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社会をつくる!社会科

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社会科授業がどうなれば社会科人気が高まるか。その答えは、社会をつくる力にあります!
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#小学校

授業の本質

授業の本質

今日のEDUBASEライトニングプレゼンでは授業の本質をテーマにプレゼンを行う機会がありました。授業の本質と言うと、少し難しい印象があるかもしれませんが迷ったら学習指導要領に戻ろうって言う話をさせてもらいました。

学習指導要領の目標には、教科の役割や性格が明確にして表現されています。
社会科の場合で言うと、柱書きと呼ばれる文章があり、その後で資質・能力の三本柱に合わせて3つの目標が書かれています

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都道府県の学習の本質

都道府県の学習の本質

社会科で、学習指導要領の内容(1)の学習をしています。

この単元では、「自分たちの県の地理的環境の概要を理解すること、また47都道府県の名称と位置を理解すること」という知識、技能を身に付けることになっています。また、「わが国における自分たちの県の位置、県全体の地形や主な産業の分布、交通網や主な都市の位置などに着目して、県の様子を捉え、地理的環境の特色を考え、表現すること」と言う思考力、判断力、表

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目的のあるインプットを!(社会「県の広がり」)

目的のあるインプットを!(社会「県の広がり」)

4年生社会科の単元「わたしたちの県」の第1小単元、「県の広がり」の授業が始まりました。

この小単元では、都道府県の地理的環境の概要を理解することがねらいです。

この、地理的環境の概要というのは、かなり社会科をイメージしやすい内容です。人口、面積、市町村、土地利用、地形、交通網、産業といった、その都道府県の様子をよく表すような内容になっています。

調べ方の概要は、以前のこちらの記事をご読みくだ

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都道府県を覚えるには?

都道府県を覚えるには?

4年生社会科の大きなポイントと言っても過言ではないのが、日本の都道府県の学習です。

これまでの市町村の学習から範囲が拡大し、都道府県の学習をするにあたって、47都道府県について学習をすることになります。

47都道府県の何を学習するのかというと、「名称と位置」を理解することです。

これは目標として位置付けられていますが、誤解されやすいのが、4年生で必ず覚えなければいけない、というものです。

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社会科の指導案づくり(5)指導と評価の計画(単元計画)

社会科の指導案づくり(5)指導と評価の計画(単元計画)

社会科の指導案づくりシリーズ(5)は、指導と評価の計画です。いわゆる単元計画というやつです。

いろいろな学習指導案をみていて、この指導と評価の計画が簡潔なものは、本時の部分だけしっかり書いているのかな〜と判断してしまいます。

授業を考える時は、単元を通した計画を立てることが重要だと考えます。

その1時間は、単発の1時間なのではなく、前後の時間とのつながりがどこかに必ずあるからです。

見方・

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長崎

先日の広島に続き、本日は長崎の原爆投下から79年の節目の日になります。

長崎は、11時2分に投下ということで、時刻に合わせて黙祷が行われています。

6日と同じく、平和について考える大切な日です。

長崎でも、平和について学んだり、発表したりする機会があるそうです。

唯一の被爆国として、この2つの日を忘れないようにしなければならないと思います。

最後の被爆地、になるように、、、

おわりに

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資料館や博物館で自由研究

資料館や博物館で自由研究

みなさんの自治体には、郷土資料館や郷土博物館といった、地元の自然や歴史を紹介する施設はありますか?

地元密着型の資料館では、地域の自然や文化財などを収集することをを使命にしていますから、おもしろい資料がたくさんあります。

自治体が出している、市史などの公的な資料には掲載されていない、住人の方から集めた資料を収蔵していることが多いです。

普段、表に出ている資料だけでなく、収蔵庫に収められている

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社会科の指導案づくり(4)学習指導要領から単元の目標と評価規準をつくる

社会科の指導案づくり(4)学習指導要領から単元の目標と評価規準をつくる

社会科の指導案づくりシリーズですが、単元観、指導観ときましたので、単元の目標と評価規準に進みたいと思います。

単元観ー実態ー目標ー指導観の順の場合もあると思います、自治体や研究会によって指導案の形式はまちまちですので、目的にあわせて(形式に沿って)作られることをオススメします。

私の場合は、指導観をもとに単元の目標を設定します。

単元の目標を書く際は、学習指導要領、同解説、国立教育政策研究所

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社会科の指導案づくり(3)指導観の書き方

社会科の指導案づくり(3)指導観の書き方

前回の単元観のところでは、今回取り扱う素材(今回の単元では、しょうゆづくりや野田市について)いろいろと調べたことをまとめるということを書きました。

指導観とは、単元観で自分が調べた内容を、どのように教材としてまとめて、子どもたちと学習を進めていくのかを書きます。

そのためには、児童の実態を正しく捉えて、それをもとに計画を立てる必要があります。

児童の実態は、事前のアンケートで学習に対する関心

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佐渡の金山

佐渡の金山

先日、嬉しいニュースが飛び込んできました。

世界遺産の登録に向けては、登録へ向けた地元の盛り上がりも重要です。世界遺産に登録されることで、多くの観光客が来ることになるとは思いますが、その分、オーバーツーリズムなどの問題が発生することもあります。

今回の登録にあたっては、申請書の問題や、韓国の主張などもあり、いろいろあった中での登録ということで、関係者の方も安堵されているのではないかと思います。

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社会科の指導案づくり(2)わからないことは、確認する

社会科の指導案づくり(2)わからないことは、確認する

先日、社会科の指導案づくりについての記事を書き始めました。

単元観を書くにあたって、一次資料にあたる、ということを書きました。今回で言うと、しょうゆの出荷量ですが、千葉県は全国で一位というデータは見つかったものの、数あるしょうゆ会社の中で、どの会社を選ぶのか、という理由も書くべきだと思います。

そこで、メーカー別のシェアを見つけたかったのですが、なかなかデータが見つけられませんでした。

そこ

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オリンピック スタート!

オリンピック スタート!

オリンピックの開会式が行われて、熱戦がスタートしました。

オリンピックは、平和の祭典とされていますが、世界の今がわかる貴重な機会です。

世界にはいろいろな国があることを、オリンピックを通して知ることができます。

地上波でこれだけ世界ことを知れる機会も限られていますので、良い勉強の機会になるではないかと思います。

例えば、オリンピックシンボルの5色の輪には、次のような意味があるそうです。

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社会科の指導案づくり(1)一次資料を見つける

社会科の指導案づくり(1)一次資料を見つける

先日、2学期に研究授業が2本あると書いたのですが、1本目は算数で、2本目は社会科の研究授業をやります。

今回は、4年の内容(5)県内の特色ある地域のくらしの授業をやることに決めました。指導案を書いてみて、また変わるかも知れませんが・・・

この、特色ある地域のくらしの単元では、3つの視点で県内をみて、特色がある地域を選ぶことになっています。「地場産業のさかんな地域」「国際交流に取り組んでいる地域

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授業という場を創る

授業という場を創る

授業は誰のものなのか?という問いに対して、どのように答えるでしょうか。

やはり、授業をするのは子どもたちですので、子どもたちのもの、と考えるのが自然かと思います。

ただ、授業にはねらいがあり、そのねらいは学習指導要領に基づいて決められているわけです。

教師は、学習指導要領に定められた目標を達成するために、年間に割り当てられた時間の中で必要な内容を獲得できるように計画を立てているわけです。

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