兵庫県で聴覚障害者の人が働く、ポップコーン専門店『ヘレン・ケラー』がオープン!
こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんは障害を抱えていても、食べ物屋さんの専門店が沢山オープンしていることを知っていますか?最近はそういうカフェとか、りんご飴屋さんとか色々増えているみたいですよ。
今回ご紹介したいのは、兵庫県のポップコーン専門店『ヘレン・ケラー』というお店です。聴覚障害を抱える方が数名働いています。このお店の誕生秘話など、色々綴らせて頂きます。
兵庫県のポップコーン専門店『ヘレン・ケラー』
兵庫県宍粟市初のポップコーン専門店『ヘレン・ケラー』が、同兵庫県宍粟市山崎町山田にオープンしました。
お店の名前の由来は目、耳、言葉が不自由な三重苦を克服し、社会事業に貢献したアメリカの著名人のヘレン・ケラーからです。そのヘレン・ケラーを体現するかの様に、ポップコーン専門店『ヘレン・ケラー』内では聴覚に障害を抱える3人がアルバイトで勤務し、手話が店内に飛び交っています。
「この『ヘレン・ケラー』から、もっと手話が浸透すれば」。そんな想いを持ちながら、笑顔で接客業に取り組んでいます。
ポップコーン専門店『ヘレン・ケラー』をオープンしたのは手話通訳でもある女性Aさん。約40年前に、同兵庫県宍粟市内の手話サークル「ひとみ」の発足に携わり、ろうあ者と交流を深める中で「いつか、聴覚に障害を抱える人と共に、仕事が出来る居場所を作れたら」との願いをずっと抱いていました。
2022年5月、女性Aさんが所有していた建物の店舗に1つ空きが出ました。ろうあ者が働く東京の居酒屋を思い起こし、「かつて抱いた夢をカタチにしてみたい」と新しいお店のオープンを決めました。手話サークル「ひとみ」で交流していた仲間に声をかけ、2022年10月にポップコーン専門店『ヘレン・ケラー』をオープンしました。
聴覚に障害を抱える人で勤務するのは女性の3人です。聞こえる人と暮らしの中で接する機会は余りなく、マスクを着けたままだと口の動きが見えないので、意思疎通を図ることが困難となります。オープン当初は「上手に対応が出来るのか」と不安も大きいものでした。
ポップコーン専門店『ヘレン・ケラー』がオープンの日を迎えると、聴覚に障害を抱える人や手話サークル「ひとみ」の仲間が次々と訪れ、3人の接客ぶりを鼓舞しました。やがて仕事に慣れて来ると、1人でも聞こえる人に接客する勇気が持てました。女性Bさんは「互いに支え合える仲間がいて、とても楽しく接客が出来ます。笑顔が絶えない手話を浸透させたいです」と気持ちを込めます。
女性Aさんは「このポップコーン専門店『ヘレン・ケラー』は聴覚に障害を抱えている人とそうでない人、そして聴覚に障害を抱える人同士を結び付ける居場所となって欲しい。手話で会話するのも当たり前の社会にしていきたいです」と抱負を持ちました。
手話で希望する人には『ヘレン・ケラー』の隣の部屋で、無料の手話教室を開催しています。
参考:ポップコーン専門店「ヘレン・ケラー」、宍粟市にオープン 聴覚障害者3人がバイト「手話広げたい」 神戸新聞NEXT(2022年)
ポップコーンは可能な限り有機栽培のコーンを使用。抹茶チョコレートやイチゴミルクなど「甘い系」以外にも、カレーや梅しそといった「おつまみ系」の計11種類を提供しています。2022年11月から焼き芋も販売中です。
午前10時半~16時半。金曜定休。各種ポップコーンは350円からとなっています。
ポップコーンに関してはあんまり知りませんが、
私はポップコーン専門店がどこにあるか知らず、基本的に映画館でしか食べたことがありません。映画館っていったら、基本的に塩味か、キャラメル味ですよね。私が食べた変わり種というか、ポップコーンは以前よく行っていた映画館で、塩味にフレーバーをかけたら、違う味になる、そういうものばかりで、基本的にベースは変わらないものでした。
こちらのお店のポップコーンは、素直に美味しそうだなと思いました。イチゴミルクとかは何となく想像が付きますが、カレーや梅しそ…?個性的だけど、絶対に美味しいに違いありません。
そういう専門店を同じ聴覚障害者の方が働いていると知って、嬉しかったです。これからも、色んな変わり種も生んで、ずっとこのお店を続けて欲しいなと思いました。
参考サイト
https://www.instagram.com/popcorn_helenkeller?igsh=czk4Ym1qa3d2Nmtq