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#教員

教員目線から見た「良い先生」の特徴3つ

教員目線から見た「良い先生」の特徴3つ

「良い先生」というと、一般的にどのようなイメージの教員が思い浮かぶだろうか。

真面目で誠実?
知識豊富で勉強熱心?
いつもニコニコと笑っている?
優しくて親身な態度が滲み出ている?
元気いっぱいで情熱的?

きっとそれぞれの人たちの胸に「良い先生」のイメージは漠然とあるのかもしれない。

「良い先生」の定義はわたしにもわからない。

ただ、わたしはいままで「もし自分が高校生だったらこの人に担任を

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教師だけを目指す大きな落とし穴

教師だけを目指す大きな落とし穴

教師を目指すことにはある程度のリスクや落とし穴があります。そのため、『私は先生になりたい!それ以外の勉強はしない!』というのはオススメしません。以下では、どのようなリスクがあるかを説明していきます。

精神疾患になる

学校は、場合によっては月80時間を超える残業が当たり前です。新卒だろうが、ベテランだろうが、関係はありません。

学生生活からいきなり過酷な労働環境になるため、新卒の若手が身体と心

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学校の先生ってそれもやってるの?

学校の先生ってそれもやってるの?

教員の仕事のうち、子供とかかわったり授業で教えたりする業務の割合は3割ほどです。残りの7割は実は、必ずしも教員免許をもっている方でなくとも可能な内容です。むしろ、専門の方を雇って従事してもらったほうが効率が良い内容です。ここではそのような業務のうちの3つを紹介します。

奨学金関連全般

高校では、卒業後に専門学校や大学に進学する際に日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を借りる生徒が多いです。J

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教員に特有の退職パターン

教員に特有の退職パターン

5月頃になるとあまりの業務の過重負担から『仕事を辞めたい』『つらくて仕事を辞めた』などの声が初任の先生から聞かれます。教員は6ヶ月未満で退職する人の割合が一般職公務員よりも多いのではないか…。そう考え総務省の統計を調べてみました。結果、6ヶ月未満の退職率が高いパターンが見られました。

教員の6ヶ月未満の退職率総務省の統計から引用します。教員(教育公務員)の退職者数の表がこちらです。退職者数の合計

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教員の手当

教員の手当

教員の待遇改善の必要性が叫ばれています。公立学校教員のサービス残業は過労死ラインを超えるほど常態化しています。また、学校はきつい職場だと敬遠され、教員不足が問題化しています。その中で手当の創設などの待遇改善が提案されています。では、現在教員にはどのような手当が支給されているのでしょうか。

ここでは、現在教員の給与に加算されている主な手当について取り上げてみます。

教職調整額公立学校教員には、給

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#14 講師に対する雑な扱い

#14 講師に対する雑な扱い

教師という仕事をやってきて、すごく不思議なことがあります。

教師は教師を育てる義務がない、ということです。

大学を卒業したての教師、いわゆる新卒の教師の中で、採用試験に合格し、「正規採用」された新卒教師に関しては、指導担当の教諭が配置されます。

ただ、卒業年に採用されず、「講師」として働く選択をした「非正規」の新卒教師には、指導担当の教師なんてものは付きません。

ほぼ同じであるのにも関わら

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