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いつか迎える死のための(29)-必ずより困難な道を選ぶ-
5月4日(月)ゴールデンウィーク。昨日までの夏日から雨になり、今日は昼過ぎまでどんよりとした空がつづいていた。
この連休に入って、世間とますます隔離されたように思える。オンラインのミーティングはないし、仕事のメールも来ない。すっかり静かな日を数日重ねている。
身体にささったナイフを自分で引き抜くようにしてから1週間がたって、その出血の多さに自分で対処ができそうもなく、結局応急処置のようにもう一
いつか迎える死のための(27)-損なうことのない場所で-
4月29日(水)昭和の日という名称にまだ慣れず、今でも天皇誕生日な気がする春の一日。快晴。気温も上がって夏日に近い。またシーツを洗う。娘の部屋のぬいぐるみを干す。
昨日の落ち込みから一転して気分は悪くはない。天気は大事である。お日様が気持ち良いだけで、こんなにも気分が軽くなるのかと。ただ、世間は何も変わってはいない。連休の自粛要請が声高に言われる。
ひとつ投げた石が波紋となって、別の石の波紋と
いつか迎える死のための(26)-傷ついた動物のように-
4月28日(火)午後から急に雷雨になる。久しぶりの大きな雷の音。気温がぐっと下がってきた。雨の降っていた時間は短かったけれど、夏の夕立を思い出させるような時間だった。季節は移り変わっていっている。
お天気も不安だったこともあり、今日は一歩も家から出なかった。オンラインのミーティングもなかったので、化粧さえしないで、ただのんびりと時間を過ごしてしまう。こういう時になぜ人は粉物を捏ねたくなるのだろう
いつか迎える死のための(19)-Zoom飲み会の正しい方法を考えた-
4月20日(月)朝から雨が続いている。気温が低くエアコンの温度を上げて点ける。起きたらアレクサが黄色に点灯している。WiFiとの接続が悪そうなのだが原因不明。おはようっていうとおはようって答える。とりあえず息はしているようだ。Amazon Alexaがここまで生活の一部になっていると、単なる不具合なのに、体の調子でも悪い子供を心配するような気持ちになる。とりあえず再起動でいいかと思って電源コードを
もっとみるいつか迎える死のための(18)-薔薇のモイストポプリの作り方-
4月19日(日)快晴。気温も高く、お昼には20度を超えた。風もほとんどなく気持ちの良い日曜だ。こういう日は外出している人も多くなるので、家から出ないことにする。午前中は洗濯と掃除を。リビングに飾っていた薔薇が少し萎れてきたので、花びらをとって軽く干しておく。のんびりお昼を食べた後に、モイストポプリを作ることにする。
モイストポプリは、完全乾燥をしないで作る室内香の一種。塩で保存して熟成させるので
いつか迎える死のための(17)-Morgen! 明日もしくは未来-
4月18日(土)深夜から横殴りの雨が続いている。気温は低く、エアコンを点ける。お昼頃が雨のピーク。都内でも大雨警報が出た。この外出自粛で避難になることだけは避けたいと願う。夕方には一気に晴れてきて、前線の通過を実感する。
Morgenというリヒャルト・シュトラウス 歌曲をゆっくり聴きながらその歌詞を改めて噛み締める。Morgenはドイツ語で明日とか、朝とか、そんな意味だ。
ジョン・ヘンリーマッ
いつか迎える死のための(16)-ルームウェアとお取り寄せ-
4月17日(金)曇り。時々晴れ。これから夜は雨になるらしい。気温は低めでスプリングコートが必須。少し外に買い物に出るが、マスクがあると顔が暖かいことに改めて気がつく。夏になったらマスクは辛いだろうなとふと思う。布マスク2枚くるらしいけど。
全国的に非常事態宣言になったようだが、都内は変化のそれほど感じられない1日。駅前の人出も通常より少ないとはいえ、すれ違う人も多く、特に閑散とはしていない。あと
いつか迎える死のための(15)-アフターコロナと夢の中-
4月16日(木)晴れのち曇りのち小雨。朝から天気は良かったが気温は少し低い。夕方に小雨がぱらついて気温が一気に下がってきた。
ランチを買いに駅前に行った際、突然見知らぬ年配の男性から「携帯電話を貸してくれ」と頼まれる。無理ですと断って立ち去ろうとしても何度も声をかけてくる。小走りで逃げながら、すぐ近くの交番に事情を話しておく。女性警察官が見てきますね、と言って安心させくれる。何かをされたわけでは