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140字の小説集

200
140字の小説を集めてみました。(それ以外の短編もあります) お時間がお許しならば、少しでもお立ち寄りください。 このマガジン、読めば笑顔になるかもです。 笑いはあなたのお薬です… もっと読む
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#どうでもいい話

花粉症の季節到来(140字の小説)

花粉症の季節到来(140字の小説)

花粉は人を悩ます。
僕もその一人だ。
くしゃみは連発し、目は痒くてたまらない。
花粉って本当に迷惑だ!

でも、花粉が無いと植物は受粉出来ない。
木々、植物が無いと動物は生存出来ない。
自然の道理だ。

それに、花粉は人間には無害と聞いた。
無害な物を敵と見なし異常反応する愚かな体
それは、僕の事か?
#シロクマ文芸部

真実と事実(140字のボヤキ)

真実と事実(140字のボヤキ)

真実を知らずに、
噂話を真に受けて意見してくる馬鹿がいる。
真実と事実は違う。
たとえ事実であっても、
報道の順番を変えたら
真実にはならない。
ましてや噂話である。
人の感情が入り乱れて伝わって行く。
それを鵜呑みにし、自分なりの答えを出す。
そして自分は正義と思って勘違いしている、愚かな人よ。

あほやん 同情する(140字の小説)➕追加(160字)

あほやん 同情する(140字の小説)➕追加(160字)

女の子が泣いている。
その激しい泣き声は、尋常な悲しみでは無い。
心の闇が深いのであろうか?
人に解らない悲しみが彼女を襲っているのか?
僕は幼女に近づき笑顔を見せる

「どうしたの怖い事あったの?」
と、優しく聞く僕を睨みつけ幼女は言う
「同情するなら金をくれ」
聞いた言葉だ!
安達祐実の名言か!

追加
「同情するなら金をくれ」と言われた僕は、
その言葉通りに千円札を差し出す
知らぬ顔で首を振

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ウイルス兵器(350字の小説)

ウイルス兵器(350字の小説)

私はウイルスの研究所に務める
若き天才科学者だ。
ウイルス兵器の開発に全勢力を傾けている。
核は所持しない為、
ウイルス兵器が軍事上必要となる。
ウイルス兵器は核兵器同等の悪兵器である。
使い方を間違えると人類滅亡の恐れがある。

人類を滅亡に追い込むウイルスは、
私は容認出来ない。
ウイルスに細工を施し、
人間に有益になるウイルスを開発した。
これを世間にばら撒けば、
ウイルスが脳内で増幅し

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良いニュースと悪いニュース(140字の小説)

良いニュースと悪いニュース(140字の小説)

「いいニュースと悪いニュース
どっちから聞きたい」
と、聞かれた。
「どっちでもいいよ」
と、冷たく言う
「じゃあ、悪いニュースから言うね
昨日彼女に振られたんだ。
これが悪いニュース」
と、何故か嬉しそう
「いいニュースは直ぐに
その妹から告白されたの」

そんな話、
見知らぬ男に突然言われても困る?!

あほやん 楽になりたい!(140字の小説)

あほやん 楽になりたい!(140字の小説)

「苦あれば楽あり」何て言葉は嘘だ。
僕には「苦の後も苦」だ。
楽になった事は一度も無い。
こんな人生希望が無い。
…いっそうの事、死んで楽になろうか!…
と。
だが死んでも楽にはなれない!
と、云う事を気づかされる。
生きていて楽しみを求めていた方が増しだったか!

