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毎日に役立つ!おうち療育手帳

発達障害のあるお子さんに家庭でどのようにアプローチすればよいかをお伝えしていきます。 療育も大切ですが、ママやパパにとっては育児そのもの。 だからこそ、日常生活の中に効果的な療育… もっと読む
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#知的障害

発達障害のお子さんの言葉の増やし方

発達障害のお子さんの言葉の増やし方

発達障害の子育てを
熱心になさっているママさんたち。

ある程度の年齢から
この「言葉」についての
質問が増えてきます。

・・・ということは、
この「言葉の増やし方」について
みなさん、悩まれている、ということです。

悩みの種類は主に2種類あります。

一つ目は、言葉、つまり
語彙自体が少ないこと。

もう一つは
発語がほとんどなかったり
機能的な言葉を話すことが
劇的に少なかったりすることで

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「どうしてやらないの?」と思ったあとに気づいてほしいこと。

「どうしてやらないの?」と思ったあとに気づいてほしいこと。

発達障害やグレーゾーン、
それから知的障害のお子さんを
教えているとき、
何かつまずき、というか
スムーズにいかないことがありますよね。

小学生ママさんや
先生方からいただくご相談で
多いのは
「どうして宿題をしないのか」
ということなんです。

宿題に関しては、
幼少期のおうち療育で
習慣化することを
私はオススメしております。

どうしてか、というと
お子さんの中には
「勉強は学校でするもの

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グレーゾーン①〜知的障害グレーゾーン

グレーゾーン①〜知的障害グレーゾーン

「グレーゾーン」というと、
少し前までは
発達障害に関する診断が
なされないけれど、
発達に心配があるお子さんを
想起させていましたよね。

今でもそれはあると思うので、
「知的障害」という言葉を
入れてみました。

少し前まで「境界」「ボーダー」など
ちょっとネガティブ要素の強い
言葉が使われていたかも
しれないですね💧

「グレーゾーン」という診断は
世の中に存在しませんが
この言葉を使うこ

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発達検査への考え方

発達検査への考え方

私の感覚なのですが、
「発達障害」という言葉が
世の中に知れ渡るようになってから
ゆっくりと、ではありますが、
発達検査を受けるハードルが
下がってきているような気がします。

ただ、まだまだ発達検査への
誤解があります。

このことについて、
私はとても残念に思います。

・・・とは言っても、
以前の私も発達検査を
誤解していました。

しかも、冷徹だったかもしれません。

だからこそ、発達検査

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【算数】図形が苦手なお子さんへのアプローチ

【算数】図形が苦手なお子さんへのアプローチ

私は算数・数学に対して
大きな苦手意識を持っています。

・・・と言っても
大人になった今は、
深刻な思いを抱く必要が
なくなりました。

そもそも
日常生活レベルの算数・数学であれば
ほぼクリアしていますのでw
(ケアレスミスはしょっちゅうですがw)

