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ボードゲーム関係

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#カードゲーム

”勘”と”カウンティング”でどこまで予測できるか?!見える数字からほしい色をGETできたときの爽快感(*´▽`*)♪

”勘”と”カウンティング”でどこまで予測できるか?!見える数字からほしい色をGETできたときの爽快感(*´▽`*)♪

クウィックス(ダイス)との違い
クウィックスをしたことのある方のために、最初に違いだけをまとめました。クウィックスを知らない方は飛ばしてくださったほうがわかりやすいです。

~準備~ 
・手札は4枚で始める
・残りのカードを共通色の面を上にして山札にし、そこから場に4枚共通色の面のまま出す

~毎ターン~
・手番の人は手札が5枚になるように「場」から選択してカードを必要数手札に取る。
・空いた分だ

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プレーヤーの『リアクション』を生成するルール集【ライトなカードゲーム編】

プレーヤーの『リアクション』を生成するルール集【ライトなカードゲーム編】

前書き 普段と違い、ゲームのメカニクス(≒大枠)の話ではなく”細かい実装”部分の話。

 短時間で終わる軽いゲームの場合、『このゲームはどうやって人の心を動かすのか?』を意識して作っていきたい。
 作っていきたいんですが、テストプレイ時はつい頭でっかちになり「カードごとの強さのバランス≒公平性」の話をしてしまいそうになる。(意識して踏みとどまっているけど。)
 自戒も込めて、自分が良いと思っている

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「アトダシホーダイ」あそび方

「アトダシホーダイ」あそび方

このページでは、セブンスライフが販売・提供しているカードゲーム「アトダシホーダイ」の遊び方やルールについて説明します。

ゲーム概要アトダシホーダイは、カードを使ったじゃんけんで決まった回数の勝負をして、合計の勝ち点を競うゲームです。
ただし、普通のじゃんけんではありません。自分が勝てるように、出した手やルールを後から変えてしまいましょう。

ゲームのスペック

プレイ人数: 3~5人

プレイ時

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新しいジャンケンのルール:引き分けならばチョキの勝ち

新しいジャンケンのルール:引き分けならばチョキの勝ち

 大勢でジャンケンをするときに、引き分けを減らしたい、でもジャンケンのルールはあまり変えたくない、という人に最適なルールを紹介します。

チョキじゃんけん「引き分けならばチョキの勝ち」
《ルール》
・3人以上が同時にグー・チョキ・パーを出したら、チョキの勝ち。
・それ以外は、普通のじゃんけんと同じ。
《特徴》
・じゃんけん+α なので、ルールが覚えやすい。
・大勢でやったとき、あっという間に勝負が

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協力★競争の競り式チームメイキング「勇者駆動開発案件」(3)ルール概要・条件

協力★競争の競り式チームメイキング「勇者駆動開発案件」(3)ルール概要・条件

RayArc(レイアーク)、ならびにRayArc Astrolabe(アストロラーベ)の皆さま、おつかれさまです。新規事業ユニットです!

ボードゲーム🃏制作プロジェクトからお伝えします。

勇者駆動開発案件~すべての現場に祝福を~どんなゲーム?

開発現場のエンジニアたちを冒険者に見立て、交渉を駆使して理想のチームをつくる「協力★競争の競り式チームメイキング」ゲームです。

ルール概要・条件◆

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「好きなものをゲームにする方法note版3」アイデアを具体化させる

「好きなものをゲームにする方法note版3」アイデアを具体化させる

「好きなものをゲームにする方法note版」は、創作の基本的な原理と流れを、実戦形式で体験する講座をテキスト化したものです。

池袋コミュニティ・カレッジで開催された全6回のワークショップ「米光一成のゲームづくり道場」(2018年4月~9月)をベースに再構築しています。

今回はステップ3。

以前の回はこちら↓

では、ステップ3「アイデアを具体化させる」です。

■小さく作って大きくしていくここ

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古典的作品論的ゲームデザインプロセス

古典的作品論的ゲームデザインプロセス

この記事はBoard Game Design Advent Calendar 2021の3日目の記事として書かれました。

はじめまして。反社会人サークルです。
これまで『この過労死がすごい!』『顧客が本当に必要だったものゲーム』といったカードゲームや、マダミス『スパイス工場殺人事件』などを作りました。最新作は『理解のある彼くんになろう!』です。

