マガジンのカバー画像

深夜特急を読み返す

19
沢木耕太郎著の旅人のバイブル「深夜特急」 改めて読み返し、そこに没入してみる。
運営しているクリエイター

記事一覧

深夜特急6  南ヨーロッパ・ロンドン 第18章 飛行よ、飛行よ 集結

深夜特急6 南ヨーロッパ・ロンドン 第18章 飛行よ、飛行よ 集結

気になったキーワード
一月のパリは寒い ようやく捕まえた旅の終わりの汐どき ふたたび旅を楽しみ始めている 日本人とわかると目を逸らす日本人 醜いもの 松田さん 屋根裏部屋 パリは暮らしやすい 旅はサグレスで終わっているはず 句点を打っていない文章 エッフェル塔に昇らなかった パリの最後としては悪くない一夜 記念にトラブル フェリー あれがイギリスか From Youth to Death 列に並ぶ

もっとみる
深夜特急6  南ヨーロッパ・ロンドン 第17章 果ての岬 南ヨーロッパⅡ

深夜特急6 南ヨーロッパ・ロンドン 第17章 果ての岬 南ヨーロッパⅡ

気になったキーワード
カメラがストライキ バルセロナ1日は勿体無い スケッチ パートタイムの絵描き 狸のような日本の犬 旅人の相手をしてくれるのは老人と子供だけ バレンシアの市場は水に濡れた新鮮な魚介類があり、それだけで嬉しくなる おっかなびっくり やれやれ 酒場を楽しむ 必ず誰かが話しかけてくれる 夜中で宿を締め出される ヨーロッパの日曜日は魔の日 まったく独りきり 露天主とマニアの騙し合い 現

もっとみる
深夜特急6  南ヨーロッパ・ロンドン 第16章 ローマの休日 南ヨーロッパⅠ

深夜特急6 南ヨーロッパ・ロンドン 第16章 ローマの休日 南ヨーロッパⅠ

気になったキーワード
お前は正気か? イタリア国鉄の回し者 イタリア式いい加減 他国と地続きの国の少女さえ異国は夢の対象 小さな鈴 10代の女学生たち 文字通りのローカルバス ローマの休日のスペイン広場 ヴァチカン市国まで歩いてきた ピエタは天才の出発点であり、到達点であり、同時に全てでもある作品 天才とは困ったものだ 文化というもの チップをはずむ 稀れ人(まれびと) 平凡な観光客に見られること

もっとみる
深夜特急5  トルコ・ギリシャ・地中海 第15章 絹と酒 地中海からの手紙

深夜特急5 トルコ・ギリシャ・地中海 第15章 絹と酒 地中海からの手紙

気になったキーワード
地中海からアドレア海へ 白い便箋 異郷で見送ってくれる誰がいるわけでもなく 充分に豪華な睡眠 船の旅がこの上なく贅沢なもの 不思議な深い喪失感 女としては鋭すぎるほど鋭い横顔の亜麻色の髪の女性 ウイスキーで陶然となる 絹みたいね 通行人に過ぎない 意味が少し違う危険 長く異郷にいると知らないうちに疲労が蓄積し疲労が好奇心を摩耗させ外界にたいして無関心になるという危険 ひとり旅

もっとみる
深夜特急5  トルコ・ギリシャ・地中海 第14章 客人志願 ギリシャ

深夜特急5 トルコ・ギリシャ・地中海 第14章 客人志願 ギリシャ

気になったキーワード
キリスト髭の若者 どのような局面でも切り抜けてきた自信 与えられた二つのもの、自身と鈍感さ 命に対する無関心さ 高いという口癖 値切り癖 次にどうしたらいい 国境の笑い声は風にかき消された 日暮れ時の寂しさ これからどうしたらいい ギリシアの国境事務所で寝袋 係官の好意 気詰まり 車に同乗するマナー 宗教的なものに近い静謐さ ヨーロッパの都会 西に進むほど物価が上がってくる 

もっとみる
深夜特急5  トルコ・ギリシャ・地中海 第13章 使者として トルコ

深夜特急5 トルコ・ギリシャ・地中海 第13章 使者として トルコ

気になるキーワード
「急げ!出てしまうぞ」 「走れ!」 交渉擦れの嫌悪感 外界にたいする途方もない無関心の眼をした子供 好奇心の摩耗 倹約強迫症 胸の奥の小さな痛み あらゆることにつましくなってしまった  金を使うことに臆病になっていた イランとトルコの国境がアジアンハイウェイの最終地点 アジアが終わる アララト山 国境のトイレに行かなかった後悔 ヨーロッパハイウェイ 便意の風雲 間歇的便意 料金

