シェア
澄
2024年1月26日 16:39
『あたしのせい』2024.1.26約束は約束のまま身勝手ばかりを押し込んで色が混じって綺麗じゃなくて不機嫌が足元をついたどうせ今日も隣には居られない馬鹿みたいに独りよがりそれが日々だしゃぼん玉薄い膜にきらめいたあの日の恋心みたいかな何も 何も変わってないって言うけどそれ 本当?全部 あたしのせいだよ貴方のこと嫌になってしまいそうになったのもぶつかってしまうのも後悔
2024年1月16日 15:51
『恋は終わる』2024.1.16寂しさだけで生きているんだよそう言われている気がした向かいの空に見えるくぐもった感情まるで私みたいだ 可愛くないね夢を見るその代償に記憶を失くしてしまうのですすれ違った声で会話をしても抱きしめ合えるのだろうか難しくなくて簡単じゃなくて嘘じゃないのに本当ではないこの世は泡だ愛おしいの裏返しの「馬鹿だなあ」にずっと包まれていた 愛されて
2023年7月20日 02:20
『灰色』2021.4.25描いた灰色は痛かった味もしない 変わり映えもないあの日に戻るにはもっと多くの時間と代償が必要だった「こんな日々も愛したい」こんな歌も歌わなくていい程の何かがずっと欲しいまま嘘と理想で塗りつぶした人生に意味はありますか花がただ美しくて風に移ろう感情をどうか壊してくれませんか もう夜を待ちたいから全部忘れて 遠去かって さようならをなぞって痛み
2023年6月24日 02:48
『邪魔』2023.6.14目に見えないのに名前をつけて可笑しな生き物だ存在すると信じて疑わない答えのない勉強好きも嫌いも形取れないのなら同じようなものだ遭えないからって電子を見つめる盲目の遊びこの世で一番もどかしいのはこの距離だ 邪魔だよ貴方の香りや体温骨の形を知りたいのに私がどれだけ悩めど先へ前へ進むのでしょう解っている それでも呼吸と同じようで涙と同じような身体の中に
2023年5月19日 14:41
『貴方が』2022.12.1白い雪が貴方を切なくさせていますように胸を通り抜ける風に気付いていますように電車の窓から見えた枯れ木の並木道一人で歩くには広すぎるね分厚い灰色の雲 冬曇りの空晴れ間が白く光る会いたいが痛くて堪らないあってしまえば終わりが来るのも恐いよそれでも溢れる熱に火傷してずっとずっと泣いていたずっとずっと貴方がいつか貴方が私をちゃんと壊してくれます
2023年4月1日 15:50
『嘘』2023.3.20何にも残らないよだから安心していいどうせ全部忘れてく言葉にしたら涙がこぼれた出逢った日の日付は思い出せないのに出逢ったあの瞬間のことはこんなに焼き付いてるんだろう冷たくてさらりと乾いた手春みたいな貴方の笑顔もう少しも好きじゃないちっとも思い出さない記憶を結んでなんかないけど春は痛いな 痛いな/壊れるくらい好きだったなんて口に含んだこ
2023年3月31日 16:04
『銀狼』2021.10.6冷えた夜の底で貴方の夢を見る眠っても眠れずにいるここは孤独の銀狼何も壊さないからそっとしておいてよ淋しさの形をなぞる満月が僕を見る揺蕩ってただ あの日に帰りたかった貴方のせいだ 貴方のせいだ愛を奪っていく成り果ててしまった灰が胸にたまって息もできぬ程冬の雲に潜む真空で息をする歩けど歩けど行き止まりここは孤独の銀狼死は恐れな
2023年3月6日 02:16
『雪解』2023.2.7君を待つのは雪を待つのと同じだピアノを調律するように正しさを覚えてゆくちっとも嬉しくないんだ昨日を縫いつける僕に価値などないけどそれでも生きているただ生き存えている全部君の所為だ白く降るこの何かを夜に踊る 言葉を書く忘れていいのに なんて笑うなよ 笑うなよ間違ったこの想いがいつか君を傷つけたら信じてるよ 声の代わりに雪が降る
2023年3月1日 19:45
『夢が崩れる』2023.2.25泣いてしまいたかったいっそ自分の為だけにってやけくそになった心でまだ貴方のこと想ってる名前をつけてしまえば枠におさめてしまえばありふれた感情になるって優しくない嘘だいつか忘れる言葉で声で貴方を想った私も忘れてしまおう最低な私を上手く言葉にできないこんなはずじゃなかったってしもやけした心が痛い触れられない話もできない そんな距離でず
2023年2月2日 14:06
『スカルプチャー』2023.1.16/1.21日々をつくる 貴方は私の物語だ癖づいた「許してあげる」もう息に近い明日があるならそれは貴方のおかげでか細く輝く花火のようだ何もできないならせめて大それたこと口に含んで貴方にキスをする一方だとか双方だとか何でもよくて呆れてしまってどれくらいだろう鏡に映った私はきっとちっとも綺麗じゃないからさこの耳でこの口でこの体温で貴方を
2023年2月2日 13:11
『滄海』2022.8机に頬を寄せて 温度を思い出すこの世は宇宙だ 私は迷子のままありふれた情景の中 ずっと熱冷まし馬鹿みたいだね、ねぇもどかしさで息ができなくなるようなそんな感情を知っているそうかい そうかい貴方は繰り返すだけ身に覚えのない優しさもずっと覚えてるよそうかい そうかい青い海を思い出す届くことのない世界に触れたいあの青のこと心臓に耳を寄せて 孤独を
2023年1月20日 16:02
『海へ花束』2022.11.19息を吸えば冬の空気 春を願うより先に傷んだ心が染み入る温度だ欲しがってばかりいるようで殆ど何も願えないもう何が掬ってくれるのか判らなくなってしまった冬の海で花束を持って全て忘れようもう二度と会えないという猛毒の花束私 なんて主語も要らないくらい貴方を想っていた ずっとずっとずっと生きている内気づく 世界の冷たさにどうしようもないと笑う 嘆い
2023年1月16日 13:38
『勝手にごめんね』2022.12.21/2023.1.14銀色の波 夜に揺れて守りたい何かをうたっている大切だと口にしなければ大切だと伝わらないのはなぜだろう乳白色の柔い色がいつか貴方の何かを守ってくれますように手紙には書けない言葉で寄る辺の一瞬を描けたらいい頼りないラヴソング 2Bのシャーペンで勝手にごめんね愛して愛して足りなくて堪らない言葉が違っても 心が違っ