堂ComeShineで、
まちの人とご縁ができて、
長門と関わり合いを持つようになった、
「関係人口」と呼ばれる人々が、
頻繁にやって来て滞在する宿。

まちの人と一緒にご飯を食べて、
一緒にやっているプロジェ

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