もっとみる
深夜特急4  シルクロード 第12章 ペルシャの風 シルクロードⅢ

深夜特急4 シルクロード 第12章 ペルシャの風 シルクロードⅢ

気になったキーワード
磯崎夫妻 なんとかという名のホテル コモドアホテル 欠食児童風 偶像崇拝の拒否 コーランの声と人間は動物の一部 久しぶりのご馳走で胃が恐慌 公衆電話 都会のテヘラン ズール・ハーネ 芝居小屋 予定の失敗をする鎖の男 都会の匂いに飽き始める 貴金属はお金のない旅人には縁がない ペルシア人の無愛想さ 砂漠を見たい 女体を思わせるコカコーラの瓶 値段交渉が楽しくなってきた バス・ボ

もっとみる
深夜特急4  シルクロード 第11章 柘榴と葡萄 シルクロードⅡ

深夜特急4 シルクロード 第11章 柘榴と葡萄 シルクロードⅡ

気になったキーワード
ニコニコごっこ 朗々たる祈りの声 断食明け 大相撲アフガン場所 日がな一日ぼんやり アフガン正月 安宿の客引き 自虐的な面白さ ささくれ立っている気分 無為への嫌悪感を持っている安宿の若いマネージャーカマル21歳 アルファベットが書けない読めない 日本の歌 意地悪 寂しい 旅人が迎える寒さ ハシシで酩酊 ハロー・グッドバイ センチメンタルな甘さ 深い喪失感 カブールの寒さ 磯

もっとみる
深夜特急4  シルクロード 第10章 峠を越える シルクロードⅠ

深夜特急4 シルクロード 第10章 峠を越える シルクロードⅠ

気になったキーワード
緑の丸薬 土となる運命 若者の虚な目 孤立無援 赤ん坊の水疱の水分 水痘か天然痘 ある種の諦観 妙な度胸 猖獗を窮める デリーに引き戻されてしまう不安 気負い 阿呆さを慰める 慈悲心 長い旅を続けると全てのことが曖昧になる 無限の「しかし」 親愛の情と畏敬の念 一種の親愛感 グッドラック 達者でな パキスタンの乾いた心地よさ 東パキスタン・バングラデシュ 先生のバングラデッシ

もっとみる
深夜特急3  インド・ネパール 第9章 死の匂い インドⅡ

深夜特急3 インド・ネパール 第9章 死の匂い インドⅡ

気になったキーワード
朱色の水 雨の憂鬱と快晴の出発 秘密の花園から下界へ インドの列車に「次」はない 30時間の強行軍 Breeze is nice. 強烈な日差し 猥雑と喧騒 鼻から血 卑屈 英語のメニュー 久し振りの魚介類 聖なるものと俗なるもの 無秩序 観客 水を放り投げる なまめかしい 敬虔な祈り 倍加 インド人の喧嘩 気弱な男 ガート こぼれた牛乳を舐めたい犬 宿自体がベナレスという劇

もっとみる
深夜特急3  インド・ネパール 第8章 雨が私を眠らせる カトマンズからの手紙

深夜特急3 インド・ネパール 第8章 雨が私を眠らせる カトマンズからの手紙

気になったキーワード
モロッコのマラケシュ インドのゴア 親しさ 東北 長期滞在 長逗留 冷たい雨 未舗装 幻の共通語 満足感 ヒッピー くすんだレンガ色 力強い美しさの絨毯 チベット人のキャンプ 流浪の民 悲恋 貞操 落ち着いた心楽しい日々 鬱陶しい雨 億劫 面倒 旅人の身勝手さと卑しさ 饐えた臭いと無責任 深い虚無 自分の命にさえ無関心 アヘンのやりすぎで死んだフランス人 暗殺者アサシンの語源

もっとみる
深夜特急3  インド・ネパール 第7章 神の子らの家 インドⅠ

深夜特急3 インド・ネパール 第7章 神の子らの家 インドⅠ

気になったキーワード
長広舌 異様 暗い アンバランス 饐えたにおい 赤く光る目 足首を掴まれる いざる 12,13歳の売春宿 陰惨 新参者 皮膚の色と服装の相関関係 相棒 一生かかっても◯◯できない 汚れた札はババ抜き 因業 インドでは解釈は不要 ねずみとピーナッツ すべて 男の子は黙って手を差し出しながらついてくる 女の子の物乞い 厚顔 目を逸らさない 何百、何千という黒い影 粋がり 後悔 不

もっとみる
深夜特急2  マレー半島・シンガポール 第6章 海の向こうに シンガポール

深夜特急2 マレー半島・シンガポール 第6章 海の向こうに シンガポール

気になったキーワード
先輩風 鈍感 自由 硬直と順応 弟分 知恵 兄貴風 反芻 私自身が何者でもないが、何者にでもなれる。それは素晴らしく楽しいことだ。執行猶予 回避 刑 粋狂 宙ぶらりん 不分明 わからない 失った最初のもの 好奇心の摩耗 香港の幻影

旅の軌跡
香港→マカオ→香港→バンコク→チュンポーン→ソンクラー→ハジャイ→バターワース→ペナン→バターワース→クアラルンプール→マラッカ→ジョ

もっとみる