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社会について

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スワイプという新感覚の日常化

スワイプという新感覚の日常化

スマホが普及するまでに、「指を画面に置いて、特定方向になでる行為」をした人は何人いるだろう?

どんなに「変だ」と思える事柄も、何度も体験・接触すれば日常化する。

その事柄が軽ければ軽いほど、日常に馴染みやすい。

僕らは指先の動きによって、知識や娯楽をインプットしたりアウトプットしたり、誰かと連携したりする。

指先っていう質量ともに限られた存在によって、流行や大金といった"大きな事象"を作り

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今の日本に足らんのは「希望」だと思う。
ほぼ全ての経済動向は、感情が根本要因。でも僕らは、数多の"数字"に踊らされてる。"数字"に直面して、「希望」を失う。

誰もが平等に「希望」を得られる社会にしたい☕️

監視して何か良いことがあるの?

監視して何か良いことがあるの?

・リモートワークのため、操作管理ソフトを導入
・15分単位の業務内容を記録

日報を細かく書く会社があったり、(小休憩を含めて)空き時間を一切許さない会社があったり。
監視社会が、コロナによって加速している。

正社員だけじゃなく、派遣社員やアルバイトとか、時間単位で報酬を受ける人にも厳しい社会。そのくせ安月給。
抗えば、クビにされて終わり。

監視システムは、心理的安全を喪失させ、強固な上下関係

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レコメンド機能は、分断を加速させる

レコメンド機能は、分断を加速させる

SNSには、デフォルトでレコメンド機能が搭載されている。

例えばTwitterでは、設定変更をしない限り「おすすめ順」でツイートが表示される。そのユーザーがよく接触する他ユーザーのツイートや話題のツイートが優先的に表示される。「時系列順」で表示するには、設定を変更しなければならない。

別の例だと、Youtubeでは、「ホーム画面」に表示されるコンテンツがユーザーごとに異なる。ホーム画面は、ユー

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勝ち負けの社会

勝ち負けの社会

「勝ち組」「優秀」「論破」など、"勝ち負けの構図が前提"の日本語が流行ってる気がする。

少なくとも、昔よりは誰しもが言うようになっている。

仕事やスキルを評価する上では、"勝ち負けの言葉"や"比較する言葉"がどうしても必要かもしれない。

ただ、基本的にはそんな表現は必要ない。他の言葉に代替できる。

人が無意識に発する単語は、その人の潜在意識が隠れている。例えグチを言い合う場であっても、「使

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ドラクエに見る、内輪ノリというナショナリズム

ドラクエに見る、内輪ノリというナショナリズム

(1)東京オリンピックでのゲーム音楽起用東京オリンピックの入場曲がゲーム音楽だらけなのはビックリした。
SNSやゲーム好きの友だちも、爆上げだった。
僕もビックリした。まさかクロノトリガーが流れる時代になるとは...。

そして特に盛り上がっていたのが、ドラゴンクエストの曲だったもよう。

(2)ドラクエ作曲者の過去の発言ただ、ドラクエ作曲者すぎやまこういち氏の過去の発言が、ここにきてネット上で再

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人間関係においては、優先順位が存在するらしい。

人間関係においては、優先順位が存在するらしい。

極端な話、2箇所違う場所で火事が起こり、それぞれに知人が1人ずつ巻き込まれているとする。
どちらかしか助けられそうにない状況だとしたら?

【例】
・自分にとってより大切な人を助ける
・自分や社会にとって価値のあるほうを助ける

僕はどうしても割り切れない。
僕は無心になって、どちらも助けようとする。
潜在意識が働いて、実は助ける人に優劣を付けるかもしれない。
けどそれって測りようが無いし、ただの

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「分かりやすさ」の大罪

「分かりやすさ」の大罪

小説、マンガ、アニメ、映画、ドラマ、ゲーム、歌、写真...。
あらゆる大衆向け(マス向け)創作物において「分かりやすさ」が重視されている。

・タイトルだけで創作物の概要を伝える小説
・キャラクターの心情をセリフ化するアニメ
・敵に見つかるor触れられるだけで死亡確定なマンガ
などなど

僕はこの傾向を不思議に思う。
僕は、表現の余白や行間を読む行為が楽しい、と感じるからだ。

※この考えに当ては

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僕らは環境に創られた

僕らは環境に創られた

僕らは、たった2人の親から生まれる。

僕らは、生まれた家庭で育つ。

僕らは、用意された学校に通う。

僕らは、唐突に、

決断を問われる

進学か、就職か、起業か、旅に出るか、ニートか

僕らは唐突に、用意されない"大人"を歩く。

僕らは唐突に、過程を自分で育て始める。

僕らは唐突に、いくつもの「おや?」とぶつかる。

用意された"子供"を経て"大人"を生き、

自己の責任のもとで死ぬ。

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AIが口コミに代わる日

AIが口コミに代わる日

■結論1:AIが口コミに勝るシーンとそうでないシーンが存在する
利巧的(実用的)な特徴を求める商材:AIが推奨するものを選びがち
快楽的(感情的)な特徴を求める商材:AIが推奨するものを選びにくい

■結論2:結論1の傾向が通じないケースが存在する

口コミってすごい口コミの効果は絶大。
そんなこと、もはや言うまでもない。

チラシに載っている商品より、「テレビで"話題沸騰"と紹介された商品」や「

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それは選択しているか、選択させられているか

それは選択しているか、選択させられているか

選択とは、必要・不必要を判断すること。

選択とは、選ぶ対象の存在が前提。

選ぶ対象は、自分で決めている。

しかし選ぶ対象は、あらかじめ用意されている。

自分は、選択ができる。

選ぶ対象は、他者が用意している。

制度。

法人。

住む場所。

先人による知識や書籍。

現代人によるツイート。

たくさんの色の服。

機能性が異なるカバン。

同じようなカカオ含有率のチョコレート。

Y

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本当に「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」な社会になってる

本当に「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」な社会になってる

「日本を取り戻す」的な表現が蔓延している。
と、思う今日この頃。
その主観をまとめてみた。

(1)西武園ゆうえんちが気になる西武園ゆうえんち、というけっこう大きな遊園地が埼玉県にある。
今年5月に、70年ぶりのリニューアルを経てニューオープンした。
※USJをV字回復させたマーケティング集団「刀」と協業のうえで実施

リニューアルのテーマは「昭和」。
「昭和の町」を再現したエリアの登場だ。

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アドタイの記事から思う、広告のこと

アドタイの記事から思う、広告のこと

↓の記事がおもしろい。

めちゃ勉強になる記事。

最近の広告って、刺さる系が多い。糸井重里氏の「おいしい生活。」みたいな鈍器な響きではないコピーの蔓延。その理由が少し理解できた。

短期成果を求める、つまり、より効率的な成果を求めるようになっているために、刺さる訴求がブームとなっている。
理論上はまっとうだ。でも記事で言及されてる通り、フリークエンシーを考慮してほしい...。ただでさえ情報過多社

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