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土曜の夜、家にひとり。

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「世界にだって忘れられているみたい」そんなときに寄り添える文章を書いています。ほろ酔いでも楽しめるライトな内容です。
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トラブル、理不尽、不安の襲来…わるいことが続く「流れ」を断ち切るには?

トラブル、理不尽、不安の襲来…わるいことが続く「流れ」を断ち切るには?

わるいことはだいたい立て続けに起こる。

今回は、クライアントからの理不尽な指摘や納得できない一方的な値下げ、そして未入金など仕事のトラブルが続いたかと思えば、8年間毎週欠かさず聴いている「オードリーのオールナイトニッポン」のライブチケットが落選して号泣する始末。楽しみなプライベートの予定もなくなり、三連休の中日だというのに丸一日誰とも話さず、ひとりスーパー銭湯でダラダラしていて、脱衣所の扉に指を

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「自分なんてゴミのような存在だ」と思った夜に試したい、「いい匂いに包まれる」という処方箋

「自分なんてゴミのような存在だ」と思った夜に試したい、「いい匂いに包まれる」という処方箋

「自分なんて底辺の存在だ」「生きている価値なんてない」
そんなふうに思うことが少なくない。

渾身の原稿が赤まみれで戻ってきた日。これだ!と思った企画が却下されたMTG。余計なことを言ってしまったなあと一人反省会をする夜。友人の結婚や出産、育児報告の幸せに溢れたSNSを目にした一人飯中。食欲に負けて爆食いしてしまった深夜。

とくに私はドがつくほどのHSP気質なので、かなり頻繁に落ち込むし、大体翌

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HSPの私が「ぐるぐる思考」を止めるためにやっているたった一つのこと

HSPの私が「ぐるぐる思考」を止めるためにやっているたった一つのこと

ドがつくほどのHSP気質です。
正確にいうと、HSS型HSPといって、社交的で刺激を求めるのに、敏感で繊細な面も併せ持つというやっかいな気質。

感受性豊かで、ものごとを深く考えるわたしたち。「繊細さん」とも呼ばれるHSPの多くは、「ぐるぐる思考」に悩んだことがあるのではないでしょうか。ぐるぐる思考とは、いろんな感情や思考がぐるぐると頭の中を巡って、沼のように抜け出せなくなってしまう状態。わたしの

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服が似合わなくなってきた。「年相応」って必要?「自分がどうしたいか」は難しいけど大事

服が似合わなくなってきた。「年相応」って必要?「自分がどうしたいか」は難しいけど大事

「ん、あれ?」
クローゼットの横にある姿見で、「一軍だと思っている」服に着替えた自分を見る。しっくりこない。
ウエストに仕舞い込んでいるTシャツの裾を出してみる。なんか違う。

齢28、好きだった服がどうにも似合わなくなってきた。
綺麗めのパンツもなんか違う。スポーティーなTシャツもなんか芋っぽい。履きやすくて人気のあるスニーカーも私が履くとなんかおかしい。
服だけではない。メイクもスキンケア用品

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インスタのタイムラインに流れるおすすめ投稿に殺されかける

インスタのタイムラインに流れるおすすめ投稿に殺されかける

インスタのタイムラインに流れるフォロー外アカウントの投稿。これになかなかやられている。
時に包丁のように、心をグサッと、殺しにかかってくるのだ。

アルゴリズムのバグなのか何なのか、私が普段絶対に見ないタイプの投稿が流れてくる。例えば、カップルが音楽に合わせて踊っている動画や、結婚式の写真、見ず知らずの赤ちゃんの動画など。
(いつも犬の写真ばかり見ているのに…)

「oh…」

朝起きたとき、仕事

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「あれ結局何だったんだろう大賞」を肴に一杯やりたい

「あれ結局何だったんだろう大賞」を肴に一杯やりたい

誰しも持っているだろう「あれ結局何だったんだろう?」エピソードをダラダラと話し合いたい。

上京したばかりの2018年、突然話しかけてきたおじさんに誘われて、豊洲のタワマンで開かれたカレーパーティーに参加したことがある。
誘いを受けたのは、代々木公園で開かれた「タイフェス」会場。当時、仕事の関係で出店しており、仕事終わりに一人でシンハービールを飲んでいた。

すると40歳くらいの一人のおじさんに話

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ノマドランドの美しさと優しさ

ノマドランドの美しさと優しさ

2021年公開の映画「ノマドランド」を観た。

私にはいくつか、トゲトゲ、ギザギザした心をなめらかにするような、ワックスのような軟膏のような映画がある。具体的には、かもめ食堂や、南極料理人だったんだけれど、そこに「ノマドランド」が仲間入りした。

正直、最近まで意識的に見ないようにしていた映画でもあった。なんだか物悲しい映画のようなイメージがあって、引き摺られたら参っちゃうな〜と思ったから。

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【読書記録】貴様いつまで女子でいるつもりだ問題/ジェーン・スー

【読書記録】貴様いつまで女子でいるつもりだ問題/ジェーン・スー

「私たちは「女子」という墨を体に入れている」この本のタイトルにある「いつまで女子でいるつもりだ問題」は、ここ5年位ずっと私の中に議題としてあったことでして、この表紙を発見したとき電流が走りました。

「これ考えてたの、わ、私だけじゃなかった!」

「女子会」や「オトナ女子」という言葉にずっと言語化できない違和感があり、「変に思うのは私だけか~まあそうだよね~」と思い込み人にも共有してきませんでした

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サカナクションの魅力をなぞる名曲たち

サカナクションの魅力をなぞる名曲たち

週末の夜、ひとりぼっちで布団にくるまって泣いている人はいないだろうか。
そんな人にこそサカナクションを聴いてほしい。

サカナクションで夜を乗りこなせ
私も元々、ひとりで発泡酒を飲みながら鬱々とすごし、酔いと寂しさで22時前に寝てしまうような「ザ・ぼっち」であった。
今も正直その状況自体は変わらないが、メンタルはだいぶ丈夫になった。というか、サカナクションの音楽によっていわゆる「夜を乗りこなしてい

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