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「子育てはトライ&エラー」を実感 生後1か月の記録 #育児日記

娘の生後1か月目が終わった。母子とも養生に専念していた里帰りを終えて、夫の育休、そしてワンオペ開始となだれ込んでいった30日間。

産院や自治体の助産師さんに「子育てはトライ&エラーしかないね」と言われた意味が、ようやく分かってきた気がする。既存の答えを探すのではなく、いろいろ試して「この子だけの答え」を探すしかない。そう腹落ちしてから、ずいぶん気が楽になった。娘が泣いたり寝なかったりするのが、つらく感じなくなったというか。

以下、生後1か月目のランダムな振り返り。

会話“らしきもの”が始まった

娘はよく寝、よく飲みすくすく成長している。生後2週間ぐらいに早くも始まったクーイングは次第に増え、今ではすっかりおしゃべりに。特に朝はご機嫌で、ニコニコしながら「あー」「あうー」と言っている。私が真似して「あー」「あうー」と返すと、娘が喜んでくれるのもうれしい(夫はこれを「コール&レスポンス」と呼んでいる)。

「両腕でぺしぺしと私の体をたたいてくるのは、おっぱいが欲しい時」とか「目をつぶっているのに泣いているのは、寝たいけどうまく寝られない時」など、娘の欲求も少しずつ分かってきた。こうやって双方向のコミュニケーションが増えて、子どもって成長していくんだと、ひしひし感じている。

日中の時間の使い方が難しい

妊娠中に読んだねんトレ本を参考に、娘は朝9時までに昼モードに入り、夜は21時頃から夜モードにしている。退院直後は夜通し起きていた日もあったけれど、今では夜、暗い寝室で授乳したらそのまま入眠してくれて助かっている。

代わりに日中は起きている時間が長くなった。新生児期は何をしても無反応だったのが、今は目で物を追ったり、興味のあるものをじっと見たりできる。起きているうちは極力かまってあげたいけれど、ご機嫌な時間に家事を済ませたいし、時間がまとまって取れたら取れたで何をしたらいいかよく分からない。絶対やりたいと決めていた『語りかけ育児』の「30分間の語りかけ」も、30分しゃべり続けられなくて、なかなか苦戦している。

今は朝のルーティンとして英語の歌を聞かせることにしていて、それ以外で遊びと言えるのは絵本とふれあい遊びくらい。大半は「今は愛着形成の時期」と思って、スキンシップをとりながら語りかけたり歌ったり、家事をしながら実況中継している。

それから、実家でもらったクマのシャカシャカが好きそうなので、パペットのように使って遊んであげている。最初は音に反応していたのが、今は目線の先に置くだけでもじっと見るようになった。ぐずった時に「クマちゃんだよ~」とか言いながらあやすと泣き止む(そのまま寝ることも多い)とあって、わが家の必須アイテムとなりつつある。

姪甥のお下がり。毎日フル稼働中。

お外でたくさんの“初体験”

生後1か月目にお宮参りや通院の予定があったので、1カ月健診後から計画的に外出の練習を始めた。近場のお散歩から始めて、最寄りのスーパー、隣駅のショッピングモールといった具合に。ベビーカーや抱っこ紐、電車、授乳室など、娘にとっては(そして私にとっても)何もかもが“初体験”。大泣きしたらどうしようと思ったけれど、両親の大雑把なO型気質を受け継いだのか、何をしてもほとんどぐずらない(というか、ほぼ寝てる)。

電車に乗せるのはちょっと早いかなと思ったりはしたけれど、出てみないと分からないことがたくさんあって、個人的にはこのタイミングで良かったと思う。私の住むエリアは子育て世帯が多く、ベビーカーで街を歩いても安心だし、他のママさんを見ながら勉強にもなった。とはいえまだ小さなわが子なので、無理せず少しずつの精神でいこうと思う。

うんちに大喜びするパパママ

生後1か月を迎えた直後くらいに、丸1日うんちが出ない日があった。その後便秘気味になり、お腹がパンパンで苦しそうな娘を見かねて、綿棒浣腸をすることに。以来、娘のうんちが出るたびに夫婦そろって大喜びしている。他人のうんちがこんなに嬉しいなんて、自分の娘じゃなかったらあり得ない!ママになるってこういうことなんだなぁと、娘のうんちを観察しながらしみじみした。

夫のパパ育休が心からありがたかった

里帰りを終えた日から約3週間、夫がパパ育休で育児に専念してくれて、馬力的にも精神的にも、かなり楽させてもらった。もともと家事は何でもできる夫が、今は育児も(母乳以外は)こなせるようになった。途中、夫の出勤日があったおかげでワンオペの予行練習ができたのも幸運だった。

ただ、どんなに育児の認識をそろえたつもりでも、そのやり方には夫婦で少しズレがある。最初は「娘にそういう言い方はしてほしくないな」とか、「もうそろそろ抱っこしてあげてもいいんじゃない?」とか、小言を言いたくなることもあった。ただ、夫は夫なりに考えているようで、実際に何度か言ってみると不機嫌になったりもしたので、よほどのことでない限りは静観することにした。私の考えが正しいとは限らないし、夫も自分で学んで修正していった方が身になるだろう。子育てがトライ&エラーであるとすれば、それくらいどっしり構えた方がいい方に転がるはずだ。