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雑記集

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雑草という名前の草はない。 雑記という名前の記事もない。
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2020年2月の記事一覧

絶対風邪ひかないファンタジー

絶対風邪ひかないファンタジー

・体調悪い
ここんところ、体調が悪いのです。いえ、いっちょまえに自転車こいだり、働いたりはできます。私がいう「体調悪い」は、100%「声の調子が悪い」のことです。だから、声に関する働きが、今はしんどいです。いえ、「声」で稼いでいるわけではないのですけれどね。曲をつくって、それをパフォーマンスする練習をして、それを録音に残したりという活動を日々やっているので、「声」がしんどいのは、つまり私にとって「

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「過去にならない未来」は実現する

「過去にならない未来」は実現する

たとえば映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』なんかは私も見ました。それ以外にもいろいろな作品で描かれた「未来」があると思います。それらは、実現したものもあれば実現していないものもあります。

たとえば、離れたところにいる人どうしが、通信する。それも、すごく小さな端末をつかって。これは、実現して、広く普及したと思います。「腕時計式の通信端末」を私はつかっていませんが、スマートフォンくらいなら、

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へたでいい⇔うまくてわるい

へたでいい⇔うまくてわるい

自分のパフォーマンスしたことについて、技術のことをほめられると、無性に悔しい気持ちになることがあります。それってやっぱり、技術のことは本来あとからついてくるものだという認識を私が深層に抱いているからなのかもしれません。「そこをほめてほしいわけじゃないんだよなぁ」に始まり、「きっと、好みじゃなかったから、そこしかほめられなかったんだろうな」なんてところまで深読みしがちです。その人がそこまで思って言っ

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ほとぼり

ほとぼり

すんごい広まり方をもってプレイされる曲がときおり現れますね。2019年なんかは、『パプリカ』という曲がそうだったのではないかと思っています。この曲がかからなかった小学校の運動会はどこにもない、なんて声も私の耳に届いているくらいです。

『パプリカ』と異質な存在かもしれませんが、ある時期、『花は咲く』という曲も、プレイされていない時間のほうが稀なのじゃないかと思えるくらいに頻繁に演奏されたり歌わ

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マイキング

マイキング

たとえば、恋人のなんでもかんでもを知りたいと思うか? 仮にその恋人が以前つきあっていた人がいたとして、その人との「ろまんす」や「いいはなし」をなんでもかんでも知ることは、むしろ私のこころやからだに悪影響をもたらすような気がしてならない。その瞬間に恋人としての目の前にいて、触れられるような距離にいて親密そうに話しているのはじぶんだったとしても、なぜだか健康を害するのにじゅうぶんなくらいな危うい気分に

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財布に小銭

財布に小銭

 お札ばかりの財布とは限らない。小銭がいっぱい入って、膨らんでいることもある。うまいこと、たくさんになってしまった小銭を積極的につかっていったら、だいぶスリムになって気持ちよさを感じるなんてことはある。なかなか、財布の小銭が完璧に0枚になった、という経験は私にはあまりないのだが、果たしてどうだろうか。

 望む条件を満たすこと。その実現はむずかしい。そこにある条件、出会ったものや人たちが持って

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10分間でペペロンチーノ

10分間でペペロンチーノ

こどもの遊びに、「課せられるもの」はない。「30分遊べ」と言われて30分遊ばなくてもいいし、「おもちゃの線路のパーツを30個使い切って、1平方メートルを満たせ」と言われても30個のパーツを使い切る必要も1平方メートルをそれで満たす必要もない。そもそも、そんな「30分」とか「30個」とか「1平方メートル」とか課されることがない。それはそもそも、遊びではない。

いや、本人が遊びだと思えば、遊びか

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Now Drippin'

Now Drippin'

手をつないでいると、いつも何かを伝えることができる。ぎゅっと握ればいいのだ。それに込められたメッセージは何か。手をつないだ二人にならば、わかるのかもしれない。

魂と聞くと、熱いものを想起する。温度があるイメージだ。滾っている、その温度を隠せずに滲み出て伝わってしまう。そんな、抽出された表情。

やわらかいものは、触れるものの影響を受けやすい。かたいものがやわらかいものにぎゅっと押し付けら

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歩く。歩くように、歩く。

歩く。歩くように、歩く。

・ところ違えば、ひと駅の距離が違う。

東京って、駅と駅の距離が短いと思います。いえ、私は東京都で生まれ育っているので、もともとそう思っていたわけではないのですが、ある程度さまざまな地域を見て回る経験を積んでみると、東京、特に中央から東寄りの地域における、鉄道の「ひと駅」の距離は非常に短いと感じます。

ちょっと都(その中央から東寄りの地域)を出てほかの地域に行ってみると、すぐさま、「ひと

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まわり終えた日常のかたわらで

まわり終えた日常のかたわらで

よく、手が滑って茶わんの類いを割る。

 ばんばん、壊れている、人々のなかにあって。

壊そうなんて意思はないのに

 毎日、だいたい決まったところに出て行って、仕事をする。

そのつもりはないのに、自分のからだの一部がぶつかったり、はたき落としてしまうなんてこともある。

 仕事が終わったら、毎日決まった建物に帰ってくる。

割れてしまう。割ってしまう。

 おおむね

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頭の中のピカピカ

頭の中のピカピカ

「これは真実の話である」という口上ではじまる物語はありそうなものだけれど、「これはすべて、つくり話である」と前置きして始まる物語を私は見たことがない。

ところで、漫画本なんかを手に取って開き始めると、最初の方のページに「この物語はフィクションです。実在の人物や団体とは関係ありません」などとある光景はよく知っている。あれは、「物語の外」なのである。現実の存在である、おそらく「出版社」というような人

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P×P'

P×P'

あれが健康にいいぞと聞けば、そればかり食べる。そんなことをしがちである。そのことによって、バランスを欠く。欠いてから、気付く。で、バランスを取り直す。それで、「健康に良いと聞いたあれ」を一旦忘れる。「いったん」のつもりが、永遠に忘れる。それでバランスが戻ったのならばそれでいい。元のバランスの方が良好ならば、だけど。

ここで、忘れたのが「いったん」で、落ち着きを取り戻したのちにまた取り入れ始め

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おでんつゆというワンチーム

おでんつゆというワンチーム

おでんのつゆは、はじめからその味だっただろうか。

おでんを「鍋料理」ととらえる向きは、あまりないうように思います。

いろんな具材がとにかくあつまって、ひとつの味のもとにまとめられる料理といいますと、鍋を思います。おでんも、鍋料理ですかね。でも、「鍋やるぞ!」といって「おでん」が出てきたら「そりゃおでんだろ!」と私はつっこみますし、「おでんにしよう」として「鍋」が出てきたら「これ鍋じゃね

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継拾結の教え

継拾結の教え

家の本箱、読み切っていない本でいっぱいです。本箱の名のとおり、本棚に入りきらなくて、適当な箱にたくさんの読み切っていない本が入っています。表紙が気になった、タイトルが気になった、気になる人が話題にしていた、テーマに関心があったといったことを主な理由に、ほうぼうからいろんな方法で買い集めたものたちです。これは所有したい、と一度は思ったのですね。持って帰って読みたいとか、持ち歩いていろんなところで読み

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