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#日記

愛と光?

愛と光?

愛と光?

いまだ名も成さぬ
あなたのような人から
そんなこと語られてもね

説得力ないんだよ。

それはそうだ

けど、愛と光に
成功は関係ないんだよ

はじめからそれは
ただ、あるものなんだから

べつに
成功してみせなくても
いいんだよ

強いんだぞ
すごいんだぞ

そんな証明は
いらぬことなんだ

名も成さぬぼくにも分かる

ただ、ここにある。
それが愛なんだ

愛を知れば
それだけで

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[すこし詩的なものとして]0094 遠くで聞こえる

[すこし詩的なものとして]0094 遠くで聞こえる

妙に静かで
木の床をコツコツと鳴らしながら
人がひとりひとり吸い込まれていく

吐息と咳払いが響く
季節が到来するように
今年一番の寒気が訪れたらしい
誰もがため息まじるに少しの諦めをもってたたずんでいる

遠くで聞こえる
小気味よい行商の声
甲高い子どもの嘆き
すべては無関心に責任を食いつぶす

恥は忘れられ
恥は君らに追いつけない
そうやってあいまいに
ただ笑って不敵に生き続ける
他者を踏みつ

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輝く言霊

輝く言霊

愛するって

泣きながら

笑うこと

ああ、ほんとうに・・・。
その通りだね。

少し前、この胸に。

空から落ちてきた。

輝く言霊。

ツリーに飾っておこう。

忘れないようにね。

⭐︎

なんて温かみのある美しい輝きだろう。

高い高い天井につくほどの大きなツリーに施されている品のあるオーナメントの数々。

中でも短冊のような白いレースが目に留まりました。

ああ、この飾り。とても好きだ

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螺旋

螺旋

わたしたち

表と裏ね

追いかけて

くるくるまわる

二人の輪舞

いつだって

ひとつになれるのだけど

今は知らないふりをして

回っているの

⭐︎

知っていても、知らなくても。
 
もう、どっちでもいいじゃん、笑!
 
わたしたち、くるくる回る、ただの表と裏なんだから。

そう思えたら、ただただ面白い、この世界!
 
なんか、楽しい言葉が出てきたなぁって嬉しくって。
 
先日、訪れた

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お帰りなさい

お帰りなさい

お帰りなさい

それは
穏やかに優しくて

胸の内をほんわりと
薄桃色にあたためる

あなたの無事を確かめて
あなたの気配を感じてる

お帰りなさい

それは
緩やかに柔らかく

過去と今と未来の時と
あなたとここをそっと繋ぐ

約束の時の訪れを
ふわりと胸に受け止める

子らのほほをくすぐるススキ道

愛とは一体何だろう

愛とは一体何だろう

愛から
覚めてしまった時

世界は色褪せる

そんな時は、もう一度眠り

愛を取り戻す

色褪せそうになるたび、眠る

何度も、何度も。

不思議と愛は
わたしを強くしあわせにする。

しかし、愛とは一体何だろう

この世界のあること

あなたのあること

わたしのあること

生きていることに

感動していることだ

忘れる

忘れる

もう、いっそ。
すべてに光を注いでしまおう

我を忘れて

もう、いっそ。
すべてを忘れてしまおう

愛になって

寝転んで。

重さを感じる。

背中はまるで船底。

ふっくらと大地の海に浮かび上がる。

ゆらりふわりと広がる意識の中。

不意に生まれた感慨。

空想世界に生きている

空想世界に生きている

愛しい僕の心臓を、この手で握りつぶした
美しさとか何とか
僕に取り込まれる栄養でしかない

静寂に狂わされている
騒音に生かされている
そんな事実は知りたくなかった

全ては説明できてしまう
そのうち纏まって本屋に並ぶ

空白に耐えられないから
夢、ゆめ、夢

聞こえない声が聞こえる
誰かが僕を犯している
僕が罪を犯している音がする
ナイフを突き立てたくせに
被害者ヅラして血を見て泣いて吐いている

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ファンファーレ

ファンファーレ

たからかに

宇宙のラッパ

わたしという点から広がる

ファンファーレ

軽やかに、高らかに。

どこまでも広がっていく意識。

いま、わたしが楽器なら、とてもいい音がするだろうな〜✨

湯船の中で、宇宙の息吹と通いあう感覚を味わっていたらそんなイメージがうかびました。

存在の輪郭

存在の輪郭

採れたての朝日

迷いなき空

あたらしき地平線

浮かび上がる

我という

存在の輪郭

⭐︎

先だっての長雨で大地が冷やされたのでしょうか。

朝の緑地は爽やかで、昔の夏の朝を思い出しました。

すっきりと青い空に、耀くばかりの朝日の中で。

わたしという存在の輪郭がくっきりと浮かび上がるような、清々しいひととき。

迷いがないって、こういうことなんだと思いました。

午前2時

午前2時

安らぎが
息をしている
午前2時

わたしの隣で
あなたが眠る

あなたの歯軋りの音で目覚める午前2時。

手を伸ばし、歯軋りのする左の頬にそっと指先を添える。

その、こわばった筋に触れたそばから、それはふわりと緩んで。

歯軋りは形を失って行く。

「ああ、これは、あなたの無意識に触れているんだな。」

ぼんやりと確かに思う。

一瞬、目覚めて。またすぐに深くなるあなたの寝息。

残された無意

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ピカリ!

ピカリ!

細胞が
ピカリ!とある日
目覚めては

世界征服
愛の楽園

ピカリ!がたくさんたくさん重なって。

細胞がつらなる網の目を伝う光が強まって。

下から上へと密やかに、世界征服。

湯船に浸かって、ぼんやりと。

わたしから言葉が消えた時、ピカリ!と光ったイメージの。

楽観に微笑む夜。

涙と微笑み

涙と微笑み

涙があふれる時
押さえていた自分が声を上げる

やっと会えたね
もう離れたくない
ずっとここにいたい

大丈夫
僕はいつだって君を見ている

君をこの両手の中に
包んで温めている

どんな時でも
生きていけるように

人生という道を
最期のその日まで
歩き続けられるよう

微笑んで君を見ている

本当はいつだって

僕と手を繋ぐことができるんだよ

⭐︎

探し求めるというのではなくて。

おすす

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