学齢期、特に小学生のお子さんの場合、
初めて図形につて論理的に学んでいきます。

それは、日常生活では
あまり気にして生きていない、
というか気

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発達障害のお子さんの「苦手」

発達障害のお子さんの「苦手」

発達障害のお子さんは、
自分の感情を表現することに
不器用さがあります。

時に、それが大袈裟に見えたり
滑稽に見えたりするので
嘲笑されてしまうことも。

笑って許してくれるような、
そんな環境であれば
そんなに苦労はしませんが、
そうではない場合は
少々辛辣ですよね💧

本人としては真剣なのに
それを受けれてもらえないのは
ものすごく辛いです。

あなたのようなママさんも
お子さんの気持ちに

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発達障害のお子さんはどうして情報処理が遅いのか

発達障害のお子さんはどうして情報処理が遅いのか

発達障害のお子さんは
いつもいつも誤解されがちです。

「誤解」だったら解くことが
できますが、
相手が自分の考えを過信していれば
その「誤解」を解くことは
なかなか難しいですよね💧

そしてその過信。

いくら説明をしても
過信だと改めない教員が
多いですよね・・・。

実は私も
こういうことを含めた啓蒙を
教員だった頃に
教職員にしようと思ったことが
あったのですが、
それは辞めにしました。

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グレーゾーンのお子さんの学びを阻害するもの

グレーゾーンのお子さんの学びを阻害するもの

知的障害のない発達障害、
あるいはグレーゾーン、
それから軽い知的障害のある
お子さんたちは、
学んだことが定着しづらいことが
あります。

一度、できるようになっても
すぐにできなくなってしまう、
ということもあります。

そうなると、私たち大人としては
「この前はできたのに・・・」と
ちょっと落胆してしまいますよね。

今日お話をするお子さんたち、
特に知的障害が軽かったり、
グレーゾーンだっ

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「ほめられる」のは嬉しいこと?

「ほめられる」のは嬉しいこと?

発達障害のお子さんの中には
ほめられることを
嬉しいと感じることができない
お子さんもいらっしゃいます。

それは、脳の機能障害ゆえの
ことなのですが、
できるだけ幼いうちから
「ほめられる」ことが
素晴らしいことなのだ、ということを
しっかりと教えることが
何よりも大切なことです。

私の師匠であり恩師である人は
まず最初に「ほめられる」というのを
お子さんに教えていましたし、
私もそうしていま

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読書感想文の書き方

読書感想文の書き方

いよいよ夏休みですね!

私もそうなのですが、
自分が子どもだった頃から
「読書感想文」は
悩ましい宿題でした💧

読書は好きだったのですが、
それについて感想となると
「別にそんなの・・・」と
子どもながらに思っていました。

時を経て、教員になった私。

夏休みの宿題では
当然のように読書感想文が!!

ここも保護者の方にとっては
大きな悩みだろうなと思いつつも
学校の慣習に従うしかない私。

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電子マネーを教えるには?

電子マネーを教えるには?

最近、よく聞かれるのは
目に見えづらい通貨である
電子マネーの教え方です。

特に、小学生ママさんが
気にかけていますね。

都市部ほど
電子マネーでの支払いが
社会に浸透しているので、
小学生が電子マネーを
利用することも珍しいものではありません。

電子マネーは
今後どんどん社会に浸透してくるので
子供が幼いうちから
使い慣れておく必要があります。

今回は、電子マネーの教え方、
特に導入する

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vo.1_トイレトレーニング

vo.1_トイレトレーニング

「トイレトレーニング」と書くと
「おむつはずし」と
勘違いされるかもしれませんね。

実際にトイレで排泄できたとしても
すぐにおむつが外れる、
という訳にはいかないのが
発達障害のお子さんです。

もちろん、すんなりと
外れるお子さんもいらっしゃいますが、
まずはトイレでの排泄を考える前に
おむつからパンツへの移行から
トーレトレーニングが
スタートするのだろうなと
私としては思っています。

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何回で「習得した」とみなすのか

何回で「習得した」とみなすのか

先日、LINEの読者の方から
こんな質問をいただきました。

一度だけできた(成功した)ら、
それは『できる』ようになったと
みなして良いのか

自分のことを振り返れば、
一度の成功でその後何事もなく
うまく行くことはそんなにありませんよね。

新しい物事を身につけるとき、
何度も試行錯誤するから
身についていくのです。

一度きりの成功は
確かに大喜びする価値はあります。

でも、それを定着させ

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身につけておきたい○○ 第6回

身につけておきたい○○ 第6回

今回のお話は、屋内外問わずに
様々な場面で必要になるスキルです。

毎日のことにはもちろんのこと、
遠足などの非日常場面でも
必要になりますから、
これから練習を重ねていくことを
是非ともおすすめしたいです。

さらに、学齢期に限らず、
このスキルを身につけることによって
お子さんの人生が豊かになることも
保証できると私は思っています。

それでは早速、
お話をしていきますね。

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