『』


『勝手にごめんね』2022.12.21/2023.1.14


銀色の波 夜に揺れて
守りたい何かをうたっている
大切だと口にしなければ
大切だと伝わらないのは
なぜだろう

乳白色の柔い色がいつか
貴方の何かを守ってくれますように
手紙には書けない言葉で
寄る辺の一瞬を描けたらいい

頼りないラヴソング 2Bのシャーペンで
勝手にごめんね

愛して愛して足りなくて堪らない
言葉が違っても 心が違っても
満ち得ない総てを 私をもって
貴方を底まで守りたい


月の裏側 走っていって
無重力で引いたくす玉こぼれていく
中身に混ざった私の絶望と悲しみ
また会えたらどこかで
じゃあね

情けないラヴソング 下手な歌声で
勝手にごめんね

愛して愛して足りなくても構わない
乾いた細胞を優しく壊して
満ち得ない私が 総てをもって
何度も信じさせてあげる


夢のようなラヴソング 勝手にごめんね
祈ったり歌ったり馬鹿らしいかな
痛くてもラヴソング 形に成らない
勝手にごめんね


愛して愛して足りなくて堪らない
言葉が違っても 心が違っても
満ち得ない総てを 私をもって
貴方を底まで守りたい




貴方を守れない、なんて弱気だった
私は貴方をずっと守りたかった

だから、私はもうはっきりと口にする
「貴方を守るよ。」と

愛は覚悟だ。


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