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#教師のバトン

教師だけを目指す大きな落とし穴

教師だけを目指す大きな落とし穴

教師を目指すことにはある程度のリスクや落とし穴があります。そのため、『私は先生になりたい!それ以外の勉強はしない!』というのはオススメしません。以下では、どのようなリスクがあるかを説明していきます。

精神疾患になる

学校は、場合によっては月80時間を超える残業が当たり前です。新卒だろうが、ベテランだろうが、関係はありません。

学生生活からいきなり過酷な労働環境になるため、新卒の若手が身体と心

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学校の先生ってそれもやってるの?

学校の先生ってそれもやってるの?

教員の仕事のうち、子供とかかわったり授業で教えたりする業務の割合は3割ほどです。残りの7割は実は、必ずしも教員免許をもっている方でなくとも可能な内容です。むしろ、専門の方を雇って従事してもらったほうが効率が良い内容です。ここではそのような業務のうちの3つを紹介します。

奨学金関連全般

高校では、卒業後に専門学校や大学に進学する際に日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を借りる生徒が多いです。J

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部活で私が壊れるまで

部活で私が壊れるまで

私は部活顧問で月100時間超えの超過勤務が数ヶ月続き、休職に至った経験があります。休職に至るまでの私自身を振り返ってみます。

未経験運動競技の顧問になる

私は高校時代は文化部を兼部していました。赴任した学校には、指導できる運動部はなく、自身が経験した文化部は年配の先生が顧問をしていました。管理職より『運動部を指導出来ないなんて使えないやつだな』と言われていました。私は運動部顧問を希望しないと伝

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教員に特有の退職パターン

教員に特有の退職パターン

5月頃になるとあまりの業務の過重負担から『仕事を辞めたい』『つらくて仕事を辞めた』などの声が初任の先生から聞かれます。教員は6ヶ月未満で退職する人の割合が一般職公務員よりも多いのではないか…。そう考え総務省の統計を調べてみました。結果、6ヶ月未満の退職率が高いパターンが見られました。

教員の6ヶ月未満の退職率総務省の統計から引用します。教員(教育公務員)の退職者数の表がこちらです。退職者数の合計

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教員の手当

教員の手当

教員の待遇改善の必要性が叫ばれています。公立学校教員のサービス残業は過労死ラインを超えるほど常態化しています。また、学校はきつい職場だと敬遠され、教員不足が問題化しています。その中で手当の創設などの待遇改善が提案されています。では、現在教員にはどのような手当が支給されているのでしょうか。

ここでは、現在教員の給与に加算されている主な手当について取り上げてみます。

教職調整額公立学校教員には、給

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自殺に追い込まれた新人小学校教員

自殺に追い込まれた新人小学校教員

採用間もなく自殺に至った小学校教員のニュースを取り上げます。実は、同様の悲劇は過去にも繰り返されていました。どうしてこんなことが起きているのでしょうか。

新任小学校教員が教室で自殺2019年、春日市で市立小学校の新任男性教諭(当時24歳)が放課後に教室で首をつった状態で見つかり翌日に死亡しました。遺書があり自殺でした。男性は4月に採用されたばかりの新任教諭でした。

時間外勤務が2か月連続で10

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