記事一覧
スタートアップにおける法務人材の採用について思うこと
昨日の日経新聞の社説に以下のような記載があったが、これは肌感にも合うところだ。
「スタートアップの成長には法務や財務などを担当する専門人材も欠かせない。米バブソン大学などが2月に公表した世界の起業環境の比較調査報告書によると、日本は市場参入の容易さなどで諸外国に先行する一方、専門人材の分野で大幅に劣っていた。人材育成や流動性の向上が急務だ。」
私自身、弁護士事務所からスタートアップに移籍したひと
信託型SOの「出し直し」において社外協力者を含む場合の金商法上の開示規制
はじめに信託型SOの税務上の取扱いに関して国税庁の解釈が示された(行使時点における経済的利益が給与課税として課税される旨の解釈が示された)ことで、信託SOの「出し直し」(税制適格SOを発行する)を検討しているスタートアップも少なくないと考えられる。
「出し直し」の性質上、付与対象者が多くなる可能性がある。
また、信託SOは社外協力者へのインセンティブプランとして活用されていた実務もあるため、付与
スタートアップ投資の関連契約についてのメモ
この記事は?「我が国における健全なベンチャー投資に係る契約の主たる留意事項」(令和4年3月改訂版)等も参照にしつつ、スタートアップ投資の関連契約について考えたことを書き記すもの。
本記事は一定の知識を前提としており(ややマニアックともいえます)、スタートアップ投資の関連契約の全体像は、以下の記事の方が把握しやすいと思いますので、リンクしておきます。
「投資契約等の構成」について~財産分配契約
執行機能の強化について~CGSガイドライン、「経営戦略としての取締役・執行役員改革」~
この記事は?「経営チームをどう定義するか」や「役職ごとの権限定義をどう考えるか」「会議体の設計等、リーダーシップチームをどう運営するか」などはコーポレートガバナンスに関する重要アジェンダであると思うが、まだ十分な議論の蓄積がないところであるように思われる。
そのような中、経産省のCGSガイドライン(2022年7月改訂版)や、書籍「経営戦略としての取締役・執行役員改革」に、思考を整理する上で参考と
組織・人事領域の仕事をして大切だと感じた7つのこと(2023年の気づき事項)
2023年は組織・人事に関わる仕事が多かったので、組織・人事領域における気付き事項をつらつらと書いていきます。
ミッションベースでの組織設計の大切さミッションベースでの組織設計が不十分だと、ポジションとのミスマッチが生じたり、成果が分散したり、健全な新陳代謝も起きにくくなる。
そうならないように、①経営方針、事業方針をベースに組織体制をつくり、②「適所適材」を意識し、③任命時には期待役割と成果
スタートアップの経営執行体制に関するメモ
コーポレートガバナンスについてコーポレートガバナンスに関係するトピックはさまざま存在する。
例えば、株主総会の運営、株主・投資家との対話・情報開示、機関設計、取締役会の役割、取締役会の構成、スキル・マトリクス、取締役会の運営、執行と監督の分離、指名・報酬委員会、役員報酬制度、サクセッション・プラン、役員研修、社外取締役、監査役、外部会計監査人、内部統制・リスク管理体制、中長期経営方針、サステナ、知
法務・コンプライアンス部のMissionと行動指針
本日、BUSINESS LAWYERS主催の「Legal Innovation Conference 〜法務組織とキャリア〜」というイベントに、Hubbleの酒井さんと、ファンズの髙尾さんと登壇しました。
酒井さんと髙尾さんの熱いメッセージは私自身も刺激を頂いたわけですが、その熱さのために言い漏らしてしまいましたが、弊社(READYFOR)は今、法務機能をもっと強化したいと思っております。
法
士業の皆様、READYFORの遺贈寄付サポートに力を貸して下さい!
READYFORは、「遺贈寄付サポート窓口(無料)」を開設するなど、遺贈寄付領域での取組みを開始いたしました(プレスリリース)。
また、READYFORは、ご寄付者さまへのサポートを手厚いものとできるよう、三菱UFJ信託銀行さまとの提携も行いました(関連記事)。
READYFORは、遺贈寄付を一緒に推進して下さるパートナーを絶賛募集中です。
特に士業の皆様、どうかお読みください(※)。
※こ
「コロナ慣れ」したあなたと私に~「コロナSOS基金」への寄付のススメ~
ディスクレーマーこのnoteでは、思いっきり「コロナSOS基金」への寄付を勧奨しますが、ステマにならないように断ると、わたくしはその運営を行っているREADYFORの一員です。
関係性の明示を行ったところで、以下、公明正大に「コロナSOS基金」への寄付を勧奨したいと思います。
このnoteを読んでいるあなた(とわたし)のことこのnoteを読んでいるあなたは、けっこう「コロナ慣れ」しているのでは
重機を操作できない僕たちにできること~野呂ロッジと復興支援について~
「野呂ロッジ大発汗」に参加!
昨日、台風19号で被災した相模原のキャンプ場(青野原野呂ロッジキャンプ場)で、川が氾濫して流れ込んできた石をアイドルと一緒に片付けて、その片付けた石を使って石焼きの焼肉を食べ、働いた疲れはテントサウナでいやしつつ、最後はアイドルのライブで元気をもらうというボランティアに参加してきた。
ちょっと文字にすると情報過多な感もあるこの新しいタイプのボランティアは、広告やイベ
「FUKKO DESIGN」を応援してほしい!
今、FUKKO DESIGNという団体が、READYFORでクラウドファンディングを行っている。
FUKKO DESIGNの代表理事の河瀬大作さん(NHKエンタープライズ)や、理事の木村充慶さん(博報堂)さんには個人的にお世話になっていることもあり、個人的な立場からFUKKO DESIGNのことを書きたいと思う。
新たな復興支援を目指す"FUKKO DESIGN"の始動へ
河瀬さんや木村さんと