今でも、僕は地獄で苦しんでいる。

最後のドライブ(300字の小説)➕追伸

最後のドライブ(300字の小説)➕追伸

最後のドライブも雨が降っている。
思い出せば、彼と初めて逢った時も雨が降っていた。
私達には雨が似合うのかも知れない。

今日でお別れしないと、辛くなる。
だけど彼の笑顔は、いつもと変わらず優しい。

彼との付き合いは三年前から。
でも、今日でお別れ。
私には別の人生が待っている。

…ごめんなさいね、貴方。貴方と結ばれる事ができなくて・・…
と、心の中での謝罪では、届く事が無い。

「ねえ、何処

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あほやんが動きだす(140字の小説)➕追伸(60字)

あほやんが動きだす(140字の小説)➕追伸(60字)

夜中に目覚めて、あほやんが動き出す
まだまだ寝なければいけない時刻なのに、
あほやんは動き出す
何の使命を持っているのか?

あほやんは何も応えずに、動きだす。
それを見ている僕は、あほやんの行動を小説に書いている
「僕も寝る時間でしょう!」と、自分に問いかけながら、
この馬鹿小説を書いている。

追伸
あほやんって私の分身か?
いや、私の事である
こんな真夜中に目覚め、くだらない事を書いている

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あほやん ラブレター編(140字の小説)

あほやん ラブレター編(140字の小説)

最近、誰かに監視されている
私の後をつけられている
怖いので私は友人と共に過ごす

ある日見知らぬ男が、私に声を掛けて来た
…タイプだわ、イケメンこの人がストーカーだったの?…
と、私は喜びの声を秘める
男は私に恋文を渡し去って行く

手紙の宛先は友達だった
私の側にいつも居る娘
#超ショートショート

あほやん 人間のサガ編(140字の小説)

あほやん 人間のサガ編(140字の小説)

僕はお金に縁が無い。
お金持ちになった事は今まで無い。
でも、貧乏になった事も無い。
いつも平凡に生きている。
一攫千金を狙い宝くじを、たまに買う。
今だに当たったのは、300円。
当たらないと解っているのだが、ついつい買ってしまう
人間の悲しいサガか?

円に縁が無くても、僕は今日も生きている。

あほやん 手前味噌のココア編(140字の小説)

あほやん 手前味噌のココア編(140字の小説)

ココアの程よい甘みと苦味が、私の心を癒してくれる

純ココアがある
純ココアだけでは苦い
その為、美味しくするには工夫がいる
本来苦い飲み物を私の好みの味にする
自分の淹れたココアは本当に美味しい
と、いつも思っている。

人の評価など気にしない

小説も自分の小説が面白い

いつも「手前味噌」の私です。

追伸
今日はココアの日らしいです

コーヒーと紅茶とココア(140字の小説)➕追伸

「コーヒーと紅茶どっちが好き?」と君が聞く
「コーヒーかな」
「私は、紅茶が好き。
レモンティーの似合う女になりたいの」

「僕はココアが好きだ。
甘くて飲むとホッとするココアが好き」

「ココアが似合っているわ。貴方アマちゃんだし」

「ありがとう、褒めてくれて」

「貴方のそこがアマちゃんなのよ」

追伸
実際にあった話です。
#シロクマ文芸部

運命の赤い糸(140字の小説)

運命の赤い糸(140字の小説)

「運命の赤い糸」あるのなら結んで欲しい。
結婚できない私には赤い糸が無いのか?
どの様にすれば結べるの? 
縁結びの神に頼むのか?
悩んでいた時、縁結び神が現れる。
「君は床屋だろう
お客様の髪と一緒に赤い糸まで切ってしまった事を
覚えて無いのかい」

そう言えば以前、左の小指を切断した事がある。

噂の廃墟ビル(140字の小説)

噂の廃墟ビル(140字の小説)

噂の廃墟ビル
僕は友達に肝試しに誘われる
友は豪傑、僕は臆病
恐る恐るビルの階段を登って行くと
壁の落書きに、人の名前が書いてある
イタズラに僕と友達の名前を書いてみる
結局何も起こらない
何も起こらずホッとする
お昼に入れば怖く無い!

だが、次の日友達は死んだ!
突然
「明日はお前だよ」の声を聞く!

追伸
この140字の小説を、もう少し広げて短編小説を書こうと思います。
いつもの様に思いつく

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