『』

『あたしのせい』2024.1.26


約束は約束のまま
身勝手ばかりを押し込んで
色が混じって綺麗じゃなくて
不機嫌が足元をついた
どうせ今日も隣には居られない
馬鹿みたいに独りよがり
それが日々だ

しゃぼん玉薄い膜にきらめいた
あの日の恋心みたいかな
何も 何も変わってないって言うけど
それ 本当?

全部 あたしのせいだよ
貴方のこと嫌になってしまいそうになったのも
ぶつかってしまうのも後悔してしまうのも
息をするたびに冷たくて痛いや
きらきらした星も見ずに今日も貴方を想う


ほら 季節はもうすぐ春になるよ
何ひとつ貴方のせいにしたくない
私は未だ弱い
桜って透けた花びらだから
忘れたくなくても忘れてしまう
その匂い その感触
泣きたい

日記を付けても書き殴っても
その時の自分には戻れないのに
何も 何も変われなくて良かった
そんなこと言えないけど

全部 あたしのせいだよ
貴方に身勝手な区切りをつけてしまって
さよならと言ってみた気でいるくせに
捨てられなくてずっと愛してる
貴方の幸せを願えないならあたしだって
いなくなってしまえばいいよ


黄色のサンダル 冷えた爪先
白い犬の甘やかな瞳
大丈夫って貴方が言う度に
泣きたくなるの 怒りたくなるの
ちゃんと抱きしめてよって


全部 あたしのせいだよ
貴方のこと嫌になってしまいそうになったのも
ぶつかってしまうのも後悔してしまうのも
息をするたびに冷たくて痛いや
今日も夢に出てきてくれたら
眼を閉じるのも怖くはないのに

貴方の幸せを願えないならあたしだって
いなくなってしまえばいいよ






自責なんてまっぴらだ、と思う度に
自責じゃなきゃ生きていけない、と思う

私は私の弱いところを十二分に知っていて
それは貴方に対して怒ったり叱ったりできないことも含まれているような気がする

恋を忘れられないのも
全部私の所為。


今の私に書くことができる詩
今は現代詩よりも歌の気分で
それがとても安寧です



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