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いつか迎える死のための(15)-アフターコロナと夢の中-

4月16日(木)晴れのち曇りのち小雨。朝から天気は良かったが気温は少し低い。夕方に小雨がぱらついて気温が一気に下がってきた。

ランチを買いに駅前に行った際、突然見知らぬ年配の男性から「携帯電話を貸してくれ」と頼まれる。無理ですと断って立ち去ろうとしても何度も声をかけてくる。小走りで逃げながら、すぐ近くの交番に事情を話しておく。女性警察官が見てきますね、と言って安心させくれる。何かをされたわけではないにしても、やっぱり恐怖はある。気をつけたいけど、気をつけようもない。

一方で、見知った人からの恐怖という出来事もある。事実を湾曲して捉えられ、言われのない言及を受けると、言い争いたいような、放っておけばいいという気持ちとが混ざり合って、こちらも気持ち悪い。

コロナが怖いと言った時に、具体的な方法をしっかり連絡された際には、いやそうじゃないよ、怖いよねって言って欲しかっただけだからなんて思ったけど。実際はそれが正解だし、共感されたところで何の進歩もないことを改めて思ったわけで。

夢の中で同じシチュエーションを見た。

長い廊下の先にだれもいなくて、怖くて、怖いって口に出してみたら、具体的な解決策がLINEで送られてきて、何も変わらなかったけど、それでも心強い気持ちになった。

この長い回廊の先に、何か自分の欲しいものがあるとしたら、何を描くだろう。今何を欲しているのだろう。自分をもう一度見直したい。アフターコロナを考えるってそういうことだ。

何がほしくて、何が必要ないのか。
今まで見ないようにしてきた自分の欲望や、夢や、諦めてきたものを、一度呼び戻してみようと思う。

したいこと。したくないこと。会いたい人。なりたい自分。

今本当の意味で、人生は一回しかないんだなと思う。それは誰にも奪われたくない。わけのわからないひとに大事なものは差し出せない。不本意に他人に損なわれたくない。ウイルスのせいにもしたくない。
『Less is more』
精査し、整理する。本当に大事なことはそう多くない。


日本の感染者数 9,291名。死者 191名。




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