最近『カードゲーム制作を支える技術』という本を書

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新版 『ラララうちゅう』 ちょっとマニアックな制作記録

新版 『ラララうちゅう』 ちょっとマニアックな制作記録

こんにちは!ボードゲームデザイナーの山田空太です。

今回は、今秋発売予定の新作:新版『ラララうちゅう』の、ちょっとマニアックな制作過程の記録です。ルールやアートワークの細かなところについて書いています。

ゲーム概要につきましては、こちらのnoteをぜひどうぞ。

1. もともとのコンセプトのようなものとゲームのメカニクス
さて、新版の前に初版『ラララうちゅう』のことをちょっと書いておきます。初

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『創造的な習慣』カナイセイジ 前篇

『創造的な習慣』カナイセイジ 前篇

カナイセイジさん(カナイ製作所)は、日本のアナログゲームシーンにおいて長く活躍され、いまや世界中でその作品が多くのファンに楽しまれています。長きに渡る製作活動によって得られた経験と、真似のできない鋭いセンスを掛け合わせた作品を得意とするアナログゲームデザイナーです。

主な作品リスト
『いばらの姫と4人の騎士』『イカサマージ!』『Chronicle』『RR』『舞星』 『大商人』 『成敗』 『ラブレ

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ゲームマーケット2021秋 注目作をいくつか#1

ゲームマーケット2021秋 注目作をいくつか#1

いつもならゲムマ注目作はツイキャスでサクッとやって終わってしまうんですが、あんま意味ないよなー、ってことで、今回はNoteに書いてみます。

先に断っておきますが、注目作自体はガチで自分が欲しいゲームです。もちろん、予約可能なものはすべて予約済みです。

後、「どうせ、自分とこの宣伝記事だろ?」って思う人もいるかもしれません。や、当たってますw
とはいえ、注目作部分の後にちょこっとだけ同じ形式で掲

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仮面村ポーカーのディベロップノート(COLON ARC)

仮面村ポーカーのディベロップノート(COLON ARC)

今回は、備忘録というか、仕事内容紹介というか、比較的同人のボドゲデザイナーさん向けに書くNoteです。

今回の新作「仮面村ポーカー」では、おそらくこれまでCOLON ARCでリメイク(というか、リビルド)してきたゲームの中で一番変更点が大きいかもしれません。
もうちょっと行くと「シンデレラマジック」のように「共作」となります。

弊社で声をかけさせていただいて出版する場合、がっつり手を出す場合は

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『創造的な習慣』山田空太 前篇

『創造的な習慣』山田空太 前篇

imagineGAMES / UTSUROI の山田空太(やまだ・くうた)さんは、石を模したコンポーネントを配置して趣のある庭園を作っていくボードゲーム『枯山水』に代表されるように、非常に魅力的で個性的なテーマをボードゲームの世界に組み込んでクリエイトされるアナログゲームデザイナーです。

主な作品リスト
『ポストマンレース』『こびとのくつや』 『ジジニャーゴ』
『江戸職人物語』 『枯山水』『IK

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トリテとレンク(0) 〜 「連句を無理矢理トリックテイキングゲームとして紹介する」可能性を1年間考えてみる。

トリテとレンク(0) 〜 「連句を無理矢理トリックテイキングゲームとして紹介する」可能性を1年間考えてみる。

2021年

しんねーん。
去年もこの挨拶ではじめました。挨拶なのか。

前回書きましたが、この記事でnote通算100本目となります。

不可能です。結論からいうと、

無茶だし無謀です。

とはいえ、なぜそんな事を考えたのか。
きっかけは、とある記事を書いたことからです。

この記事の最後で「第二芸術」という言葉を使いました。

ただ、この言葉で「ギャー!」と悲鳴を上げるかも知れないジャンルが

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