後醍醐龍五郎

小説を書いて遊んでいます。タイトルに★→フィクション。それ以外→雑談

後醍醐龍五郎

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マガジン

  • 国語教師

    都内の私立高校で国語教師をやっている人の物語。

  • アマチュア作家「後醍醐龍五郎」について

    後醍醐氏についてのあれこれを説明します。

  • かなり長期にわたり記憶に残りそうな記事

    いい記事だなあ、また読みたいと強く思った記事をここに登録します。

  • 短編の森

    短編小説。

  • 長く記憶に残りそうな記事

最近の記事

★国語教師(45)

人間すべてに共通しているのはいつか必ず死ぬということですね。阿部校長もゆかり先生も、睦美も息子たちもいつか必ず死にます。 中には自ら意図的に死ぬ人もいます。しかしそのような人は少数派です。交通事故で死ぬ人、病気で死ぬ人、いろいろです。 人間はいつか必ず死ぬ。これは全人類、誰一人否定できない事実です。 生物の中にはかなり長く生きる個体もいるようですが、日本人の場合は男女ともに平均80代の後半という統計がありますよね。この明白な事実をどのように考えるか。 どうせいつか死ぬ

    • 後醍醐通信

      宮城県でモウカザメを捕獲中の後醍醐先生からファックスを頂きました。 ↓↓↓ 今回の総裁選はなかなか興味深いです。車の運転手選びにたとえると ・運転歴豊富。大ベテランなので任せて安心な石破氏。 ・まだ初心者マークが付いているが斬新さにおいて自民党の表紙を飾るにふさわしい。自分の選挙に有利ということで彼を応援する議員が多い小泉氏。しかし、彼が首相になり老獪な古参議員たちをどの程度コントロールできるのか、全く不明。あっという間に内閣が潰される可能性多大。 以上の相違点を感

      • ★極道学園(545)

        千葉医師が「親分、そろそろ退院しますか?」と聞いてきた。これは俺一人では判断できない。外に出ればまた襲われる可能性があるからだ。 海上病院は見舞いの親族でさえ入口で指紋による判定があり、セキュリティチェックがたいへん厳しく刺客は病院内への侵入がかなり困難、しかし俺が外に出れば狙い撃ちできるチャンスが無限大に増える。それを防ぐために以前より護衛を増やしたい、太田はきっとそのように考える。俺みたいな年寄りを守るために組の貴重な戦力を三人、五人と使うのは全くもったいない。 俺は

        • 現代小説概論

          旭川でラーメンを食べている後醍醐先生からメールを頂きました。 ↓↓↓ 昔、会社の後輩に「バイクって、なにが楽しいんですか?」と聞かれたんです。人生初めての質問だったため、僕はドギマギして上手く答えることができませんでした。 そのとき以来、自分が夢中になっていることについて「何が楽しいの?」と他人に聞かれたとき、その答えを用意する癖がついてしまったのです。理由を聞かれたら速やかに、スラスラと答えたいな、と。もちろん、この準備の意義は極めて少ないです。(笑) では、

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        記事

          フォローに関する雑談

          札幌でジンギスカンを食べている後醍醐先生から絵はがきが届きました。 ↓↓↓ 以前は渋谷でバーを経営している林さん、Twitterで有名な深爪さんなどnote界隈で著名な人を次々フォローしていました。今はその方式をやめて、 「フォローされたら必ず僕もフォローする」 というやり方に変えました。フォローを外されたら僕も必ず外します。(笑) 従って、見て頂ければ分かる通り僕のフォロー、フォロワーの数は同じです。 フォローの数を少なく、フォロワーの数を多くすると「え?この人

          フォローに関する雑談

          ★山小屋通信(2)

          仙台市の郊外(正確に言うと仙台市ではない)で山小屋生活をしているポン太郎と申します。 我が家には電気がないため皆さんの家庭に当たり前のようにあるであろう冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、照明器具などはありません。車を使うときBatteryからスマホに充電するくらいです。スマホではほとんど通信せず、たまにKindleで本を読む程度です。映画も何本かダウンロードして保存しています。 秋になると太陽が夕方五時過ぎに沈んでしまうため、六時になると真っ暗です。やることがないため僕はさっさ

          ★山小屋通信(2)

          すき、に関する雑談

          札幌のススキノで豪遊している後醍醐先生から絵はがきが到着いたしました。 ↓↓↓ 自分の記事に「すき」を付けられるとうれしいですか? 僕の場合、うれしさ100%とは言えませんね。 ここには他のSNS同様、自分の存在を知らせたいため、記事も読まずに片っ端から新着記事に「すき」を付ける人がたくさんいるからです。一般家庭の新聞ポストに広告を投げ込む行為と同様です。 これはたいへん古典的なマーケティング手法でございます。決して不正ではありません。しかし、すきと言われて舞い上が

          すき、に関する雑談

          ★国語教師(44)

          僕は運動部の生徒に絶大な人気があるんですよ。理由は単純で授業中に居眠りしても僕は一切何も言わないからです。さあ寝ろ、僕の話は子守唄だよ、と。(笑) 彼らは毎日遅くまで練習してるんですよ。それぞれが何を目指しているのか知らないがとにかく一生懸命に部活をやっている。だから彼らには休息が必要だ。なので、僕の授業を休息時間と考えてもらって構わない。 このような考えがありますから、僕は居眠りしている部員たちに一切の注意をしません。 そもそも、授業をちゃんと聞いているふりをしてノー

