風の種
心に響く音楽や映画を織り込んだエッセイ。どんな作品に出会えるかは読んでみてのお楽しみ💕お時間のある時お手にとってみてくださいね。
にじみ絵で色遊びをしています。
サラダの上の 豆腐のように やわらかいまま あなたに わたしを差し出せる しあわせ お野菜ボックスに入ってきたミックスリーフを、チリメンジャコとごま油であえて、そこに買い置きしたままになっていた充填豆腐を小さく切って乗せて、何ちゃってサラダにしたところ、なかなかの美味でした。 ジャコの塩氣と胡麻油の風味に、崩しながらいただく豆腐がソースのように絡んで。 思いがけない味の発見でした。 「豆腐サラダ」とはそのことです。 誰に対しても、柔らかいまま自分を差し出せる
それは どれかを選んで 一番良いものを決めなければならない という苦しみだった これは違うかもしれないという 恐れであった 今という微笑みの影に潜み したたかに わたしを監視していた ここは 無限の視点を遊ぶ ワンダーランド そのどれを選んでも良いと知った時 恐れは 白日の下 光にとけた 朝から蝶に縁のある日でした。 朝食時、キッチンの窓辺の花で蜜を吸う蝶に出会い。 表に出れば、小さい黄モンシロから羽にトルコブルーの入る大型のものまで目につきます。 森の
痛い記憶は 抱きしめて 思い出す あなたが教えてくれたこと 心の死角を映してくれた人たちのことを、時々思い出します。 まだ会える人も。 もう会わない人も。 * 彼岸花を見かけるようになりましたね。 フォルダを遡ってみたら。 ありました。 炎のような、この彼岸花。 昨年、実家のそばの土手で出会ったのですが、今はもう草花が生えないようそのエリア一体がシートで覆われてしまいました。 先日は、早くもシートの一部を突き破って生えてくる草の力を発見して、ちょっ
時満ちて 凪の微笑み 全てを肯定する わたしの海 握り締めていたもの 浮力とともに 手から離れていく この微笑みの海で 心のままに生きるだけ
森の陽の 静かに時を 貯めている 下草に落ちる木漏れ日が、森を美しく照らしていました。 時間のない時、ほんの一巡り歩くだけでも思いがけない美しさに出会います。
物事の 良し悪しを言う いったい わたしは何さまだ 小さな人間の目で 物事の良し悪しなど 決めぬことだ * 買い物に出かけた先で見上げた、田舎の空のカンバス。 大きな翼を悠々と広げて。 まるで鳳凰。
だぁれも、悪くないよ。 雲を割り 光る声 両親の喧嘩は日常茶飯事。 大きな声で互いを責め立てる。 きっかけは、ささいなこと。 何かしら母の氣にいらない、というイライラから始まり、それが父に反射して、それまた母に反射して、と。 あっという間にボリュームを増していく。 子供の頃からお馴染みの光景。 いまや、日常のほとんどの場面で精神が小さな子供並みに退行してしまっている父に、母は容赦ない。 この日の朝も、わたしが2階で帰り支度をしつつ、洗濯物を取り込んでい
ああ 目が開いていく あなたについて わたしなんかが言えることなど 何ひとつない 全ての可能性は 今開かれている 判別が生まれる前の 微笑みの海であれ また一枚、思考のヴェールが剥がれ落ちて。 何だかぽかんとしています。 風にゆらゆら。 久々に、ピンクのコスモス!
いろんな人がいる いろんな物がある 色 音 香り 空氣感 ふんわりと 空間を まるごと愛しむ 待つ人。 行き交う人。 そぞろ歩く人。 休日で人の溢れる駅のコンコース。 歩きながら、そんな認識が生まれる。
ああ、分かってなかったな。 胸が震える時 ごうまん君が 少しだけ小さくなる その分だけ かき消されていた声を聞く 愛の声はとても小さい ごうまん君には、どんどん頭を垂れていただきましょう、笑。
何ひとつ 加える必要はない ただ 存在の価値を 認めるだけでいい それが一番の力 実ものって、みつけると嬉しくなりますね。 昨日は、微細な粒子の静かなる振動に抱まれたまま眠りにつきました。 今朝は、まだ言語化のできない余韻の中、いつもより遅い時間に森に。 体を動かすと、新しいバランスに首肩の凝りが癒えていくのを感じました。
良きものが 芽生え育っていく 奇跡 夢は あまたの命潤す大樹 わたしは それを見ている 良きものが、生まれ出ていくままに。
さわさわと 風 見えないものが わたしを見てる 風に触れられて、ハッとすることがあります。
生きていく この日々が わたしを純化していく 時をかけ 地層を潜り抜けてきた 水のように もう、愛しか残らない。
ありがとう しあわせにね 微笑みとともに この 溢れる愛を 届けていこう 出会う人はみな わたしのあなた わたしから溢れていくものが、思いがけない体験をさせてくれます。
ふくふくと ふくらんで 愛はひとつの 大きなまる すべてのものが この中にあるよ 凸でも 凹でも 空氣がいっぱいになって ふくらんだら ふくふくと まぁるくなるよ だけどさ 歪んでいたい時もある それでしか 見えない世界があるものね 大きなまるの中で いつの日か ふくふくとまるくなる