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いつか迎える死のための(16)-ルームウェアとお取り寄せ-

4月17日(金)曇り。時々晴れ。これから夜は雨になるらしい。気温は低めでスプリングコートが必須。少し外に買い物に出るが、マスクがあると顔が暖かいことに改めて気がつく。夏になったらマスクは辛いだろうなとふと思う。布マスク2枚くるらしいけど。

全国的に非常事態宣言になったようだが、都内は変化のそれほど感じられない1日。駅前の人出も通常より少ないとはいえ、すれ違う人も多く、特に閑散とはしていない。あと2週間でゴールデンウィークだとは信じられない気持ち。

午前中のオンラインミーティング前に着替えるのを忘れていて、スウェットルームウェアで参加してしまう失態。午前中に洗面台とトイレの掃除をしていたので、完全に部屋着で洗える素材のものを着ていたわけで。化粧だけはちゃんとしていたので、なんとなくちぐはぐな印象であるが、男性ばかりのミーティングで安堵する。こう言う時に一人でも女性がいると、今日は随分ラフですねとあとでコメントをいただくか、または知らないところで渋谷さん今日は絶対ルームウェアだったと言われるか、または、こっそりと心の中のカテゴリ仕分けで「家では気が抜けているし、ミーティング前にバタバタしている人」になってしまう。女性の目は厳しいのだ。

家に長くいるようになって、このところ何を着たら楽しいかを考えている。ちょっと高めのナイトウェアをいくつか買ってみたし(これはこのままオンライン飲み会用)、逆にそのままランニングに行けるようなスウェットパーカのルームセットも買ってみたし、カジュアルなボーダーワンピースも。これまでは、オンとオフの差が激しかったのだが、中間的な要素を持つ装いが必要になったと感じる。

例えば、オンラインミーティングの後に昼食の準備と片付けをするなら、クリーニングしか出せない服では厳しいし、それから家でストッキングを履かなければならないようなオフィスワンピースやタイトスカートも何か違う。

トップスはきれい目のカーディガンで、ボトムはデニムのスカートとかが今のところ最も汎用性が高い。そのまま近所に買い物にも行けるし、カーディガンを脱いでTシャツだけで台所仕事もできる。

引きこもっているのでフィッティングをあれこれ楽しむ洋服の買い物もできないので、カジュアルなものを通販するのが関の山という事情もあるし。

問題は体のラインが出るものを着なくなり、引きこもりで美味しいものばかりをお取り寄せするのが楽しみすぎて、ボディラインに緊張感がないことである。

いちごもおいしい季節で今日も食べ過ぎてしまう。

アフターコロナで服が着られないなんてことがないように、そろそろギアチェンジをするため緊張感あるルームウェアを考えるべきかについて考察する方向で調整を始める見通し。

日本全国に出された非常事態宣言もこんな風に回りくどく説明されていたのだ。初めは。本当はルームウェアどころじゃないのかもしれないし、これから地方発送のお取り寄せも難しくなるのかもしれない。

でも、この日記のはじめに自分で決めたように、ただ暗く辛い日々だけにしたくはない。私は私の生活を、人生を、楽しむ。

日本の感染者数 9,803名。死者 198名。



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