マガジンのカバー画像

🗂【評論 批評 コラム エッセイ】

17
運営しているクリエイター

2019年1月の記事一覧

【ユーチューバー】こそ、現代の「とんねるず」だった!ーなぜ、若者は、‘‘素人‘‘に熱狂するのか?ー 後編

【ユーチューバー】こそ、現代の「とんねるず」だった!ーなぜ、若者は、‘‘素人‘‘に熱狂するのか?ー 後編

▼こちらは、《後編》となります。
《前編》を読みでない方は、以下の記事を先にお読みください。▼

前編で、《‘‘古い‘‘感覚のテレビ》《‘‘旧エンタメ‘‘の代名詞》とされる「とんねるず」が、元は、【新しい存在】であったということを述べた。

「とんねるず」が、ブレイクし、スターになっていった当時の「テレビ」は、黎明期、成長期を経て、成熟期に入り、〈テレビとは、こういうものだ〉ということが、確立され

もっとみる
【ユーチューバー】こそ、現代の「とんねるず」だった!ーなぜ、若者は、‘‘素人‘‘に熱狂するのか?ー 前編

【ユーチューバー】こそ、現代の「とんねるず」だった!ーなぜ、若者は、‘‘素人‘‘に熱狂するのか?ー 前編

テレビ界、お笑い界の大物は誰かと聞かれれば、『とんねるず』の名前が挙げられるだろう。

一方で、近年は、「古い」「つまらない」など、【古き悪しき大物】の代表格として、否定的な見方をされることが少なくない。

とんねるずについて、説明はいらないかもしれないが、少し触れておく。『石橋貴明』と『木梨憲武』のよる、お笑いコンビであり、長きに渡り、コントやバラエティー番組を中心に活躍、彼ら自身が経験者という

もっとみる
「週刊文春」は、どこで間違ったのか?ー‘‘文春砲‘‘に非難殺到の理由ー

「週刊文春」は、どこで間違ったのか?ー‘‘文春砲‘‘に非難殺到の理由ー

『週刊文春』と言えば、2016年の「ベッキー不倫騒動」の時に、一躍脚光を浴び、ある種の社会現象を巻き起こした。

インターネット、特に、SNSの発達により、2000年代頃より、出版メディアは、慢性的な不況に陥っている。

そのような、閉塞的な空気感に風穴を開けたのが『週刊文春』だった。
忖度や、配慮を限りなく廃し、『文春砲』と称された、自分たちしか知らない、独自で強力なスクープをぶち込む行為は、多

もっとみる
【AKB総選挙】高順位でも仕事がない ‘‘恐怖のカラクリ‘‘  ー後編ー

【AKB総選挙】高順位でも仕事がない ‘‘恐怖のカラクリ‘‘ ー後編ー

▼前編を、お読みでない方は、先に以下の記事をお読みください。▼

前編にて、
【AKB選抜総選挙の順位と、グループでの扱いは別物】である
ということを書いた。

しかし、ここで、大きな疑問が残るだろう。

様々な要因や事情があるにせよ、
「人気があるから順位が高く、それが芸能人、アイドルタレントとして価値が高い」というのは至極まっとうな話である。

そうであれば、総合プロデューサーである『秋元康』

もっとみる
【AKB総選挙】高順位でも仕事がない ‘‘恐怖のカラクリ‘‘  ー前編ー

【AKB総選挙】高順位でも仕事がない ‘‘恐怖のカラクリ‘‘  ー前編ー

AKB48をはじめとする48系グループの代名詞であり、毎年6月の風物詩といえば「AKB48選抜総選挙」である。

毎年、この時期になると、本当の選挙さながら、死ぬか生きるかという程、必死の形相をしたメンバーが懇願したり、煽ったり、媚びたりして自身への投票を募る様子や、必死に時間も金もつぎ込み、鬼気迫る様相で支援を行うファンの姿が報じられている。

また、選挙後は、メンバーが天下をとったように歓喜に

もっとみる
【女子中高生の‘‘カリスマ‘‘】は、もう生まれない ー次世代の安室奈美恵・浜崎あゆみ・西野カナが現れない理由ー

【女子中高生の‘‘カリスマ‘‘】は、もう生まれない ー次世代の安室奈美恵・浜崎あゆみ・西野カナが現れない理由ー

J-POPにはその時代ごとに、若い10代~20代前半の女子、女子中高生など、「女子ティーンのカリスマ」といわれる人気歌手が存在してきた。

昨年の引退騒動で大きな話題となった『安室奈美恵』さんや、セレブギャルとも言えるジャンルを形づくった『浜崎あゆみ』さん、などがその代表例だ。

J-POPというジャンルの誕生以前の、昭和時代においても、私の母の世代などでは、みんなが『松田聖子』さんの「聖子ちゃん

もっとみる
「女性の料理が笑われる」TBS番組への違和感への‘‘違和感‘‘

「女性の料理が笑われる」TBS番組への違和感への‘‘違和感‘‘

先日、東洋経済オンラインの『「女性の料理が笑われる」TBS番組への違和感への違和感』という記事が話題になっていた。

また、それに関して、コメントやSNS、ブログなどに様々な意見が書き込まれた。

しかし、僕としては、議論の本質がズレていると感じた。

『「女性の料理が笑われる」TBS番組への違和感』への‘‘違和感‘‘がそこにはあった。

この記事では、日曜の昼に放送される情報番組「噂の! 東京マ

もっとみる