- 運営しているクリエイター
2018年7月の記事一覧
ふられたほうが楽なのは知っている
先日も書いたのですが、林伸次さんの「恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。」がすごくいいんです。
私は単行本で読みましたが、cakesでも一話ずつ公開しています。
↑
特にこの話「この恋がうまくいかないことは私がいちばんわかっている」が好き。
この小説は、バーに来たお客様がマスターに自分の恋のことを語る物語です。
ふと思いついてしまったんですが、舞台をバーから山小屋にして、マスター
バーのマスターに語られる恋
林伸次さんの「恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。」を読む。
プロローグ、21話のショートストーリー、エピローグからなる連作短編集だ。
物語の語り手である「私」はひとりでバーを営むマスター。バーにやってくるさまざまなお客様の恋の話に耳を傾け、ときにはささやかに祝福し、ときにはささやかに励ます。
21人の、21通りの恋が描かれている。最終話だけ、お客様ではなくマスター自身の昔の恋の話
セブンの生ビール提供に見る、見栄えはしないが、超有効な簒奪戦という戦い方
セブン-イレブン絡みの出来事でこんなお話が。(余談ですが、セブン-イレブンの正式表記はセブンとイレブンの間に「-」が入ります。ブランドやマーケティングの仕事している方は覚えておいて損はない小話)
かいつまんで言うと、セブン-イレブン店頭にビールサーバーを設置し、生ビールを販売するというお話です。
大企業において簒奪戦が有効なわけセブン-イレブンくらい大企業になると、新しい商品やサービスを売ろう
落選したコンテストのこと
昨日から「さらけ出す」をテーマにしているので、敗戦の歴史をさらけ出していく。
先日cakesコンテストに入賞し、noteやTwitterで知り合った方たちから祝福の言葉をいただいた。
祝福していただけるのは、とてもありがたい。
しかし、受賞したことだけを書くと「順風満帆」と思われてしまうかもしれない。
いや、別にそう思われてもかまわないけど、それは事実ではない。
私は今までの人生で何度か
時給1000円が安くて、どうして靴の1万円は高いのだろうか?
こんにちは、ハヤカワ五味です。
アパレルの会社を4年もやっていると「高すぎて買えません、安くしてください」と言われることが度々あります(最近は減ったけども)。
では、そのお客様の要望に応えて値段を下げるべきなのだろうか、高くない妥当な金額とはいくらなんだろうか。こうして小売業の経営をやっている以上、何度も頭を悩ませる永遠の問いかもしれないけど、最近なんとなく自分の中で結論が出た気がします。そし
「いいライターがいない」問題について
「いいライターがいない」
これは、編集者がよく口にする言葉だ。少なくとも版元にいる間、何千回耳にしたかわからない。
「こういうテーマの本なんですけど、いいライターさん知りませんか?」
「う〜ん、いないんだよねえ、いいライター」
——この「いいライター」は「本が書けるライター」のこと、もっと言えば「10万字を最後まで破綻なくおもしろく書き、著者の魅力を最大限に引き出し、読者がよろこぶコンテ
韓国インディのおすすめ10曲
ぼくが韓国の音楽を聴き始めたのは、ルシッド・フォールが日本で紹介された2013年頃から。ネオアコやブラジル音楽、あとAORの影響を受けたようなサウンドですぐに気に入りました。そこから色々と聴き進めていったのですが、ぼく好みの音楽がザクザク出てくるんですね。そんなわけで、今日はぼくが好きな韓国インディを10曲ほどご紹介します。
* * *
(1)Lucid Fall / あなたは静かに
まずは上