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2022年7月の記事一覧
北村早樹子のたのしい喫茶店 第10回「シルビア 綾瀬店」
文◎北村早樹子
東京に出て来てもう13年が経つ。引っ越しが特別好きというわけではないが、一度家に飽きるともうすべてが嫌になるので、これまでに6回引っ越ししている。その中でいちばん長く住んだのが、足立区綾瀬だ。アパートを2回更新して、結局5年半ほど住んだ。
なんで綾瀬か。綾瀬に引っ越した当初は友人知人に驚かれた。文化的な匂いが全然しない街だというのは知っていた。駅前には大衆酒場とパチンコ屋しか
僕の好きな喫茶店を羅列する(新宿編)
喫茶店の定義はよくわからないけど、カフェではなく喫茶店なんだ!
コーヒーは苦めが良い。タバコは吸わない。
写真は他の方がたくさん投稿しているのでそれを見てほしい。
ただ行ったことがあるだけの羅列ではなく再訪するに値すべきお店のみ。
珈琲西武いわゆる僕が喫茶店に初めて足を運んだ記念すべき場所。
新宿とは思えないくらい広く、居心地が良い。
オムライス、ナポリタン、ピラフ、サンドウィッチなど
喫茶店
朝をたのしむオキニイリ
水道橋で朝。ひさしぶりの「RJIN」に来る。
RJINと書いてラインと読む。昔、近所にオフィスがあって、とは言え一週間に一度程度の出社ペースでそのたび朝はここだった。
大きな窓に大きなテント。
朝でも昼でも木陰にいるようなほどよい暗さ。
BGMのアコースティックギターの音と一緒にのんびりとした時間が流れる。タバコが吸える大人仕様の店だけど、ケムリが煙くないのもうれしいオキニイリ。
サンドイッチ
北村早樹子のたのしい喫茶店 第9回「新宿 名曲・珈琲らんぶる」
文◎北村早樹子
5年くらい前まで、わたしにはマネージャーさんのようなおっさんがついていた。
H澤さんという、でっぷり太ったお菓子大好きおっさんで、当時45歳くらいだった。H澤さんはなりすレコードというレーベルをやっていて、わたしはそこからCDを出させてもらっていたので、必然的にH澤さんと行動を共にすることが多かった。しかし、このおっさんがとんでもなくたいへんなおっさんだった。
まず、い