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『梅雨型熱中症』。梅雨の季節にかかりやすい熱中症。この時期ならではのリスクとは?

こんにちは、翼祈(たすき)です。
2024年7月7日(日)は、七夕でしたね。

ですが、猛烈に暑すぎますね。今は梅雨の季節ですが、ただ暑いだけではなく、梅雨の時にある湿気でジメジメしていて、汗がまとわりついて、ベタベタして肌が気持ち悪いです。

七夕の日は、静岡県静岡市で気温が40.0度に達し、今年日本で初めての40度を超えました。

連日の猛暑で、熱中症で救急搬送される人も増えています。亡くなる人も増えています。

「まだ梅雨明けしていないのに、なぜ?」かと思われるかもしれませんが、実は梅雨特有の熱中症があることが分かりました。

それは、『梅雨型熱中症』です。

本格的な夏はまだ来ていませんが、すでに熱中症で救急搬送される人が急増しています。梅雨の時期は、気温がそれほど真夏より高くないにも関わらず、湿度が高いことで熱中症にかかりやすい、梅雨の季節特有の『梅雨型熱中症』に注意が必要となります。

今回は、通常の熱中症と、『梅雨型熱中症』の違いについて、多角的に取り上げたいと思います。

『梅雨型熱中症』になりやすいリスクとは?

熱中症リスクの要因は、「湿度」と「気温」、「輻射(ふくしゃ)熱」の3つが挙げられます。

「輻射熱」とは、日差しを受けた時に受ける熱や建物、地面、人体などから出ている熱のことを指します。熱中症にかかるリスクの要因の割合は、「湿度」が7、「輻射熱」が2、「気温」が1で、特に「湿度」の影響が大きいです。

熱中症のリスクを「湿度」と「気温」で見てみましょう。「湿度」と「気温」が上がれば、熱中症にかかるリスクは高くなりますが、「気温」がそれほど上がらなくても、「湿度」があると、熱中症にかかるリスクも高くなります。

例を挙げると、「気温」が26℃でも「湿度」が85%あれば、熱中症にかかりやすい【警戒】領域です。「気温」がそれほど高くなくても、「湿度」が高いと『梅雨型熱中症』にかかるリスクがあります。

一般的に、汗をかくと、その汗が蒸発する時に、身体の熱が空気中に放散されることで体温が下がりますが、「湿度」が高いと汗が蒸発できず、身体の熱が空気中に放散できないので、体温が下がりません。すると、身体内に熱がこもり熱中症にかかります。

「気温」35℃での実験です。

・「気温」35℃、「湿度」30%では、汗が蒸発し、肌の表面温度は40℃以下でした。
・「気温」35℃、「湿度」70%では、汗が蒸発しづらく、肌の表面温度が50℃近い部分もあります。

同じ気温でも、「湿度」が高いと汗が蒸発せず、高温だと感じます。

『梅雨型熱中症』は気付きにくいと、東京都北区にある「いとう王子神谷クリニック」の伊藤博道院長は述べ、

本格的な暑さを迎える前にかかる『梅雨型熱中症』は、本人が熱中症だと気付きづらいです。対応が遅れ、病院を受診する時には中等症以上になっているケースもあります。『梅雨型熱中症』を発症してから病院を受診するまでに1週間〜10日要するケースもあります

と説明しました。

参考:「湿度が原因」気付きにくい『梅雨型熱中症』要注意!対策は? テレ朝news(2024年)

なぜ、『梅雨型熱中症』の対応が遅れるのでしょうか?

1つ目の『梅雨型熱中症』のケース

身体が熱っぽく汗を沢山かいたので、紅茶で水分補給したが、紅茶に含まれるカフェインで、尿の頻度が増え、脱水の症状が進行した。

2つ目の『梅雨型熱中症』のケース

身体がだるいので風邪かと思い、解熱剤や風邪薬を服用して様子見したことで、病院を受診するまでに時間を要した。

などで、『梅雨型熱中症』への対応の遅れが出てしまいます。

私が熱中症気になりかけた時

先週、お休みを取って、映画を観に行った時のことです。

本当は先々週に観に行こうと休みを取っていたのですが、その日が、梅雨に入っていたことで、大雨警報が出ていて、警報級の雨に厳重警戒だったことで、「電車が止まったら嫌だし、やめておこう」と思って、諦めました。

それで先週、観たかった作品を観に行ったのですが、この日も天気がグラグラで、地元は少し雨が降っていて、「傘は雨傘を持って行こう。最近購入した日傘は、帽子を被っているから大丈夫だろう」と思って、持って行きませんでした。

映画館のある場所は、カンカン照りで、雨は降っておらず、日差しがかなり強かったです。「日傘必要だった、でも帽子があるから…」と思いましたが、日差しが強いだけではなく、風が強すぎて、帽子が何度も飛ばされそうになって、持って行った雨傘も邪魔で、映画館に行くまでに、帽子を押さえながら歩いたので、汗が吹き出しました。

暫く、特に顔の汗が引きませんでした。水分を取っても、喉の渇きがなかなか収まりません。

映画が始まってから、暫く経つまで汗は止まりませんでした。

映画が始まると引き込まれましたが、始まる前、熱中症気味になっていたのか、頭がボーッとしていました。

日傘は折りたたみなのですが、結構大きいので、かばんの持ち運びは無理だろうと思っていましたが、次の日、試しに入れてみると入って、「入るなら、映画館に持って行けば良かった。事前に確認すべきだった」と、後悔しました。

今のところ、外出したい予定はないので、多分この夏は自宅で過ごす日が多いと思いますが、本当に暑すぎますね。

帽子も「暑いから被ろう」と思って購入したのに、何度も強風で飛ばされそうになって、被れる場所がありません。

こんなに暑くても、仕事には行かないといけないので、その時は日傘を持って、熱中症に気を付けたいと思います。


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