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日常のステップ

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#日常

日常のステップ #39 育ててく

日常のステップ #39 育ててく

すぐに手に入るものは、
すぐにどこかへいっちゃうから

人間関係、夢、住むところ、自分の振る舞い…
いろんなことを、じっくりゆっくり
大事に育てていきたいね

もし相手が去ってしまったり、
夢が叶わなかったりしたら

自分が相手を大事に思ったとき、
夢を強く願ったときに
湧き上がってきた愛情や勇気を
そのまま自分自身に分けてあげようね

you deserve it :)

たとえうまくいかなくて

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日常のステップ#13 本の持ち主

日常のステップ#13 本の持ち主

村上春樹の「風の歌を聴け」を読み終えた。
夜2時、部屋の明かりは消して、勉強用の小さな灯りのもと、
近くのスピーカーからは、イーグルズが小さく流れている。

村上春樹の文章は、やっぱり最後まで自分のいろんな感情をつついてくる。ほらよ、って。
懐かしさ、恥ずかしさ、けだるさ、優しさ…

デレク・ハートフィールドについて書かれたあとがきまで読み終えて、最後「村上春樹」というところにシャーペンで二重に丸

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日常のステップ#12 幸せ

日常のステップ#12 幸せ

むむ、タイトルがでかい。

幸せ、
ベッドで眠りにつく瞬間。

幸せ、
誰かのストーリーに心が打たれる瞬間。
まだ何かを深く感じられるという安心感。

幸せ、
友達が家に泊まり、次の朝支度してる時に
廊下ですれ違ってダンスしたり、
洗面所で髪を巻いていたら、「キューティー!」って言って去ってくような時間。

幸せ、
人に会った後、家でふと息をつく瞬間。
ゆっくりその日のことを振り返る時間。

幸せ

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日常のステップ#11 抗えない共感、再び

日常のステップ#11 抗えない共感、再び

感情の洪水に飲まれてとあるイベントにて。

感情やアイデアが押し寄せてきて、息の仕方も忘れるほどだ。この瞬間にだけ感じる無敵感、家に帰ってスマホをダラダラ見る時間と、足して2で割りたい。

知的好奇心は満たされるどころか、さらに刺激されて行方を失い、思わず目の前にあった赤ワインで自分を落ち着かせる。

その後友達にほろ酔いで会って、「なんで飲んだの?」と聞かれた時「目の前にワインがあったから」と言

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日常のステップ#10 共感

日常のステップ#10 共感

抗えない共感電車で目線を感じ、そちらを向くと、ぱっと目線をはずされる。

ぜんぜん見てくれていい。
だって、人は見られることではじめて、自分の輪郭を確認できるのだから。

もし目が合うのが気まずいのなら、私は気づかないふりしてそっぽを向いていよう。

そっぽを向いた先は、本の中だった。

無性に泣きたくなった。

涙がつーっとつたるようなやつじゃなくて、
おもいっきり声を出して泣く、映画「ノルウェ

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日常のステップ#9 電車とスピッツ

日常のステップ#9 電車とスピッツ

電車のスイミー電車に乗ることは、他人と空間を共有することだ。良くも悪くも。

乗り換えの時も然り。
個人個人で動いているようだが、特に大きい駅の階段や乗り換え通路では、同じ方向に進む人たちが、スイミーの赤い魚たちのように一体となる。

突然逆走したり、横切ったりした人は、冷たい視線という名の制裁を受けることになる。

小学校とかでやった行進や集団行動って、もしかしたらターミナル駅の乗り換えのために

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日常のステップ#8 川島小鳥

日常のステップ#8 川島小鳥

氷漬けしたい日常洗濯物を干した。
天気がよかったから、というよりは、干さないではいられない天気だった、という方が正しい気がする。

家を出る時間が近づいてきていたので、父に一緒に干してくれるよう頼んだ。
ふたりで並んで、淡々とハンガーにかけていく。靴下をバケツリレーみたいに吊るしていく。

ふと、こうして一緒に洗濯物を干す日常が、実はとてつもなく大事な時間なんじゃないかと思った。(こうして書くと陳

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日常のステップ#6 Men I Trust (2)

日常のステップ#6 Men I Trust (2)

誰と行くか問題「どこへ行くかよりも、誰と行くかだ」と時に言うけど、この言葉はわりかし本当だと思う。

ファンシーなレストランでの肩が凝る食事会よりも、好きな人とサイゼリアの方が断然幸せだし、
美術館には、隣でウンチクを垂れ続けたりムードをぶち壊す発言を連発する人と行くよりも、一人で行く方が断然いい。

今日のMen I Trustのライブも、一緒に時間と空間を共有した人たちなしには、この経験はなか

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日常のステップ#5 Men I Trust (1)

日常のステップ#5 Men I Trust (1)

鋼の無気力
昼下がり、モソモソと寝床を出た。最近、すごく起きづらい。
生活習慣の記録をつけようと思って、Googleカレンダーに今日の睡眠時間を入れてみたら、1:00-12:30まで寝ていた。思わず声が出た。

「いや、寝過ぎやろ!」

天気のせいか、少し気分が沈みがちだ。
昔、時々「鋼の無気力」に襲われることがあると言ったら、相手に全く共感してもらえなかったことがある。
ほんとに人によって感じる

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日常のステップ#4 オン・ザ・ロック

日常のステップ#4 オン・ザ・ロック

お酒突然だけど、サングリアはおいしい。
フルーティーな甘さと、ワインの渋みが交互に波寄せて、なんだか頭の中がほんわり紫色になる。

チャットモンチーというバンドが好きな自分は、
サングリアを飲むたびに「シャングリラ」のテンポで「サングリア」と歌ってしまう、
と言って伝わる友達は一人二人だけど、

とにかく、サングリアは旨い。

というのも、こうしてお酒の話をしているのは、村上春樹がエッセイで書いて

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日常のステップ#2 今日だけは

日常のステップ#2 今日だけは

今日だけは今日だけは、終電で帰ろう
今日だけは、たばこを吸おう
今日だけは、日々のしんどいことを語ろう、
解決策なんて気にせずに

井の頭公園で、久しぶりに会う友達と
好きな小説の話、詩の話、音楽の話、
そして孤独について、言葉を紡いだ。

木々の狭間で、ゆらゆらと揺れる光
ーー本の文字が暗くてうまく読めないねって
街頭のふもとに行って、目を凝らした

「万有引力とは ひき合う孤独の力である」

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日常のステップ#1 村上春樹と日常

日常のステップ#1 村上春樹と日常

於ジム気分が落ち込みがちで時間がある時、
わたしはジムに行くことに決めている。

マッチョになりたかったりダイエットしたいわけではないんだけど、
トレーニングを終えてジムを出ると、不思議と気分が晴れているのがなんだか心地いい。
体が引き締まるのはそのついで、という感じだ。

ジムを出た後はなぜか頭も活性化しているので、
近くにあるbook-offに入り、本のつまみ読みをしたり、ノートを開いて頭の中

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