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いつか迎える死のための(28)-快適さが裏目に出る-

4月30日(木)連休中日の平日。晴れ。気温がどんどん上がっていって25度近くになる。午前中のオンラインミーティングの後、娘を伴って業務用スーパーに買い出しに行く。この後の連休になるべく買い物に出なくていいように、肉類を買い込んでおくことにした。子供3人というより、大人が3人、幼児1人という食糧の買い出しはかなり大変だ。なるべく一人で買い物をするように、しかも3日に一回程度というお達しがでているが、大家族は大変な思いをするだろう。

大量の食材を買って帰り、昨夜の残り物で簡単に昼食を食べたあと、とうとう禁断の行いをしてしまった。

絶対にするまいと思っていた「昼寝」である。

この隔離生活が始まった時、何よりも最初に決めたのは規則正しい生活を崩さないということだった。オンラインとはいえ、普段とおりに業務ミーティングを入れたり、メールやドキュメントのやりとりもあるので、仕事中であることは変わりない。そこが「快適さ」を重視してレイアウトしたリビングやダイニングであるだけで。

これまで自宅は、リラックスのためにいるような場所であり、子供たちとのプライベートを満喫する場所であり、そして自分の好きなことだけをする空間だった。それなのに、今ではここが表に開かれたパブリックな場所になってしまった。

だからこそ、規則正しく生活をして、メリハリを付けようとしていた、のに。とうとう昼ごはんのあとソファに横たわって、寝てしまったのだった。小一時間ほど。幸いにも連休中の平日ということもあって、オンラインミーティングも予定しておらず、言ってしまえばまぁ気がゆるんでいたわけだが。これでは示しがつかない。

教訓。ランチ後はすぐに仕事をすること。ソファに座らないこと。コーヒーはパソコンを開いた横で飲むこと。快適さが裏目に出たリビングは、かといって仕事仕様にはしたくないので、まずはこのまま。

連休中は自分を甘やかすことにして、平日とのメリハリを。ゴールデンウィーク。家にいます。

日本の感染者数 14,153名。死者 439名。


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