          ★国語教師(44)

          もりやす、なんば

          DeNAの南場という経営者はなかなか優秀でプロ野球のオーナーになるくらい、経済的に成功した人だが僕は彼女の倫理感覚について少々の違和感を持っている。彼女が参加した講演会で僕はその点を質問しようと思ったが場がシラケるのを危惧して質問をやめた。 そのときの質問は、「あなたが提供しているサービスにより、子供がいろんな被害に遭っている、その点をどう思うか?」ということだ。当時、DeNAがリリースしているゲームにより子供が犯罪に巻き込まれている点を彼女がどのように認識しているのか知り

          もりやす、なんば

          note株式会社の努力

          長野県にいる後醍醐先生からまた絵はがきが届きました。かなり迷惑ですが私も仕事なので仕方なく転載いたします。 ↓↓↓ 前回の絵はがきでnote世界の現状分析をすこしだけ行った。隣のハゲおやじの頭髪程度に、ごくすこし。 で、まあ、結論から言うと現状のnote世界はいずれ衰退する。記事でお金が取れない人々が大多数だから、いずれは放置民が大量生産されるのだ。人が来ないデパートのテナントと全く同じだ。 屋台村で場貸しをしてテナント料金で稼ぐというnote株式会社の目論みは残念な

          note株式会社の努力

          noteに関する所感

          長野県で行方不明になった後醍醐先生から絵葉書が届きましたのでご紹介します。 ↓↓↓ noteに記事を書きはじめて数年になるが感想としては「自社製品、あるいはサービスを買って欲しい」「文章を買ってもらい、お金を稼ぎたい」という、いわゆるプロの人が圧倒的に多いな、ということである。 もともとnote株式会社はそのような人に活躍の場を与えたいというのが設立コンセプトだと思うのでこれは当たり前。 だが、こうも思う、屋台村が屋台だらけで、売る人ばかり、買う人がいない。(笑)

          noteに関する所感

          後醍醐通信

          アマチュアの天才小説家、後醍醐先生からお便りが届きました。長野県で鹿を捕獲する活動をなさっているようです。 ↓↓↓ みなさん、長野県は好きですか?僕は大好きです。 ところで、 ↑↑↑ 先生のお便りが途中で終わってるんです。かなり心配です。熊に襲われたのかもしれませんね。 明日の原稿が届かない場合、捜索隊を長野に派遣する予定です。 ではまた。

          ★山小屋通信

          以前「山小屋生活」というタイトルで僕の生活に関する簡単な文章を書いた者です。その後、もう少し何か書いてみたいと思いました。なぜか? 暇なんです。(笑) すみませんがもう少しだけお付き合いください。 仙台市内に元妻が住んでいまして、別れた後も仲は決して悪くないんですよ。毎月一回、食糧支援してくれます。果物とか、お菓子とか。 彼女は僕の生活を詳しく知っていますので何が足りないか非常に良く理解できるんでしょうね。毎回総額二千円くらいのプレゼントですが僕は彼女の優しい気持ちを

          ★山小屋生活

          僕は65歳で定年退職し、わずかな年金で暮らす計画でした。退職金は1000万くらいでしょうか。できるだけ退職金には手を付けず何らかのバイトと年金で暮らそうかな、と。 サラリーマン時代からの夢がありまして、それは人里離れた山で暮らすことです。45歳のときに離婚し、二人の子供は独立したので同居家族はいません。 仙台市郊外に「山小屋10万円」という物件がありましたので早速見に行きました。敷地が200坪で小さな小屋が一つ。僕はこの土地が気に入りましたので購入しました。 一番近いス

          僕の履歴書(10)

          祖父への憎悪は祖父が病死したとき完全に消えた。今は懐かしく祖父の顔を思い出します。 祖母への憎悪は、祖母が脳卒中で身体不自由になったとき、かなり弱まった。母に対して感謝の気持ちを持って暮らしている姿を見て憎しみが限りなく弱くなった。 小学生の頃、台所に、皿に乗った卵焼きがありました。ん?これ、どうしたの?と母に聞いたら、母は何も答えませんでした。 翌日もその卵焼きがありました。僕はもう一度母に聞きました、これ?なあに? 母は苦い顔をして説明を始めました。祖母さんに出し

          僕の履歴書(10)

          ★極道学園(544)

          海上病院で過ごす毎日は食べて寝て、執筆して、海をながめる。たまに他者と雑談。実に単純で穏やかな日々だ。身体に開いた三つの穴は塞がりつつあり、今は痛みもほとんどない。寝返りするときチクチク痛むくらいだ。主治医の千葉先生は俺の頑丈な肉体を褒めていた。 昨日は直子先生が見舞いに来てくれた。園児たちの手紙持参だ。 「こうちょうせんせい、はやくよくなってね」「せんせいにあいたいです」「せんせいが、はやくよくなるように、かみさまにおいのりしてます」 俺は先生ではないのだが職員たちは

          ★極道学園(544)