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#22 やって良かったな協力隊。私の思う地域振興エピソード(1)

ここまで、読んでくださった皆様ありがとうございます。
今まで、私がお伝えしたい「地域おこし協力隊」情報を好き勝手言ってきました。今回からは、私がどんなスタンスで「地域振興」を捉えているかが分かるエピソードを紹介したいと思います。

もうすぐ任期満了を迎えるにあたって、今、「地域おこし協力隊」としての、ちょっとした集大成的な企画を行っています。

その企画の一部として、この3年間で私が撮った地域の写真を地域振興センターで展示し、写真展を開いています。そして、この写真展を見に来てくださった地域の方へ、オリジナルポストカードを無料配布しています。

このオリジナルポストカードは、私が撮った地域の写真を印刷したもので、私が作りました。100均でインクジェット対応のはがきを買い、公民館のコピー機ではがき印刷しただけのものです。けれども我ながらいい仕上がりです。ナイスショットばかり。はがき代、印刷代は、活動交付金を使っています。

ポストカードの写真は、地域の名所旧所、自然の風景で、10種類ほど作りました。個人のもの、個人が特定できる人の写真などは使用していません。

その写真の中に、地域にある河川敷プールを写したものがあります。地域外、市外の方にも人気の天然の自然プールで、夏はとてもにぎわいます。

私の任期中は、残念ながらコロナで使用中止が続いたり、大雨で川が増水した影響で使用できない期間もありました。今もまだプールに泥がたまったままで、今年使用できるか微妙なところです。

そんな地域の河川敷プールを写したポストカードですが、ある地域の方が、写真展に来てくださり、このポストカードを選んでくれました。

「いいね~このプールの写真。こんな風に撮るとまた違って見えるわね。」
「ありがとうございます。我ながらナイスショットです。」
「私、これにしようかな。
 孫がね、このプール大好きでね。毎年泳ぎに来てたのよ。」
「そうなんですね!」
「んで、孫の誕生日が来月だから、誕生日カードとして、送ろうかな!」
「いいですね~!ナイスタイミング!私も嬉しいです。」
「じゃ、これもらうわね。」
「はい!来ていただきありがとうございます。」

私は、こんな会話が嬉しかったです。
ささいな一場面ですが、この企画に取り組んでよかったな。協力隊続けててよかったな、と思える出来事でした。

地域の人が、地域を改めて知り、その地域のことを身近な人に伝える。

私は、この積み重ねが「地域振興」につながると思っています。


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