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予定日超過、どうしようもできない私たち #妊娠の記録
「どうですか、何か変化ありましたか?」
診察室に入って早々、先生が抑揚大きめに尋ねてきた。
妊娠39週5日目の妊婦健診。「いやー、何もないです」と困ったふうな感じで応える私。エコーやNSTの結果は、良くも悪くも異常なし。赤ちゃんはほとんど下りてきていてもないし、子宮口の開きは1cmに届かないくらいだという。つまり、ほぼ開いていない。
「運動とか、何かできることはないですか?」と聞いてみたけれど
妊娠39週目、夫婦2人だけの時間もあと少し #妊娠の記録
出産予定日まであと1週間。日を追うごとに動けなくなる自分を感じつつ、今まで以上に動いてくれる夫のサポートに感謝する毎日を過ごしている。
39週目の健診で、それまで何度か±になっていた尿蛋白が初めて+になってしまった。血圧は今のところ問題なく、先生には「腎臓に負荷がかかってきていてあまり良くないので、来週からは出産させる方向に持っていきましょう」と提案された。次の健診は出産予定日だったけれど、その
正産期、出産に向けて少しずつ動き出す #妊娠の記録
臨月に入ってから、妊婦検診は週に1度に。いよいよ出産に向けた本格的な準備が始まった。
36週の妊婦健診の際に、350mlほど貯血をした。妊娠初期に胎盤の位置が低めだったので念のためとの説明だったけれど、今は特に問題ないらしく、血液はそのまま戻すことになるだろうとのことだった。過去に何度か400ml献血をしているからか、血を抜いて体調が悪いだの血を抜くのが怖いだのといったことはなく、難なく終了。
不妊治療中のアラフォーが転職して得たもの、失ったもの #妊娠の記録
不妊治療中に転職を考える人はどれくらいいるのだろうか。不妊治療の通院はもちろん、出産、育児、キャリアプランなど、ありとあらゆる「もしこうだったら」を洗い出して、考え抜いて、身の振り方を決めなければならない。途方もない作業だ。
転職するつもりじゃなかった
2年前、私もその中の1人だった。今後のキャリアを見据えた時に、この会社では成長できないと感じたのが始まりだった。
その会社は半年前に入ったば
出産で必要な体力はフルマラソンか登山くらいと言われて #妊娠の記録
自治体の両親学級から早2か月、夫とともに今度は産院の母親学級に参加した。
妊娠28週目以降の人が対象。会場にはパッと見20人くらいはいただろうか。自治体の両親学級は妊娠・出産・子育ての基礎知識や行政サポートについて学ぶ内容だったけれど、今回はこの産院での入院・出産に特化した説明会に近いもの。「母親学級」と称してはいるものの、出産の流れから必要な持ち物、入院時に夫や家族はどんな動きになるかなど、夫
不妊治療を経てママになる年に #妊娠の記録
2023年を迎えた時、私は、それまでの私と何も変わりない私だった。春に体外受精へのステップアップを決め、夏休みはどこにも行けないかもしれないからと、雪解けを待って八ヶ岳で登山をしたのが懐かしい。あの頃はまだ、1泊2日のテント泊の荷物を背負い、少し長めに縦走するだけの体力が残っていた。
胚盤胞移植の日、クリニックで初めて見た4AAのたまごちゃんがあまりに丸くて綺麗で、なぜか「男の子だ!」と直感した