マガジンのカバー画像

短歌

136
運営しているクリエイター

2023年6月の記事一覧

短歌:姉妹のお見送り

短歌:姉妹のお見送り

お姉ちゃをお見送りした妹は
ドアが閉まった瞬間に泣く

次女(4歳)は、長女(10歳)のことが大好きです。
「おねえちゃ」と呼んでいます。

朝、小学校に行くお姉ちゃをお見送りするのが日課。

玄関で「いってらっしゃ〜い」をした後、
ドアが閉まった瞬間に、いつも大泣き。
「おねえちゃが、いっちゃった〜」
としばらく泣いています。

こんなに毎日打ちひしがれていて、しんどくないかなと心配になるほど。

もっとみる
短歌:家事分担の気づき

短歌:家事分担の気づき

ほんとうは私でなくて良かったのだ
抱きしめていた家事の役割

骨折して家事をあまりできなくなり、
家族で分担してやっています。

例えば乾いた洗濯物。
畳むのもしまうのも、すべて私でした。
しかし、骨折してからは、家族がそれぞれ自分のものは自分で。

私は今まで「家族が家事を分担してくれない!」と不満ばかりでした。

でも、分担を妨げていたのは自分自身ではなかったか。
家事をやって感謝される自分を

もっとみる
短歌:心配する娘

短歌:心配する娘

4歳は足を引きずるわれを見て
トイレは1人でできるかと聞く

連日書いていますが、先日足を骨折しました。
足を引きずりながらトイレに行こうとしたら、
4歳の娘に
「トイレは1人でできる?
いっしょにトイレに入ろうか?」
と聞かれました。

4歳であっても、娘のレベルで親のことを心配してるのだなぁと成長を感じます。

ただ、相変わらずイヤイヤを発動しており、
感慨から現実に引き戻される今日一日でした

もっとみる
短歌:スタバのマグ

短歌:スタバのマグ

繁忙期スタバのマグが滑り落ち
ゆっくり割れた他の何かも

先月から繁忙期が続いています。

毎日バタバタしていて、
お気に入りのスターバックスのマグを
うっかり割ってしまいました。

今まで緊張して頑張っていた諸々が、
一緒に割れてしまったような気がします。

先日は骨折してしまうし、
何だか上手く回ってない感じです。

短歌:母親の骨折

短歌:母親の骨折

骨折の右足指を庇う母は
添い寝の子らに背を向けていて

先日、右足の指を骨折してしまいました。

子供たちとは同じお布団で寝ています。
次女(4歳)は悪気なく足を広げたりするので、
次女の足が私の怪我したところにぶつかりそうになります。

いくら注意しても聞かないので、
少し離れたところで、子供たちに背を向けて寝ることに。

自分の怪我を庇うためとはいえ、
子供たちに背を向けて寝るのは、少し罪悪感

もっとみる
短歌:夫と結婚した理由

短歌:夫と結婚した理由

娘らに夫を選んだ由を言う
「お父さん、わりと、かっこいいじゃん」

娘たちに「なんでお父さんと結婚したの?」と聞かれました。

そこで、お母さん(私)が弱っていた時に一緒にいてくれたから、
分からない時に知ったかぶりをしないから、
お母さんの意見を大切にしてくれるから、
などを話しました。

すると娘は「わりと、かっこいいじゃん」とのこと。

夫への不満は大なり小なりありますが(大なり大なり?!)

もっとみる
短歌:上司のことば

短歌:上司のことば

食事には手を抜かないと言う上司は
毎日妻の手料理を喰む

上司は健康に気をつけているそうで、
「食事には手を抜かない」と話していました。

自分で食事を作るのか聞いてみると、
平日週末問わず、奥様が作っているとのこと。
上司がお買い物をするわけでもないそうです。

手を抜いてないのは奥様であって、
上司は関係ないですよね‥?と心の中でツッコミました。

何をもって「手を抜かない」のか分かりませんで

もっとみる
短歌:日曜の昼

短歌:日曜の昼

のど自慢合格の鐘を聴きながら
明日やるべきタスクを思う

私は基本的に土日がお休みです。

日曜の昼ごろ、NHKののど自慢の盛り上がりを聴きながらランチの支度をしていると、「ああ、お休みが終わってしまう」と段々憂鬱になってきます。

人によってはサザエさんで憂鬱になる人もいるようです。

ブルーマンデー症候群という言葉があるくらいよくある症状のようなので、
自分の憂鬱を過度に否定することなく、

もっとみる
短歌:好きな色

短歌:好きな色

みずいろがすきなの、ピンクはきらいなの
こどもっぽいから わたしよんさい

長女(10歳)が4歳頃に言っていたセリフを突然思い出しました。
忘れないうちに、短歌にしておこうと思います。

長女は水色が大好きで、ピンクを嫌がっていました。
ピンクが嫌な理由を聞くと、
「こどもっぽいから」とのこと。
(あくまで長女の主観です!)

親から見ると4歳は子どもですが、
本人は自分が一人前という意識。

もっとみる
短歌:娘ののりたま

短歌:娘ののりたま

4歳がリビングで撒いたのりたまは
3日をかけて玄関に着く

玄関で、のりたま(丸美屋のふりかけ)の海苔を見つけました。

これは確か、3日前に4歳娘が床に撒き散らしたのりたま。
大袋ほぼ全部がリビングに散らばりました。
その時に床も拭いたし、毎日掃除もしてるのに(ルンバだけど)、
なぜ玄関に?!

狭い家ではあるけれど、のりたまは3日間かけて移動したようです。
のりたまビッグバン恐るべし。

短歌:フリーターの献血

短歌:フリーターの献血

歯車の小さな一つになりたくて
B型+おずと差し出す

私にはフリーターだった時代が何年かありました。
その頃は社会から切り離されてしまった感覚があり、せめて少しは役に立ちたいと献血に通っていました。

今でも時々、子育て中に、社会から切り離された感覚になることがあります。そんな時はまた献血をせねばと思う自分がいます。

短歌:薄明かりに

短歌:薄明かりに

薄明かり子どもの震えに目が覚めて
笑っていただけ、痙攣じゃない

明け方に、次女(4歳)が微かに震えているので、目が覚めました。

よく見ると、寝ながら笑って、体を揺らしていたのでした。

長女(10歳)は痙攣を起こして入院することが何度もあったので、
次女も痙攣を起こしたのかと緊張が走りましたが、
違いました。

本当は笑った寝顔を幸せに感じられると良かったのですが、
緊張が解けて、長女が入院を

もっとみる
短歌:子ども服の衣替え

短歌:子ども服の衣替え

サイズチェック
捨てる
店に行く
選ぶ
買う
名前付け
しまう
子供服タスク

子どもはすぐに大きくなるから、
衣替えも一苦労です。

シーズン毎にいつもドタバタしてる気がします。

そのドタバタ具合を自由律短歌にしてみました。自由律は初めて作ってみたので、定義もよく分からず‥

短歌:イマジナリーフレンド

短歌:イマジナリーフレンド

ゆづくんと娘が呼ぶ子は近所にも
園にもいない 頷いて聞く

年少の娘が「ゆづくん」というお友達のお話を毎日しています。
ただ、その名前のお友達は近所にも保育園にもいません。親戚でもありません。

いわゆるイマジナリーフレンドなのかなと思っています。

お名前は「ゆず」くんではなく「ゆづ」くんなのだそう。
ゆづくんのお話をする時の娘は、いつもとても楽しそうです。

「今日、ゆづくんと滑り台した」

もっとみる