#エッセイ
「フライドポテトが冷えると美味しくありません」と言えない関係
深夜残業が確定したので、経営者が一人につき1,000円ずつ夜食代をくれました。こういうのはほんとうに有りがたい。
小麦粉がダメなわたしは、お寿司、インスタントのフォー、お惣菜を買って美味しくいただきました。
先輩が買ってきたのは、マックのハンバーガーやフライドポテトなど。あまりの良い匂いに、食べ終わったばかりなのに食欲をそそられてしまいました。
それで、すぐに先輩は食事を始めるのかと思ったら
ベトナム・ダナンで経験した「自分のあたりまえが誰かの当たり前ではない」ということ。
もう6年も前になる。僕は人生の大きな分岐点に突然立つことになった。それはお世辞にも褒めらるような行動を主体的にしたとはいえないが、20年間生きてきたその価値観を一変されることになった。
「自分のあたりまえが、誰かの当たり前ではない」世界。それは僕にとって、あまりにも衝撃的な出来事であり、この経験がなければ、今こうして「社会課題」と向き合って、仕事をしていることはなかったと断言できる。
そもそも