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山口県長門に移住する(40):夏みかんとガードレール

私が暮らすシェアハウス、
みかん荘には、
夏みかんの木がある。

夏みかんの木が
大きなトゲを持っていること、
香しい白い花をつけることを、
ここに暮らすようになって知った。

常緑樹で、冬でも葉が落ちない。
みかんの実の黄色と
コントラストが綺麗で、
一年中、庭を彩ってくれる。

長門には、こんな夏みかんの木が
至る所にある。

そして、ガードレールも
夏みかん色に塗られている。

最初の頃は、
危険な道路のガードレールを
黄色に塗ってあるのだと思ってた。

でも、田舎の、
交通量が凄く少ない道路の
ガードレールも黄色なので、
不思議に思っていた。

私のように、不思議に思う人が、
たくさんいるのだろう。

山口県のホームページに説明があった。

「山の緑に映え、視認性がよいことから、景観整備の一環として、
山口県が管理する道路のガードレールが、
県の特産である「夏みかん」の黄色に統一されました」。

日本の初代内閣総理大臣、
伊藤博文に始まり、
歴代首相が多く出たせいか、
山口県の道路は、
とても良く整備されている。

県民スポーツは、道路工事!
と思うくらい、
しょっちゅう道路をつくったり、
整備したりしてる。

そして、ピカピカの道路には、
夏みかん色のガードレール。

ナンテ、ステキな
アイデア。

そう知った途端に、私の中で、
黄色のガードレール=危険が
黄色のガードレール=Happy夏みかん色
に変わった。

夏みかんのガードレールに
ものすごく愛着が湧く。
自転車で走りながら、
投げキッスをしたいくらいだ。

みかん荘の夏みかんの木が、
去年は大きな実を
たくさんつけてくれた。

無肥料、無農薬で育った
健やか夏みかんは、
あちこちにお嫁に行って、
マーマレードになって、
みかん荘に里帰りしたりする。

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